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イメコン迷子に捧ぐ、楽しいイメコンとの付き合い方:後編

さてさて、それでは早速「楽しいイメコンとの付き合い方」後編です。

前編はコチラ▼
https://note.com/potarina/n/n44c408c1c9a2

「得意/苦手」の分析以前に、まず着てみた方が良い理由。

前編で暑苦しく書かせていただいた通り、一枚のお洋服を色々な角度から検証してみたら「実は似合う」理由が説明出来ること、多々あると思うんです。

・ヨレヨレのTシャツは似合わないはずだけど、柄が私の顔に合う要素
・ジャストサイズは似合わないはずだけど、肩幅と袖丈の具合が絶妙に私の骨格に合う要素
・この色は似合わないはずだけど、○○とコーディネートするから似合う

みたいに。

でも。でもでもでもでも。

自力じゃ正確に分析出来ない問題。

───これですねん。

経験豊富なコンサルタントさん・アドバイザーさんにショッピング同行していただくなら、がっつりロジカルに「似合うもの・得意なもの」を分析して勧めていただけるだろうし、それってめちゃくちゃ有益な体験。
私自身も、出来れば一度体験してみたいと思っています。

がしかし、自力でのお買い物で それと同じだけの分析が出来るか───というと、

うわああああん!(パニック!)


作り手側は、「スプリング/ストレート/エレガントの人に合せたお洋服を作ってあげよう!」とデザインするわけではないので、どのお洋服にも少なからず 得意要素/苦手要素が混在しているはず。

その各要素を、店頭にあるお洋服一枚一枚「この襟ぐりは似合う」「この肩幅は苦手」「この柄はまぁまぁ」「この生地感は無理」・・・と細かく分析し、「自分のタイプにどれだけ合致しているか!?」と考えながらお買い物したとしたら───

脳みそプシューーーー!なります、私。

そして、無理にそんな分析をしながらお買い物したとしたら、恐らく一番大切な「新しいお洋服を選ぶことを、楽しむ。」という部分が置いてけぼりになっちゃう気がしていて。

「その服を着た自分が好きか。」は、本人にしか判断出来ない。

じゃ、どうやって選ぶねん。という話ですが。
まずは自分の心を信じて、従ってみるのはいかがでしょうか。

「ファッションが苦手」「自分のチョイスに自信が持てない」という方だったとしても、

ある服を見て、「良いな!」と思うか
その服を着た自分を見て、「わ、素敵!」と思うか
その服を着た自分を見て、気分が上がるか
その服を着てみて、心地良いか

というところは、ご自身で判断出来ると思うんです。
というかむしろ、ご自身以外にそれを判断出来る人はいません。

だからまず着てみて、ご自身の心と素直に対話してみて欲しい。
ご自身の感覚を認めて、信じてみて欲しい。

あれ?なんかこれ、「ファッションの自己肯定感」みたいな話になってます?

「可愛くてごめん」に学ぶ、ポジティビティ

娘が大好きな「可愛くてごめん」を聴くたび、「ホンマやで!あんた、ええこと言うなあ!」とめちゃくちゃ共感してしまうのですが、あの歌の彼女はまさに、自分の心にしっくり来る装いをポジティブに楽しんでいます。

「周りに何と言われるか」で服を選ぶのではなく、自分に理不尽な我慢はさせたくない、と好きな装いを楽しむ。それって最高に素敵やないの!

このくらいポジティブに、自分の心に素直でありたい。
自分が「好き!」と思って買ったお洋服を、自分が「これ素敵やん!?」と思ったコーディネートを、自分自身が認めてあげなあきまへん〜〜〜!

