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#15 ポシュロウを支える人たち


ポシュロウのリリースから4ヵ月、
 

お陰様で各方面の様々な方からお祝いの言葉や、応援のお声かけいただける事が多く、改めてポシュロウはたくさんの方の支えによって成り立っているなと感じます。
 

開発のプロセスにおいては、動画のコンテンツ制作を企画監修してくださる専門家のみなさまはもちろん、映像のチーム、システムのチームと、社内外のたくさんの方がポシュロウに関わっています。
 

本当に、できればお一人ずつご紹介したいくらいなのですが、

 
今回はそんなポシュロウの開発を開発するうえで、絶対に欠かすことができなかった、株式会社TMJ 新事業企画課(取材当時)のメンバーにインタビューを行いました。

新しい事業の企画という文脈の中で、ポシュロウの裏側を支え、応援し続けてくださっている3人に、それぞれから見えるポシュロウについて語って頂きます。



黒田 真未 
KURODA Mami
2019年入社
好き:美味しいものを食べること、何もしないこと
苦手:絶叫マシンに乗ること、力を抜くこと

畑 芳博 HATA Yosihihiro
2013年入社
好き:食べること、音楽や映画などを鑑賞すること、他人の成長に寄与すること
苦手:モゾモゾする虫、自分本位でものを考えること(他人がどう思うかで判断することが多いので、自分がどうしたいかと言う本意的思考はとっても苦手です

鈴木 里奈 SUZUKI Rina
2022年入社
好きなこと:ジオラマを色んな角度から眺めて、そこで暮らす人や動物に想いを馳せること
苦手なこと:長時間の空腹

ー ポシュロウとの出会い

山本:
みなさん、今日はよろしくおねがいします!
 

一同:
よろしくおねがいします!

 
山本:
早速ですが、黒田さんはポシュロウがまだポシュロウと名前の付く前のビジネスデザインコンテスト(※)の運営をされていたわけですが、その時の印象とかって何か覚えていたりしますか?

※株式会社TMJの社内で新規事業のアイデアを従業員が募るビジネスコンテスト。2020年から開催。ポシュロウはその第1弾の最優秀賞を受賞したアイデアからサービス化につながりました。

 
黒田:
それが、私たちもコンテストの運営が初回だったこともあって、良し悪しの判断が当時はしづらくて。
最初は、「これが光っている!」という認識まではしていなかった気が(笑)
ただ、コンテストを盛り上げるために社内報で一次選考の通過者の3名くらいのコメントをもらう企画があって、その時に直さんを取り上げたと思うのですが、あの時に名前を挙げたのは実は私で。
「今思うと」ですが、何か感じていたのかも知れません。

 
山本:
あった!そんな社内広報の記事ありましたね!嬉しい~!思い出してきた!(笑)
サービスとしての印象はやっぱり決勝に残ってからって感じだったのですかね。

 
黒田:
最終のプレゼンの時も当日運営で必死だったかも知れない(笑)
最終プレゼンのくじ引きで直さんは大トリの発表になってましたが、これまでうちの会社にはない感じはすごくありました。

 
鈴木:資料のクオリティがすごかったって、後日話題になっていたんですよね!

 
山本:そうそう、座談会みたいなのが最終の時にあって、すごく褒めていただきましたね。
鈴木さんが入社されたときは、もうポシュロウと名前がついていたときでしたけ?

 
鈴木:
そうです。最初に知ったのはコンテストから、さらに内容を深堀して、これから改めて経営層へのプレゼンをするっていうタイミングです。
BPOを中心とした会社ですが、全然違うチャレンジをしようとしているんだなと、入社直後でしたが、記憶に残っています。

 
山本:
なるほど~!
たしか畑さんも決勝の発表の時は、違うチームにいらっしゃったときでしたかね。

 
畑:
ですね。僕は決勝のプレゼンはリアルタイムでは見られなかったので、後から情報として知ったのですが、こんな人いたっけというのが最初でした。
取り扱うテーマも、ただブランディングとして会社がやるんだなっていう風に、正直最初は思っていました(笑)
でも、最終プレゼンの資料を見て、知らない事実というか、法定雇用率の話や、当たり前だと思っていることが当たり前じゃない人がたくさんいるという話があって。
これは本当にやるべき事だなと思いました。


ー ポシュロウと伴走する中で感じたこと

 
山本:
プレゼンってある意味、絵空事の側面も大きくあるなかで、実際に関わるようになって畑さんの中での見え方が変わったりしましたか?

