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#2【スラムダンク2】 「えっ?!そんなに観てるの?」繰り返し観てしまう脳の仕組み

映画「THE FIRST SLAM DUNK」
公開から67日目となる2月7日には、興行収入が100億円を突破したとニュースになっていました。
私は有難いことに、自宅から映画館まで徒歩10分ととても近いので、現在11回観ています。
気分転換にとてもいいので、ついつい回数が増えてしまいます。
内容わかっていても面白いんですよね~。
周囲でも「3回、4回観ている」という声を聞きますし、きっと、全国には、びっくりするような回数をご覧になっている方も多いと思います。
なぜ繰り返し観てしまうのか、言ってしまえば「ものすご~~く面白いから!!」なのですが…

繰り返し行動、最大の原因は脳内ホルモンの「ドーパミン」

繰り返すには、ハマる条件は必要ですが、私たちの脳は、観ている感情に合わせて脳内ホルモンを分泌します。
繰り返す最大の原因は脳内ホルモンの「ドーパミン」が分泌するからです。

「ドーパミン」は報酬系の快楽ホルモンで、「楽しい」「気持ちいい」という感情のときに分泌される脳内ホルモンです。
適量であれば、集中力、やる気を出させ、更に気持ちを前向きにさせる幸福ホルモンです。

ドーパミンが大分泌される映画「スラムダンク」のすごさ

映画の内容は、作者:井上雄彦氏が昔、「これ以上のものは書けない」と仰ってた『山王工業戦』です。面白くないわけがない!!
湘北、山王工業、両チームの熱い試合、
音楽「第ゼロ感/10-FEET」に乗せた3DCGの動きで熱量を感じ、
そして、ラスト(観た方はお分かりかと)、息を飲むシーン。長いっっ!
あるときは、このシーンで息を殺し過ぎてしまい、咳込むおじ様。
あるときは、たまらずに「はやくしろよー!」と叫んだ小さい男の子。

息を飲んだあとに、自分の望む結果が出たときの達成感、爽快感…ドーパミン大分泌です!
「映像、音、間」で実際に息を飲んでいる状態に似せた状態を作れるんですね。

「脳は現実とイメージを区別出来ない」

また、脳には「(無意識下で)脳は現実とイメージを区別出来ない」という仕組みがあります。
梅やレモンの味を知っている人は、梅やレモンを思い出しただけで唾液がでてきませんか?
これは、実際になくてもそこに有ると脳が錯覚しているからです。

私はスラムダンクの映画を11回鑑賞しましたが、あら不思議、自分がバスケットができる、もしかしてドリブルが上手に出来るんじゃないか?と、見事に錯覚をしています(笑)。

自分が体験していると錯覚する「映像体験」

映画館で観る映画は「映像体験」です。
TVやスマホで観るよりも何倍もの臨場感を味わえます。
試合の熱は「アドレナリン」を分泌し、時間の制限は「ノルアドレナリン」を分泌します。
中学生のお子さんが「やばっ、手に汗かいたあ〜、全身汗だく…」と云ってましたが、まさに、脳内で実際に試合を体験していたという証拠です。

そして、私を含めスラムダンクの映画を繰り返しご覧になる方は
「ピンチでもあきらめずに 最後まで 力の限りを尽くしてやり抜くこと」を本能的に『楽しい』と知っています。

それを自分の脳内で体験する!
自分があきらめずにやり抜いているんです。
やり抜いたあとは、ドーパミンが大分泌されて、とてつもなく爽快で充実した楽しい気持ちになる。 
だから繰り返し観てしまう。

因みに、この「ドーパミン」、練習や仕事、目標達成にも使えます。
やるべきことに「楽しくなる工夫をする」。
それだけでも、前向きにものごとに取り組めるので、取り入れて頂けると嬉しいです。

[まとめ]
・繰り返し見るのは「ドーパミン」の影響。
・「ドーパミン」は適量分泌なら、集中力・やる気などに繋がる。
・脳は現実とイメージを区別出来ない。
・映画館での映像体験は、脳内では自分が体験している錯覚を起こす。
・あきらめず、全力を出し切って、やり抜くことは「楽しい」。
・映画「THE FIRST SLAM DUNK」は繰り返し観るほど面白い!


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