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睡眠中に呼吸が浅くなる!?「呼吸レス」ってなに??

呼吸レスとは、呼吸が極端に弱くなっている状態のことを言います。

寝ている間に無意識に発生しやすい呼吸レスは、放置していると、たくさん寝たのに眠気が取れず、仕事中や授業中に居眠りしてしまったり、最悪居眠り運転による交通事故を起こしてしまったりなど、日中の生活に大きな影響を及ぼします。

そして、日中の眠気だけではなく、生活習慣病が発生しやすかったりと、長期的な健康にも影響があります。

なぜ呼吸レスは発生するのでしょうか。

普段私たちが酸素を取り込もうと息を吸うと、空気は鼻(鼻腔)、喉(咽頭)を通り、喉頭、気管を通り、肺に入ります。喉頭よりも前が上気道、それより後が下気道といいます。

寝ている間の呼吸レスは、空気の通り道である上気道のどこかが無意識に塞がれていることによりおこる場合がほとんどです。

仰向けに寝ている時の解剖

左は寝ている間に正常な呼吸ができている状態で、空気が気道までちゃんと流れています。

右は呼吸レスの状態です。舌が下に落ち込んで(舌根沈下)、上気道を完全に、または不完全に塞いでしまっており、空気が肺に流れていきません。

そしてこれが数秒から数十秒続くと、苦しくなり呼吸を再開します。

特に仰向けは横向きに比べて、重力で舌が落ち込みやすく、呼吸レスを発生させやすい姿勢になります。

これでは睡眠時間をたくさんとっていても、深い睡眠はとれず、睡眠の質が悪化してしまいます。

呼吸レスが発生しやすい原因

上気道が塞がってしまう原因は、肥満による上気道周りの脂肪が多い、舌が大きい、軟口蓋が大きい、顎が小さい・後退している(東洋人に多い)、鼻中隔が曲がっているなどの解剖学的な理由以外にも、寝る前の飲酒や、睡眠薬の使用、鼻炎による鼻づまりをおこしているなどがあります。

原因がわかると、横向きに寝やすい枕を導入するだけで改善したり、寝る前のお酒を控えたりと対策を講じることで改善できる可能性があります。

現在、さまざまなスリープテックが販売されており、各社で特徴が大きく異なります。

気になる方は自分にあったものを探し、自分の睡眠を可視化し、睡眠改善をしてみてはいかがでしょうか。



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POSH WELLNESS LABORATORY株式会社
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