 
畑:
まさに絵空事じゃないですが、大事な事はわかっているつもりでも、結局、身近なことではなかったというか、どこか遠い話でした。
でも関わるようになって、ターゲットとなる人達を深く想像できるようになって、より社会課題が、自分のミッションとして腹落ちした感じはありますね。
ポシュロウをきっかけに、DEI(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン)にさらに興味を持って。
DEIについて調べていくと、よりポシュロウに興味を持って。
「会社がやりたい」ではなく「自分がやりたいこと」に変わっていきましたね。
 
 
山本:
なるほど~!
でも畑さんはじめ、本当にみなさんすごく興味を持ってこの領域のことを知ってくださったのは私自身がすごく励みになりました。
黒田さんはどうですか?実際に開発に関っていく中で感じることはありますか?
 

黒田:
コンテストの前にも、自分たちで何個か新しい事業を作ろうとしていたのですが、ポシュロウを見ていて、今までの自分たちのやつには“想い”がなかったかもなぁと。
直さんは、これまでの経験などを中心にしながら、サービスの形を作られていると思うのですが、私はそういうのがなくて、思い付きベースでこの業界が良さそうとか、これは芽がありそうとかでアイデアを出すのが続いていたんです。
そんななかで、想いのあるサービスが、強くなるサービスなんだなというのはすごく思いながら見ていましたね。
自分の中での軸や想いがあるから、名前一つ付けるにも、候補をたくさん出して悩んで、みんなで考えましたよね。
 

山本:
そうでしたね!懐かしい!

 
黒田:
そういうのが、軽く衝撃というか。
新規事業をつくっていくって、たぶんこういうパワーが必要なんじゃないかなぁみたいなことをすごく思っていました。こういうものが世に出ていくべきものなんじゃないかなって。
 

山本:
そんな風に思ってくださっていたのは嬉しいですね~!
鈴木さんはどうですか?
 

鈴木:
正直、今まで身近に障害のある方がいなくて、どういうところに悩んでいるのかということや、障害とは何かという具体的なイメージを全然持てていなかったのですが、
ポシュロウのサービスの説明資料を見たり、勉強会を開いていただいたりする中で、
こういう風に障害を捉えたらいいんだなとか、吸収できたのが大きくて。
障害というものが、すごく身近なものになってきました。
 

黒田:
自分らしさを考えるワークで、お互いにカードを書いたりもしましたよね。

 
鈴木:
たしかに!そうですね!
あのワークの中では自分ってこういう人間なんだとか、客観的にというか、新しい自分が見えた気がしましたね。
 

山本:
なるほど~ポシュロウを通じて、様々なイメージが広がったり、変わったりしたんですね。
 

鈴木:
あと、今までパーパスとか理念とか企業が示しているものって、じゃあ実際にその考えた方で本当に働いているかというと、どうなんだろうと思ってきた部分がありました。
ポシュロウもサービスとして掲げているパーパスに「自分らしく働くを実現する」が掲げられていて、これには障害のある方だけでなく、作り手の私たちも含まれていて。
実際に動画のレコーディングの様子を見させていただいた時に、声優さんとかディレクターさんの意見も積極的に引き出していたと思うのですが、本当に飾りの言葉だけじゃなくて、関わる人たちの「らしさ」を大事にしているんだなと感じました。
 

山本:
そういったところを着目してもらえるのは嬉しいです。
そういう意味では、みなさんの「らしさ」も取り入れたくて、畑さんには音楽をされていた背景から、ポシュロウの動画が始まるときのSE(効果音)を無理言って作っていただきましたね(笑)
 


そうでしたね!いや、めちゃくちゃ楽しかったですよ(笑)
ポシュロウにのめりこんでいくプロセスというか、まさに支援をしているというのを感じて、すごい楽しかったなぁ。
 

山本:
本当にありがとうございました!めっちゃ良いものができたと思っているのですが、なんかSE作りの裏話ってあります?
 