と、思う次第であります。

(ああもう、何の話やねん、これ。)

自分の心に従ったその先にこそ、イメコンの有益さが。

まずは自分の心に従う。心にしっくり来るものに素直に。

それが大前提としてあって その先でイメコンの助けを借りられると、お洋服はもっともっと楽しくなる。
それが、私の思う「イメコンとの楽しい付き合い方」。

ここからは、実際に私がどんな風にイメコンを活用しているか。をご紹介します。

あれもこれも欲しい!でも、ひとつしか買えない。

例えば、心にしっくり来て「はぁーーーー!素敵!」と思える服が、同時に3着見つかっちゃった時。
でも、予算的に1着しか買えない。さあどうするか。

という時に、イメコンという "情報" を、選択の際 "指標" として活用出来ると、すごく納得のゆくお買い物が出来るんです。

✔「この色は自分の得意カラーだから、顔映り良く美人に見えるわぁ♡」
✔「この形は骨格にピッタリだから、スタイルが2割増しに見えるわあ♡」

とか。
そしたら、じゃあ、今自分が求めているのは

・顔映り良く美人に見えることなのか
・スラっと2割増しスタイルに見えることなのか

───どーーっちだ?!と自問すると、何を選択すべきか見えてくるんですよね。(もちろん両方叶っていれば尚良し。)

3着とも自分の心に素直にピックアップしたものなので、どれを選んだって気分が上がることは、間違いなし。
その前提があった上でイメコンを活用して、「理想の方向」に持っていける選択が出来れば最高やん!?

と思うエミッコです。

諦める時、断捨離する時の理由づけに。

先述のバージョンとは逆で、

諦める時・手放す時に、イメコンに背中を押してもらう。

という使い方もあります。

マネキンが着ているのを見て「すっっごい素敵!超好み!!!」と一目惚れ、早速試着!───したら、あれ・・・?なんだか違和感・・・マネキンと私と、だいぶ印象違うな・・・

みたいなこと、ありませんか。

でもモノ自体はめっちゃくっちゃ素敵だし、こんなお洋服、他にないもん。これを逃したら二度と出会えないかも・・・えー、欲しい。えー、でも、なんか違うんだよなぁ、どうかなぁ・・・、えー。モヤモヤ。

ってな時。そんな時には、

「あー、柄も色も、イメコン的に苦手なやつかぁ。だから違和感あるのかなあ。まあ、だったら、諦めるか。」

という風に「未練を断ち切る理由」として用いてみたり。

あとは、断捨離の際に、
「ほら、これ、形が苦手なやつやわ。だから、お気に入りやのに着てないんちゃうの?もっと似合う人のところに、お嫁に出しても良いんちゃう?」背中を押してもらう。というのもアリです。

スタイリングの参考に。

あとは、ときめいたお洋服を買って帰ったあと、それをどうスタイリングするか!?という時に使うのも◎。

イメコンは、似合う色・形・雰囲気だけでなく「似合うスタイリング」も示してくれますもんね。

例えば私は、スウェットに華やかなスカートを合わせるのが好きですが、それってイメコン的には「苦手なアイテムに得意なアイテムを合せて、バランスを取っている」と言えるかも。

私はポルシェ1台分以上のお金をかけて「私は、スウェットをこう着ると似合う。」ということが直感的にわかる術を身につけましたが、ポルシェをショートカットして「自分が素敵に見える着こなし」の引き出しを増やせるのがイメコンの良いトコロ。

ただこれも、無理して心躍らないスタイリングまで試す必要はなく。
あくまでも、自分の気分が「これやってみたい!」と思うスタイリング例を取り入れる。というカタチで。

ちなみに、このプロセスが逆転すると地獄。

そうそう。
↑のプロセスが逆転して、最初から

「いやいやいやいや!これは私の苦手なタイプやから!めっちゃ素敵やと思うけど、イメコン的に無理なやつやから!あかんねん!!」

と、試すことすらしなかったら───

もしかしたら着てみたら すごく心にしっくり来るかもしれないし、「一見、イメコン的にNG」に見えて実は「細分化して分析すると、似合う要素がたくさん隠れている服」かもしれないのに、その可能性を自ら潰してしまうことになります。
それは・・・もったいないが過ぎる〜!

