大事なことはぜんぶ、OSSコミュニティから学んだ #エンジニア採用
この記事は エンジニア採用 Advent Calendar 2021 14日目の記事です。
こんにちは。ヌーラボという会社で人事をしているAngelaという者です。Angelaと名乗ってすでに15年ほど。もはや本名がかすんでいます。本名とともにこのブログをシェアしてくれたらプレゼントをあげたいくらいです🎁
簡単に経歴を。もともとでっかい転職エージェントで、インターネット業界専門担当になったのがきっかけで、それ以来この業界にどっぷりです。エージェントの後は、CodeIQというプログラミング問題を解いてスキルを可視化するサービスの事業開発や渉外担当をして、ヌーラボに転職。ヌーラボに入ってから人事のキャリアを歩んでいます。
ヌーラボのエンジニア採用については、24日担当のAyatanがちゃんと書いてくれると信じて、今日は個人的に、いつかいつか書こうと思っていた、OSSコミュニティへの感謝を4~5年越しくらいでつづりたいと思います。
エンジニア採用は難しい。難しい。
エンジニア採用、難しいですよね。難しさの原因のひとつに「総合力」が必要なことがあるのではないでしょうか。
人事としての採用活動の知識があっても、インターネット業界のことが無知だと太刀打ちできないこともよくある。
売り手市場だからこそ、採用だけでなく、広報的な観点で物事を見て、認知獲得のフェーズから採用活動をすることが必要
そんな業界だと思っています。
そんな中でも、私が今日までなんとかやってこれたのは、OSSコミュニティとの出会いがあったからだと思っています。
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> 大事なことは全部OSSコミュニティが教えてくれた <
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こう言っても過言ではありません。
最初の出会いは2015年 PyCon JP
インターネットの世界が大好きで大好きでしょうがなかったエージェントでの営業時代。もっとこの業界について知りたいと思って、前職で社内異動制度を使って、めでたくCodeIQというサービスを運営するチームに異動が決定👏🌟
しかし、このまま異動しても、CodeIQのユーザーさんの気持ちがわからんぞ…?と思って周囲のエンジニア・ジンジニアに相談したところ、まずはカンファレンススタッフとしてこの世界に貢献してみては?と誘っていただいたのがPyCon JP 2015の運営チームでした。結局そこから3年ほど、事務局スタッフとして運営に関わらせてもらいました。
スタッフとして担当したこと
スポンサープランの企画、広報活動
スポンサーへの説明会実施、対応
カンファレンス内で実施するジョブフェアのコンテンツ企画
ノベルティの企画・発注
ざっくりこんな感じです。そこで得た学びは以下です。
学んだことその1:プロジェクト管理ツールを使った仕事の進め方
今でこそBacklogを運営する会社で働いていますが、もともとプロジェクト管理ツールを初めて使ったのはカンファレンスの運営の時です。今の会社の仕事スタイルにも違和感なく入っていけたのは、どう考えてもこの時の経験のおかげ様様様です🙏
そもそもカンファレンススタッフはみんな本業がある人たちが、忙しい中でも時間を割いて集まって無償でやっている活動。時間も合わせづらいし、フルリモート。そんな活動をどのように進めるのかを間近で見れました。
学んだことその2:カンファレンスの空気を壊さず、どうやってスポンサー企業とWin-Winの関係を築くか
私が担当していたのは、主にカンファレンスのスポンサーまわり。
OSSのカンファレンスという場の雰囲気を保ちつつ、どうスポンサー様にも満足してもらうか。複数のセッションが同時に走る中で、どうやってスポンサーセッションを面白くし、実りあるものにしていくのか。
少しばかり二律背反っぽいところを抱えながらも、みんなが喜べるコンテンツの企画をするのは、自社のテックカンファレンスを運営するときも視点が近いです。
学んだことその3:技術者でなくても貢献できるポイントはある
技術者でもなんでもない私がOSSコミュニティに貢献するポイントなんてあるのか???
…と思いながら参加しましたが、むしろ営業経験のある私は、技術者だけが集まってしまうと担当する人が見つかりづらい「スポンサー対応」が得意でした。
エンジニア採用も一緒な部分があって、人事と開発チームがうまく役割分担することでシナジーが生まれたりするわけです。
(弊社の採用の役割分担はよかったらこちらを👇)
学んだこと4:OSSコミュニティの熱量
コミュニティで出会った熱量の高い方たちはこんな特徴がありました。
無償で有志が集まって
やりたいことをやっている
ギブアンドギブの精神を持っている
こういう人が集まっている組織って、超モチベーション3.0な状態ですよね。うちの社長が言ってました。そもそも社長も Seasar2 という OSS のコミッターだった人なので、上記のようなモチベーション3.0組織を作ることを目指して会社を作ったと聞いています。
あ、詳しくはこちらを読んでいただけるとわかると思います(笑)
大切なのは自分の強みを持ちつつ、相手に一歩近づくこと
いろんな活動に参加させてもらいましたが、大事なことは
自分の強みで貢献する
相手に一歩近づいて共通部分を増やす
ことだと思っています。
人事は、エンジニアではありません。エンジニアではない立場で採用に関わることで、自身の知識不足と対峙しなければいけない機会がめちゃくちゃ増えます。ただ、そんな中でも採用活動の専門家として、どうやってエンジニアとコラボしながら採用活動に関わっていくか。ちょっとだけ勇気を持って一歩踏み込み、共通言語を増やしていってから、見える世界が変わりました。
非技術者の私も、OSSに感謝したい
感謝している割りには恩をまだ返せていないと思っているので、2022年は個人スポンサー活動も積極的にやりたいな。
あと、コロナ禍でなかなか再開できていない Scala福岡 も復活させたい!そんなことを思っているAngelaなのでした。
全然エンジニア採用のノウハウなお話にならなくてすみません!ポエムになってしまった!エンジニア採用アドベントカレンダー、明日 Tomohiro Shinden さんです!