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#3[スラムダンク3] 流川楓「ニヤリ」に見る能力発揮のヒント

映画「THE FIRST SLAM DUNK」
何度観ても面白いですね!!

湘北のエースといえば、流川楓!
バスケットをしている以外は、ほぼ寝ている流川。
自転車も寝ながら運転。
車にぶつかったり、花道をはねたり…ホント危ないから(笑)

湘北高校エース 流川楓

映画の軸は「山王工業戦」
流川と沢北の対決も脳内物質アドレナリンが出る熱さです。
「4歳から日の出とともに起きて1on1」、「まっくらになるまで1on1」の練習をしてきた山王工業エース沢北に1on1を挑むも流川は歯がたたず、「1on1では俺には勝てねーよ、流川」と言われてしまう。

しかし、そんな状況でも流川のメンタルは強い!

”これだけやられていても------あとからあとから湧いてくる 不思議な感情を抑えきれずに流川は笑った 「ありがてえ」「贋者(にせものじゃねえ…」

参照:<SLAM Dunk#257チャレンジ©井上雄彦/集英社>

強い相手を倒せるチャンスにワクワクしたんですね。
映画内では少し『ニヤリ』とした表情をみせて、その表情にリョータが 気が付きます。
観ている我々も「流川が何かやってくれんじゃないか?」という期待で、気持ちが 「わくッ♪」とするシーンです。

流川は以前、仙道に「お前は試合の時も1対1のときもプレイが同じだな」「1対1もオフェンスの選択肢の1つにすぎねえ」と言われたことを思い出します。そして、「パス」を選択して、周囲を驚かせますが、「試合に勝つ」ことを最優先にして、現状打破をします。

ピンチになった時に、能力を「発揮できる」「発揮できない」の差は「分泌する脳内物質」の差

自分が劣勢になっているときに見せる『ニヤリ』かっこいいですよね。
ピンチになった時に、能力を「発揮できる」「発揮できない」の差は「感情」の差です。

感情というと、気持ちの問題のような気がしますが、感情によって分泌する脳内物質の違いが、能力を「発揮できる」「発揮できない」の差になります。

プレッシャーを感じすぎてしまい、ストレスホルモンを過剰に分泌してしまうと、身体に微妙な変化が生じることがあります。
関節がこわばるなど、日常生活では支障がない変化でも、
例えば、野球のピッチャーの場合、指の関節に微妙な変化がでてしまうと、今まで入っていた変化球が急に入らなくなる、おかしいと修正していくうちに、フォームが崩れてしまうことがあります。

感情はどんな時もプラス感情がいいことは誰でも知っていますが、
大事なのはピンチのときに、プラスの感情が自然に沸いてくることです。

海南大付属自称ナンバーワンルーキー清田信長に「天上天下唯我独尊男」と呼ばれる流川の場合は、日頃から培ってきた思考が、そのままピンチに強いメンタルを作っています。子どものころから、上だけを見て、バスケットボールに全てを捧げてきたのも自信になってるかもしれません。

強いメンタル作りは危機管理

じゃあ、流川クラスしかピンチに「ニヤリ」ができないのか?というと、
ピンチに使える強いメンタル作りは危機管理です。
危機管理なら誰でもできます。
ピンチを想定して、逆転するイメージをする。そのために必要な練習を徹底するなどして、脳と身体に落とし込む。
もしかしたら「そんなピンチの場面は訪れないかもしれないから、そんなことに時間を割くのは勿体ないという」考え方もあるかもしれません。

もし、ピンチを想定して、その状態から逆転するための技術・イメージ・メンタルを徹底的に練習したとしましょう。
試合当日、
ピンチがこなければ
「あれ?ピンチが来なかったあんなに練習したのに」と
残念に思うかもしれません。

逆に、想定していたピンチが来たら…
自然に「ニヤリ」がでませんか?
だって状況を逆転する方法を知っているし、徹底的に練習したんだから使いたいですよね?!「よし!キター!待ってたぞー」とニヤリです。
ピンチの状況から逆転するイメージができていれば、ドーパミンなどのパーフォーマンスをあげる脳内物質が分泌されるので、集中力もあがり、自身の能力を最大限に発揮することが出来ます。

「ニヤリ」は危機管理で作れますよ^^b

[まとめ]
・ピンチの時に、流川の「ニヤリ」の感情はパフォーマンスをあげる。
・ピンチになった時に、能力を「発揮できる」「発揮できない」の差は「分泌する脳内物質」の差。
・メンタル強化は危機管理。

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