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最もシンプルなランニングシューズの選び方

どうも、経営者の集まりに行くと大きな会社の経営者が「御社の売上どのくらいですか?社員数は?」とマウンティングしあっているので、「マラソンの自己ベストは2時間34分です」とマウンティング返しをしている成瀬です。コレでバッチリと仕事の話をされなくなりますので、参考にしてください。

さて、今日はランニングを始めたばかりの初心者から「どんなランニングシューズを選んだら良い?」という質問をよく受けるので、「このnote読んどいて!」でOKなことをまとめておきます。

ランニングシューズは進化しまくっている

僕は、中学から大学院までの11年間陸上競技に打ち込んでいました。箱根駅伝というお正月のTVの主導権を握る番組にで出て、モテモテになる計画だったのですが、夢叶わず廃人と化し、「もう二度と走るか!ボケぇ!」くらいに思っていたのですが、ひょんなことから10年のブランクを経て、市民ランナーとして再び走り出し7年目です。

↓なぜ、走ることになったかは下記をお読みくださいませ

僕が現役の時は、ランナーと言えばランニングシャツにランニングパンツ。シューズはとりあえず「本気ならasics」という感じで、カッコつけるとしたらせいぜい黒いくるぶしソックスを履くくらいでした。

ところが、僕が非ランナーの10年の間にランニングブーム的なものがやってきて、ランニングギアも超進化していて、市民ランナーのオサーンも、若い女の子とInstagramで「#ハシリマシタグラム」的な交流とかしちゃっているわけです。

↑Instagramは美人ランナーで溢れている

こんな未来がくるのがわかっていたら・・・とか話し出すと、論点それまくっているので話を戻します。つまり、今は本当に色んなスポーツメーカーから本当に色んなシューズが出ています

ジャンルもジョギング用、スピードトレーニング用、レース用だけではなく、ベアフットシューズ(裸足のような感覚で走るための靴)から、今話題の超ハイテク厚底シューズまで本当に様々です。

実際、真剣にその人に合ったランニングシューズを選ぼうと思ってアドバイスするとかなり細かくなるのですが、このnoteでは端的にズバッと「こうやって選べ!」と一言で解決して、読者のあなたを唸らせてみたいと思います。

ランニングシューズを選ぶ6つのポイント

さて、前置きが長くなってきたので、本題に入ります。まず、本質的にはランニングシューズの選び方は主に6つあると言えます。

フィット感:足に合っているか(ランニングシューズがフィットするか)
クッション性:十分な衝撃吸収ができるか
重さ(軽さ):走りやすい重さ(軽さ)か
反発力:弾むように走りをサポートしてくれるか
安定感:不安定にならずに走れるか
価格:無理なく買えるか

①フィット感
まず、足に合っていないランニングシューズを履けば、靴ズレをしたり、マメができてしまったり、爪が内出血したりします。フィット感は快適に走る上では大前提です。

②クッション性
また初心者はまだ十分に脚筋力がないので、長い時間走るとすぐに膝などが痛くなることが予想されます。その上でクッション性は十分に欲しいところです。

③重さ(軽さ)
しかし、クッション性のある靴は総じてソールが分厚いので重い傾向があります。軽い靴の方がエネルギー効率が良いので、バランスが難しいところです。

④反発力
さらにクッション性が高いということは衝撃を吸収するので、衝撃を跳ね返す力(中学の理科で作用反作用って習いましたよね、それですよ)まで吸収しちゃいます。空気の抜けたボールとパンパンに空気が入ったボールのどちらが弾むかという話です。速く走るのは反発力も欲しいところです。

ちなみに、この相反する「重さ」と「クッション性」と「反発力」を両立するために生まれたのが、特殊な発泡によって生み出された軽くて衝撃を吸収しつつも反発するソールと、その中にカーボンでできた板バネのようなプレートがさらに反発力(エネルギーリターン)を生み出している、NIKEの「ナイキズームXヴェイパーフライネクスト%」や「ナイキエアズームアルファフライ ネクスト%」というやつです。実際、ナイキのこれらのシューズが牽引して、各社が一気に厚底ブームへと突き進みました。

←左:ナイキズームXヴェイパーフライネクスト%
右→:ナイキエアズームアルファフライネクスト%
下↓:ソールの構造とカーボンプレート
(https://www.nike.com/より抜粋)

⑤安定感
クッション性と反発性があるがゆえに、グラつくなど走りの難しさを指摘する人も中にはいます。トランポリンはクッション性と反発性が抜群ですがタイミング外すとバランス崩しますよね。死ぬほど大げさに言うとそんな感じでしょうか。

⑥価格
そして、これらの高機能シューズはぶっちゃけ高いです。かつては1万円ちょっとでハイエンドモデルが買えたのに、今は3万円前後が普通です。初心者がちょっとノリで買うには結構高いですよね。

どうやってランニングシューズを選ぶのか?

