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右脳vs左脳 これからの未来に必要なのは・・・?

中学校や高校で学ぶ「主要5教科」という言い方は皆さん耳にしたことがあるでしょう。その5教科とは、「英語」「国語」「数学」「社会」「理科」です。
芸術系の大学でない限りは通常この5教科の中から試験が行われます。
それに対し、上記以外の教科、実技教科と呼ばれますが「技術/家庭」「保健体育」「美術」「音楽」なるものが存在します。主要5教科に対し、やや皮肉のように「不要5教科(技術と家庭を分ける)」と言われてしまうくらい、特に進学校になるとその扱いは低くなり、生徒も真面目に受けなくなる傾向があったりします。大学に行きたい人にとっては、テストにならない教科ですから、当然といえば当然です。

さて、タイトルにある、「右脳」と「左脳」ですが、それぞれ使われる能力が異なることはご存知の方も多いと思います。キーワードで表すと、、、

  • 左脳・・・論理的、記憶、分析、言語

  • 右脳・・・直感的、感情的、イメージ、音楽

このように能力が分かれると言われています。誤解を恐れずざっくり分けてしまうと、
主要5教科=左脳
実技教科=右脳
に分けられそうです。
つまり、「左脳を鍛えればいい大学に行ける」ということです。

しかし、今、IT技術の発展により、どんどんいろんなことを、AI(人工知能)がやってくれるようになっています。
このIT技術でできること、得意とすることは何でしょうか?それは、左脳分野の内容がほとんどです。
例えば、
「記憶力」・・・すでにコンピューターを超えることは人間には無理です。
「言語能力」・・・完璧な翻訳はできなくとも、あらゆる言語が一瞬にして翻訳ができる時代になってきています。
「計算能力」・・・コンピューターより正確に早くデキる人は存在しません。
つまり、主要5教科で学んでいることは、ほとんどがIT技術でカバーできており、もはや無理に覚える必要などないのでは?と考えてしまいます。

逆にAIが苦手なことといえば、モノの判別だと言われています。例えば、犬の絵や写真/動画を「犬」と判別するのはとても困難と言われています。人間にしたらとっても簡単なことなのに、AIにはとても難しいことです。
モノマネ芸人さん、私達が見ると「似てる!」と思って笑ってしまいますが、AIには完全に別物と扱ってしまいます。もちろん「笑い」の感情も理解されません。
また、モノを見て「かわいい」「美しい」「汚らしい」などの感情をAIが持つことは、現在の技術ではなし得ていません(必要かどうかも含めて議論が必要でしょう)。

今、私が感じているのは、これからの未来、「不要」と言われてしまった実技教科こそ、主要になってくるのではないか?ということです。
わかりやすく伝える力、感情を汲み取ったマネジメント、解決に向けた交渉、、、いまの仕事でも「右脳のチカラ」の必要性を感じています。なので、私は絵やデザインについて学び始めています。
みなさんも右脳を鍛えることを初めてみませんか?左脳を鍛えるのはあまり楽しいものではないですが、右脳は楽しいですよ!

最後に、オススメの書籍を紹介します。
「脳の右側で描け」ベティ・エドワーズ著
描くことが苦手だと思っていた私に、自信をつけてくれています!


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