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喋りが残念に思う人の3大パターン。

ゲイドルのぽたろうです。
ちょっとした一言で揚げ足を取られかねない時代。
記録が複製され保存されるというのは非常に怖いものです。

私は俗に言うコミュ障である。色んな人と接していくなかで、コミュニケーションについて物凄く考えるようになりました。
そこでまずは、正攻法として、自分がなんだかなあという事例を挙げて、反面教師としていくことで、他山の石にしたいなあと思う次第です。

1.接続詞には気をつけよ

接続詞を使うのが下手な人は、損をしています。
私が残念に思う表現を2つあげます。

①言い訳がましく聞こえる表現
(頻出ワード)前から言ってますけど、しているわけでありますが など

②複雑に(尤もらしく)聞こえてしまう逆接表現
(頻出ワード)逆に言うと、裏を返せば など

最初の言い訳がましく聞こえる表現は、テレビ番組や政治家の発言で良くみかけます。
視聴者が途中から見るかもしれないとか、メディアにどこを切り取られるかわからないといった不安から予防線を貼りたい気持ちはわかるのですが、それって本当に必要と思うくらい過剰なまでに多用する人をみると、もっとシンプルに出来ないのかなあ、って思うのです。
私の少し前までの上司がこのタイプで、折角ちゃんとやっている部分もあるのに、顧客に言い訳がましいと思われていたとしたら、すごく損だなと思いました。信頼関係は目には見えません。コミュニケーション、コミュニケーションってよく言われるけど、結局なんのことか、自問自答の日々です。
言い訳表現を使用してまで相手に伝えることのメリットを考えましょう。

私の周りに「逆に言うと〜」を連発する人がいました。
本人は反論したり尤もなことを言っているつもりなのですが、中身がそこまで伴っていなかったりする(から使用するというのもあるかもしれない)。
逆接はクセになるので気をつけたほうがいい。
「逆に〜」を2回繰り返すと、裏の裏は表ですから〜残念、と波田陽区が出そうになるのを毎回抑えてその人の話を聞いていました。

どちらにも共通するのはシンプル思考。
相手に物事を伝えたいと思うのならば、表現を削いだり、身近な具体例を出したりすべきで、自分を守るための空虚な装飾に力を注ぐべきじゃない。

もうひとつ言えるのが、多用は毒薬ということ。
ここぞというときに使えば効果的な表現も、使えば使うほど効果が薄れて、下手するとマイナスになります。
薬と同じで、用法・用量を守ることが大切なのです。

2.主語には気をつけよ

これも2パターンあります。

①主語が曖昧

②主語が大きい
(頻出ワード)政治が、社会が、みんなが など

主語が曖昧というのは、省略できてしまうがゆえの弊害でしょうか。
明示的に示さずに察してください、というのは一方的な要求でご都合主義以外の何物でもありません。

先行き不透明な状況下では仕方がないのかもしれませんが、主語の大きなコメントが増えてきているような感触があります。
我々も気をつけないと、気づけば社会がとか、みんながみたいなことを言いがちです。本当にそうなのか。個人の願望を歪めてはいないか、大きな主語は必要なのかといったこともきちんと見つめ直しましょう。

話変わりますが、私は個人が声をあげていくことは良いことだと思います。否定はしていません。どんどん上げていきましょう。
でも、個人の意見です。伝聞であれば、そう表現すべきです。
間違っても社会の総和だと偽ってはいけません。正直になりましょう。

そして一番厄介なのは、「主語が曖昧」と「主語が大きい」のダブルパンチですね。二つが重なり合うと、傍目には美しく見えてしまうから危険です。
内輪という言葉がありますが、コンテクストを共有する、もしくは共有した気になっている、はたまた、共有した気にさせるというのは、やもすると洗脳に至る可能性を秘めています。
使用する場合は勿論のこと、使用される場合も細心の注意が必要です。

3.修飾語には気をつけよ

私も修飾語を多用する性格なので、戒めをこめて。
実はこの文章を書く前の私はどうだったかというと、げに恐ろしや。

(修正前)私もついつい修飾語をたくさん使ってしまいがちなので、半ば戒めを込めて綴ろうと思います。

(修正後)私も修飾語を多用する性格なので、戒めをこめて。

言い訳がましい人や見栄を張りたい人は冗長になる傾向があります。
喋りでも同様です。これらのことは文章を書くうえでも喋るうえでも本質は変わらないと思います。
喋るときも、1行の文字数は注意してみましょう。後は、喋るスピードにも気をつけてみましょう。それだけで見違えるほど変わります。
喋りは段取りがすべて。お笑い芸人や俳優さんもリハーサルしますよね。

自粛生活が続き、一人暮らしで人と接する機会が激減中のゲイドルがお送りしました。人と会話したくて仕方がない。

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