畑:
そうですね、直さんに20個くらい候補のSEを渡していたと思うのですが、
実は裏では100個くらいあって。
それを周りの人に「こういうサービスの世界観に対してどうか?」みたいな形で、聞いてもらって意見をもらったりしていました。
 

山本:
そうだったのですね!!すごい数だ…本当にありがたい…。
でも畑さんも、そのように周りの人も巻き込んで進めていたっていうのはとても嬉しいです。

ー ポシュロウの今と未来 


畑:
ちょっと逆に聞いてみたいのですが、
直さんは、これまでの経歴とか経験があるからポシュロウにここまで熱を注げるんですか?それともコンテストで勝ったからやらなきゃっていうのもあったりするんですか?
 

山本:
なるほど…そうですね…
コンテストがあったから、自分の過去の経験の中で、ある意味抑えていた悶々としたものが改めて湧いてきたのはあります。
なので、経験もあるし、コンテストで勝ったからこそというのは大なり小なりあるかもです。
でも実は、正直なところ、ずっと火がついているかというとそうではなくて。
ちょっとめげるというか、あきらめそうになる局面は何度もありました(笑)
ただ、そんな時に逆にみなさんだったり、監修の方だったり、火をつけてもらって取り戻しているんですよね。
みなさんがすごく真っすぐにポシュロウに向き合ってくださって、応援してくださって。
それによって消えかけた火がまた灯って。
これってもしかすると最初は自分で分けた火なのかも知れないのですが、また戻してもらって。その交換し合うことが、とても嬉しいんですよね。
 

黒田:
これからもできるかしら(笑)
 

山本:
みなさんの存在そのものが、私にとっては大きいので。
近くに居ようと遠くに居ようと、充分なのです!
 

畑:
直さんは本当の意味でポジティブに生きている感じがしますね。
ポジティブって楽観的ってとられる感じもありますけど、人生を意味があるものにするためにどうすればいいかを捉えている人に見えますね! 
 
 
山本:
ほんとですか?!たしかに“どういう意味に自分がするのか”というのは自分にとっては大切なテーマかもしれませんね!

それでは最後に、noteをご覧頂いている方や、ポシュロウに触れる、触れていく皆様にメッセージがあればお願いいたします。
 

鈴木:
ポシュロウは、どんな立場の方でも使えるサービスだと感じます。
もちろんメインである就労に関するコンテンツが中心ではありますが、セルフケアや働くための考え方、自己理解のヒントまで、”自分らしく”を見つける一つのきっかけになるかもしれません。noteの記事にもあるように、様々な立場の方の”自分らしさ”が散りばめられているポシュロウを気軽に触れてくださると嬉しいです!
 

畑:
自分らしく生きる・働くことってなんだろう、って一度は考えたことありますよね。
僕はこの問いに哲学的なアプローチで思考していたのですが、ポシュロウに関わることができて、その疑問はもっと身近で日常から考えるべきなのだと気付くことができました。働くことへの障害は、多くの人に当てはまる課題だと思います。ポシュロウに触れ、そして知ることで、その疑問の解消に繋がる事を祈っていますし、これからのそういった日常の課題解消に向けて取り組んでいきたいです!
 

黒田:
ポシュロウは「働く」ことにフォーカスしているサービスではありますが、自分らしく生きたいと思っている全ての人にとって、そのヒントが見つかるようなものになっていると思います。なんとなく生きづらさ・不便さを感じることは誰しもあると思いますが、そんな時にポシュロウに触れてみることで、新たなキッカケが掴めるかもしれません。毎日の暮らしにポシュロウがそっと寄り添うことで、皆さんがより良い日々を送れますように!
 

山本:
みなさん、本当にありがとうございました!


【編集後記】

黒田さん、畑さん、鈴木さん、改めてインタビューのお時間ありがとうございました。当然ながら3人の持ち味はそれぞれ全く違うのですが、強いて共通点を挙げるなら、圧倒的な”ピュアさ”にあるような気がしています。
開発プロセスにおいて、「自分らしく働く」という答えのない、壮大なテーマに対し真摯に向き合ってくださったことは、ポシュロウの軸をつくるうえで本当に大きなものでした。
ともすれば、それは業務スキルとか、理解力、頭の回転、みたいなビジネスの中でよく語られるステレオタイプな物差しで測れるものではなく、課題の本質に向き合い、そのひとりの痛みや背景が想像できる、人として深さや厚みのようなものかも知れません。
走った速度や距離に関わらず、共にバトンをつないできたことで、今のポシュロウがあります。そして確実にみなさんの体温がポシュロウには残っています。その温かさを私はこれからも大切にしていきたいと思います。

                                山本


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