もし試着してみて「なんかときめかないな。」と思ったら、スーっとラックに戻せば良いだけのこと。だからどうか「似合わないはず」「着たらアカン」と決めつけないで欲しい。

だって私、スウェットだけでなく、エレガントとは程遠いボロッボロのズボンだって、結構イケますよ。
パーソナルカラーに全くマッチしていない 淡いくすみイエローのドレスも、着るたびに必ず褒めていただきます。

それらは、もし私が「イメコン的に似合う条件」にこだわっていたら、絶対に出会えなかった服たち。
そして、「その服が似合う自分」にも出会えないままでした。

結論:”良いトコ取り”でワクワクしよう。

占い、皆さまは信じる派ですか?
私は、良いコトが書かれていたら「やったー!イェス!」と信じ、悪いコトが書かれていたら「・・・ほう。」くらいで流す、良いトコ取りタイプです。笑

イメコンもこれと同様、
「あなたには○○が似合いますよ!」と言われたら

おおおお!そうなの!?今まで着たことなかったけど、似合うんなら試してみようかしら。またオシャレの幅広がるわ!ワクワク!

と全力で受け入れますが、逆に
「あなたは○○が苦手ですよ!」と言われても

・・・さよか。覚えとくわ。

くらいの気持ちで、重く受け止めずにおります。

「好きなのに!気に入ってるのに!あれもこれも、似合わないの!?ダメなの!?」なんて思う必要、ないと思うんです。

だってそれらは、その時の自分が「これを着た私って、素敵だな。」と思う”何か”があって選んだのだから、それはもう絶対に素敵なのです。
それを否定する必要なんて、あらしまへん。自信持ちなはれ!と言いたい。言っちゃった。

そろそろ1万文字なので、続きはまた今度。

気付けば、前後編あわせてそろそろ1万文字。

お前は駄文で本でも出版する気か───?みたいになってまいりましたので、ここらで一旦お別れしまして、続きはまた後ほど、需要があれば・・・にしたいと思います。

ちなみに、まだ書きたかった内容は

✔ファッショニスタはイメコンやらない説
✔通販で買ったもの(試着していないもの)がしっくり来ない場合
✔顔タイプエレガントの私は、公園でもデカいジュエリーをつけるべきか

などなど。

「お!それ読みたいわ!」というのがあれば、コメントでお教えいただければ嬉しいです。

ではでは!
長々とお付き合いいただきまして、本当にありがとうございました〜!


追伸:私のファッションコンサルは、これらの考えをもとに行っています。

最後にちょこっとだけ宣伝させていただくと、私のファッションコンサルサービスは、これらの考え方に基づいて行っています。

イメコンの診断結果をご存知の方には、予め診断結果をお伺いします。
が、それよりも、ご本人が「ウヒョー!これ着てる私、好き!」「これ、着たい!」と心が赴く方向を重視。
そしてその上で、自分の中に蓄えまくってきたバランス感覚をもって、その方によりフィットする着こなしに整えたり、買い足しのアドバイスをさせていただくような感じです。

メニューは(月ごとに若干変動しますが)

✔30分間、なんでも相談コース
✔お客様のお手持ちアイテムで、全身コーディネート大会
✔お客様にフィットする、買い足しアイテム提案
✔イチ推しの古着アイテム提案
✔京都限定・ショッピング同行(古着/新品どちらでも)

という感じ。
ショッピング同行以外はビデオ通話でのサービスが基本なので、遠方にお住まいの方もOKです。

もしご興味を持っていただけましたら、InstagramのDMより、お気軽にお問い合わせくださいませ〜♡

Instagramはコチラから▼
https://instagram.com/potarina?igshid=ZDdkNTZiNTM=


というわけで、今度こそ失礼いたします!
ほなほな〜!



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