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オリジナルTシャツをつくったら予期せぬ感動が待っていた話

Twitterをやっていると予期せぬことを経験する

ツインテールの女子高生に「もしかして、なるなるさんですか?やばぁーい、超ファンです!」って声かけられる、という妄想はまだ現実のものとなっていないが、なるカレTシャツ(ぼくがやっているオンラインサロン「なるなるカレッジ(通称:なるカレ)」のオリジナルTシャツが誕生したのもまさに思ってもいなかった現象の一つだった。

巷で話題のなるカレTシャツを美女が着るとこんな感じ↓

オリジナルTシャツは近くて遠い

オリジナルTシャツってあったらいいなーと思うことは多くても、デザインはどうするのか、素材は?プリント方法は?ってなって、Tシャツ制作会社を調べるくらいまではいっても、いざみんなから注文を取りまとめて集金方法どうしようってなると急にトーンダウンし始める。

つまり、ほとんどが未遂に終わるのではないだろうか。かくいう僕もこのパターンで「Tシャツつくるつくる詐欺」の前科を少なく見積もっても5回はもっている。うん、ごめんよ×5。

そんな僕がワンシーズンの中で「なるカレTシャツ」を作り、更にスポーツタイプのTシャツまで作ることができたのは大きく2つの要因がある。

Tシャツをつくる上で重要な2つのこと
①Twitter上で人を巻き込みながら一気にワイワイと決める
②かったん(@lump0722)に丸っとお願いする

Tシャツ作りは参加型エンターテイメント

Tシャツに限らずだけど、例えば「オリジナルTシャツ作ったんだけど買わない?」って聞くと「(えっ、別に欲しくないけど断るのも面倒だし)あ、買っても良いよ」って煙たがられる上に渋々買うお客さんポジションを取られる可能性がある。

利益が出るように商売としてTシャツを作って販売する ならそれでも良いかもしれないが、わずかな利益を追いかけるつもりがないなら「お願いします」と頭を下げてTシャツを普及するのはやめた方が良い。

むしろ「Tシャツ作りたい!」って言った人たちをみな共犯者にして、その願いを叶えてあげる協力者ポジションをコチラが取る方が誰からも悲しみが生まれない。

誰かが作ったオリジナルTシャツを押し付けられるのと、自分が作りたいと言って生まれたオリジナルTシャツは全くの別ものなのだ。

ドラえもんにお願いすれば大丈夫

とは言っても、「そんなことできないよぉ〜」という人も世の中にいるのもわかる。

人類をジャイアンかのび太かの二つに分けた時に、たぶん僕はジャイアンだが、のび太に分類される人は、最初から迷わずにドラえもんに相談するのが良い。

Tシャツ界のドラえもんこそが、片岡将太(かったん)その人。

つまり、彼をフォローして、定期的にコミュニケーションをして、知り合いになっておけば、盛り上がってきたタイミングで@lump0722を召喚すれば良いのだ。

大丈夫、マブダチ風を装う俺ですら実はかったんに会ったことがない。けど、ドラえもんは確実にいる。

かったんとどうやってTシャツ作りができたのかはこのnoteにまとまっているので読んでもらえるとなるほど!って感じでよくわかる。だから、これで予習しておけば、君のTシャツ作りはもう成功したも同然だ。

オリジナルTシャツとしての好評価

さて、今回、僕がnoteを書きたかったのはオリジナルTシャツの作り方をみんなに教えたいからではない。

書き出すといろいろと言いたいことが出てくるのは僕の悪い癖だ。ココからは本題に入っていくことにしよう。そう、「プレゼントされて泣きそうになった話」を共有していこう。

注意:ここから更に読み進めると、さらにかったんとオリジナルTシャツを作りたくなります。そこは覚悟して読んでください。

なるカレTシャツはオリジナルTシャツとしてはかなりのヒット商品だった。かったんのおかげで低価格におさえられて作ることができた。それは普段着としても着ることができる代物だった。

NARU COLLEGEって本当にある大学な気もしなくもないし、Fake it till you make it(成功するまで成功したつもりでふるまえ)という僕の座右の銘もなんとなくいい感じだ。

文化祭で1度着ただけで二度とタンスから出てくることがないクラスTシャツには圧勝したに間違いない。普段、あまりTシャツを着ない人もなぜか運動時には着る傾向にあった。

