東京マラソンは屋外イベントではない
保身のために安易にマラソン大会を中止しているのではないか?
マラソン大会を企画・主催したことがある市民ランナーとして、主催者の努力と苦労、参加者の想いの両方が痛いほど感じるので、思ったことを書きます。
※新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を防ぐため各方面で多大な努力をされている方、不安におびえている方が多数いることを承知の上、メディアの報道と世論の方向性に違和感を感じるので、個人的な意見を述べます。
では、言いたいこといいます。
おい、次々に屋外スポーツイベントまで中止を決めているお偉いさんたち!
東京マラソンはただの屋外イベントではないのわかってます?
東京マラソンは、東京マラソンEXPOに12万人が集まる屋内イベントでもあるの。そして、沿道に100万人が長時間集まるの。地方のイベントや小規模のイベントが「東京マラソンが中止だから、私たちも・・・」とか寝ぼけたこと言わないでくださいよ。
むしろ「自分たちだけ開催に踏み切ると批判が集まるからブランディングにも良くない」とか思ってませんか?
やれると判断したら、意思貫いて、やりましょうよ。
だから、真剣な主催者に対しては叩かないでくれよ。
ランナーのみんなはさ、「うがい手洗い咳エチケットをちゃんとしてよく寝て、笑って、体温上げて、免疫あげて、ウイルスなんかに負けないから、もし開催するなら一生の思い出になるし、勇気をもってイベントやってくれよ!」って伝えてこうぜ!
自分たちで事実を見て、しっかり考えて、その上で開催か中止(サービス提供しない)かを決めて欲しい!以上。
東京マラソン一般中止のニュースが与えたインパクト
東京マラソンは3万8,000人が東京都内を走り、沿道には約100万人の観客が集まる超超超大型の屋外イベントと、合わせてマラソン大会前日までの3日間、約12万人(2019年2月28日〜3月2日の3日間累計来場者数は119,263名)が東京ビックサイト(室内)に長時間集まる超大型イベントです。
ここからは少し冷静にまとめます。本当は東京マラソンの一般の部中止の意思決定と発表の仕方にも言いたいことがありますが、まぁそれは上記の理由があるので理解できます。個人的な意見(問題提起)は主に2点。一点は、本当に屋外イベント(マラソン大会のような)は感染拡大になるのか?と、もう一点はその中止の意思決定は保身じゃないか?ということです。
屋外イベントの感染リスクは屋内イベントよりも遥かに低く。密室に長時間滞在と言える状況はほぼ起こりません。
2020年3月1日(日)に開催を予定している東京マラソンの一般の部中止を皮切りに次々と市民マラソン大会・駅伝大会の中止が発表されました。
この勢いは市民マラソン大会にとどまらず、次々と全国で開催を予定している屋外スポーツイベントの中止が発表されています。
僕のまわりにたくさんいる東京マラソンをはじめマラソンシーズンに向け、一生懸命練習をしてきた市民ランナーたちは目標が目の前から無くなり、とにかく寂しそうです。
だから、このnoteを通して、「実はそう思っていたんだ!」というマラソン大会主催者が本質的な意思決定をする上で一助になれたらうれしく思います。
新型コロナウイルスに関するの状況については信頼できる機関が発表する情報を元にご自身で意思をもって自己責任で判断していただきたいと思っています。
参考:新型コロナウイルス感染症について(厚生労働省)
参考:新型コロナウイルス感染症に備えて(首相官邸)
参考:医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド(一般社団法人 日本環境感染学会)
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