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あなたの「その褒め方」は間違っているかも ♯1

その褒め方は間違っているかもしれない!

昨今の子育てにおいては、「褒めること」を大切にしている傾向があります。

昭和や平成初期の頃のように、「厳しく躾けて育てる」と言う方針をとるご家庭はかなり減ったように思います。

それよりも、子供たちの個性を大切にして、できるだけやる気やモチベーションが維持するように、「褒めて伸ばしていく」スタイルが取られるようになってきました。

これはご家庭の子育てでも、教育現場でも同じです。

教育現場でもまた、「叱る」よりも「褒める」ことに重きをおいて、個性を尊重した教育を実施していくことに偏り出しています。

しかし、この褒めると言う行為。

意外と難しいところもあり、単純に褒めていても、子供の成長につながらない場合が多々あります。

はっきり言います。

やってはいけない褒め方と言うものがあります。

これらのような褒め方をしている方は、気をつけたほうが良いです。
お子さんが想定外の成長を遂げるかもしれません。

皆さんのお役に立てれば幸いです。

1. やってはダメな褒め方その①「とりあえず褒める」

一つ目のやってはいけない褒め方は「とりあえず褒める」です。

極端な話をすると、「1+1」の答えがわかったことについて褒められても、全く嬉しくないですよね。

子供は「そんなもん誰だって当たり前にできるし。。。」となって、本当に親が心から誉めてくれているのか疑いの気持ちを持ってしまいます。

流石に「1+1」で盛大に褒める人はいないと思いますが、「褒めよう褒めよう」とばかり考えていては、子供本人の「誉めてもらうに値すべき基準」を大きく下回った状態で誉めてしまうことが多々あります。

それを続けてしまうと、子供からすると「鬱陶しくなってしまいます。」

また、この人は「褒めようとばかりしているのであって、僕が実際に何をやっているのかはあんまり関係ないんだな。。ちゃんと見てくれていないのかな」

と悲しい気持ちになる時もあります。

この行為は「理由もちゃんと聞かずに頭ごなしに叱る」と言う行為と本質的には同じです。

プラスの行為かマイナスの行為かの違いはありますが、

本質的には「子どもをきちんと見ていない」

と言う点で同じなのです。


保護者や教師がやるべきことは

まずは「きちんとその子が何をやっているのかを見ること」です。

それをしっかり見た上で、褒めるべきことをやっていれば、その行為について誉めてあげてください。

そうすることで、子供は「自分のことをよく見てもらえている。」「自分がやったことが褒められて嬉しい!」と言う感情になるのです。

皆さんが子どもを正しく褒め、子どもたちが健やかに育っていくことを望んでいます。

それではまた明日!

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