なまもののトラウマ

私はなまものが苦手。

小さい頃は食べるか食べないかの選択肢しか無いから

我慢して食べていたけれど食べなくて良いなら

食べたくない。

刺身も定期的に出てくるので苦痛だったし

卵かけご飯も白身がとにかく嫌だった。


小学生時代に母親が兄の同行で居なかった時があった。

父親が残った子供達に卵焼きを焼かせることをしたのだが

私が卵を割った時に床に落としてしまった。

父親は躊躇なくその生卵を口で吸い

フライパンにINした。

もう吐き気とかいろんな感情が入り乱れて

とにかく絶望的な時間を過ごした。

そんなこともあってか卵かけご飯も
思い出してしまうので食べたくないし

大人になっても生卵は苦手のまま。

トラウマを植え付けた父親は
もうとっくに亡くなっているけれど
私のトラウマは消えないままである。

その前に父親に対しての嫌悪感というのが
強かったというのもあるのだけれど。






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