デザインの元となっているこの僕の海岸自撮りジャンプ写真のイメージにみんなが刷り込まれているのか、ランニング、ウォーキング、ジムで、とスポーツシーンでの人気が高かった。

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日本ランニング自撮り協会会長の実力

なるカレTシャツスポーツタイプが欲しい

ならば、ドライ生地でスポーツタイプは作れないものだろうか?そんなふとした疑問をかったんにぶつけてみた。

返事は即答でYESだった。そして、サクッとサンプルイメージを作ってくれた。オリジナルTシャツつくるよ祭りの開幕の合図だった。

すぐに欲しい人たちの声が集まった。色はリクエストを取り、4色から選べるようにした。

プリントをする版は以前の製作時に作ってあるので、版の制作代はかからない。Tシャツの生地代とプリント代だけだったので、実際は更に安い破格の値段になった。

キッズサイズのオリジナルTシャツは作れるのか?

僕には3歳半になる勇輝(ゆうき)くんという息子がいる。僕がランニングをしているのを応援するのが好きみたいで、「ゆうきもパパみたいにはやくはしれるかなぁ」って言ったりしている。

なるカレTシャツも「パパのやつ!」と認識しているみたいでかったんが粋なはからいでわざわざ作ってプレゼントしてくれたステッカーを自分のシャツに貼ったりもしている。

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かったんにキッズサイズが可能かと相談したところ下記の返事があった。

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お金の問題だけなら出すのは問題ないのだが、ただでさえ薄利もしくは利益度外視でやってくれているかったんにさらなる仕事を増やさせるのは気が引けるため、キッズサイズは諦めることにした。

ついになるカレスポT到着

注文の確認作業などは二度目ということもありスムーズに進んだ。そして、しばらく時間が流れ、ついに我が家にもかったんから荷物が届いた。送られてきた袋は少し大きかった。封を開けてみて、その理由がわかった。

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何と、こどもたち(ゆうきくん、あかりちゃん)の分まで入っているではないか?3サイズ全て大きさの違うプリントをしてくれたのだ。

「ゆうきのだ!!!!!」と大喜びではしゃぐ我が子。
そして、彼はこう言った。

「これ着たらパパみたいに速くはしれる」

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相当嬉しかったようで、さっそく翌日に海浜公園にてランニング練習が開催されることが決まった。

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↑ 裸足でかけまわるゆうきくん

サプライズで相手を喜ばせるということ

相手を想う。相手が何を望んでいるかを想像する。自然と相手の大切な人のことまで想う。そして、大切な人との素敵な思い出ができることに労を惜しまずに心を込めてプレゼントを贈る

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↑ プレゼントに添えられていた手書きの手紙(字はうまくない)

感動して泣きそうになった。あと少し睡眠不足か、BGMでベット・ミドラーの「The rose(ザ・ローズ)」が流れていたら完全に泣いていただろう。

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↑ あかりちゃんが泣きそうなのはたぶん別の理由だ

プレゼントの真髄に触れたと思った。サプライズで喜ばせるというのは、サプライズ(驚かせる)するのではなく、驚くほどココまでしてくれたのか!という愛情表現をするということである。

今回、僕はかったんがしてくれた愛情表現が本当に嬉しかったし、ただ親子でお揃いのTシャツを着たかったということを超えて、我が子が僕の背中を見て、誇らしく思ってくれていたこと、そして「走る」ことに興味をもってくれたことが嬉しかった。

さっそく喜びの声が

↑マラソン大会に着たいというリクエストに応えるべく出荷を早める対応も

オリジナルTシャツに何を込めるかは人それぞれだろう。服ではあるが自由なキャンパスとして考えたら、大好きな彼女へ贈る愛のポエムでも、絶対に達成したい目標でも、自分の描いた画でも、テンションのアガる写真でも、コンセプトを表現したデザインでも彩ることができる。

そう考えると、オリジナルTシャツとは誰かが驚くほどココまでしたんだと思ってもらう愛情を込めるに値する素晴らしいアイテムなんだろう。

ね、Tシャツ作りたくなっちゃったでしょ?
その気持ちは誰かへの愛情だから胸を張っていいんだぜ。



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