ここまでちゃんと読んだ人は「じゃあ、どうやって選ぶんだよ!」ってなると思います。はい、それを待ってました。ココまでもったいぶりましたが、ついに結論をズバリ言っちゃいます

いきますよ。



気持ちをアゲてくれるやつを選べ!

見た目です。ランニング初心者がランニングシューズ選びにおいて最も重視すべきポイントはデザイン性です。

「えっ?ここまでもったいぶってコレかよ?」って思ってないですか?

では、ちゃんと説明します。まず、ランニングシューズが進化しているポイントは機能性や種類の他にもう一つあります。それはかっこ良く(可愛く)なっているということです。

ファッションモデルも普段履きするくらいですから、もはやランニングシューズはランニングするためのものではなく、日常の足元を彩るものになっているのです。

どんなに性能が良くても、履かなければその性能が発揮されることはありません。

ならば、高性能で自分に合った靴よりも、日常で小走りしたくなるお気に入りの靴の方が、ランニングシューズとして価値があるのです。

実際、ランニング初心者が一度に走れる距離もペース(速さ)も限られています。ぶっちゃけ急に無理して1時間死にそうになりながら走るのはおすすめしません。どんなに合った靴でも脚が痛くなるし、疲れ果てて、しばらく「走ろう!」という気持ちが湧いてこなくなります。

ならば、まずは日常の中で速歩きをしたり、階段を駆け上がったり、コンビニの往復を小走りするなどすることから始めた方が体力が増えてきて、走れるようになっていきます。

だから、ランニングシューズを選ぶというよりは、普段靴をランニングシューズに変えれば良いのです。普段靴ならば、自分のファッションに合う、気持ちをアゲてくれる靴をデザイン性から選ぶのは当たり前なのです。

つまり、当たり前のことを言ってます。

成瀬拓也が履いているランニングシューズたちを紹介

最後に個人的に僕をアゲてくれているランニングシューズを紹介しておきます。ガチ走りする時はNIKEが多いのだけど(かつてはadidasが多かった)、普段履きや練習はNIKE以外も多いので実際に普段履いてるやつを紹介しときます。スポンサーとかでも何でもないし、アフィリエイトも何もないから安心して参考にしてくください。

NIKEのペガサス36(左)とペガサスターボ2(右)。どっちももう売ってないとい思う。他に履いている人がいないのであまりいないというのが気に入っているポイント。白は(汚れてるけど)シンプルと見せかけて、実はアウトソールがカラフルでかわいい。

スイス生まれの軽くておしゃれなon(オン)のCloud X。
スーツにも合うので、結婚式もコレで行っちゃってる。
(写真は https://www.on-running.com/ja-jp より抜粋)

実は厚底の走りはNIKEというよりHOKA ONEONE(ホカオネオネ)。僕がもってるのはクリフトン7。驚異のクッションと履き心地、それでいて軽い。スニーカーとしても色んなファッションに合わせやすい。
(写真は https://www.hokaoneone.jp/ より抜粋)

足元をド派手に彩る蛍光黄色はSAUCONY(サッカニー)の名作キンバラの10代目「キンバラ10」。息子の靴を探していたらABCマートのWEBで見つけて、全く同じモデルの大人のがあったので親子コーデで購入。舐めてたら、軽いのにクッション性と履き心地抜群。しかも5,000円ちょいと激安。
https://www.abc-mart.net/shop/g/g5955030001019/ より抜粋)

ということで、僕はみんなと楽しく走りたいと思ってます。速さだけではない楽しさや体力が増えることの喜びがあるんだってことを分かち合いたいんだよね。そう思って、元旦も普段走る人も走らない人もみんなで力を合わせて2021km走ったしね。

↓みんなで元旦に2021km走った感動する話

では、今日はココまで。読んでて楽しく元気になれて、ちょっと賢くなるようなnoteを書いていきたいと思ってますので、フォロー、スキ、応援よろしくです。では、また!

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