目覚める死生観

当時小学生の私は夏休みの地区の行事で

山々の間にあるような川で川遊びをしていた。

周りの連中が大きな岩から川に飛び込んで遊んでいた。

たいして高くもない高さだけど。

試したくなった私が近くの岩から飛び込んだ時

川の地形のせいかそこだけ水の流れが勢いよく

あっという間に私は溺れて流された。

死ぬ前、走馬灯のように

いろいろ思い出したりする回想シーンは

マンガとかで読んだ記憶はあっても

川で溺れて流されてる時に

そんなことを回想するとは思わなかった。



ぐるぐる体は回りながらも

そのまま足がつく所まで流されたので

助けてもらうこともなく自力で助かった。


あぁこのまま無抵抗なまま死ぬんだって

考えてる時間があったこと、

そこが私の死を意識した瞬間。

誰かの死よりも

自分の死を意識した夏だった。


それ以来、川遊びは怖くて

プール以外では泳がなくなったけど(;´д`)











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