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『椿海』予約受付開始のお知らせ

 先日、文学フリマ東京35に参加してきた。
 初めての文学フリマ、初めての個人誌、初めてのサークル参加と、初めて尽くしの一日だったのだが、幸いにもトラブルなく終えることができた。
 とても楽しい一日であったので、今後もイベントには積極的に参加したい所存である。


 さて。
 今回の文学フリマに合わせて発行したのが、五本の作品を収録した幻想短編集『椿海』である。 

 タイトルの『椿海』は、現在の千葉県にかつて存在した、巨大な潟湖せきこに由来する。長期間にわたって水域として存在した椿海は、水上交通の要所としても栄えたが、江戸初期に干拓事業が行われ、広大な耕地に姿を変えた。

 本書は『椿海』にまつわる伝説に材をとり、「水」の要素を大きな基軸として、五本の短編を詰め込んだ一冊で何度も美味しい構造となっている。
 ひとつひとつの物語に連続性はないが、根底に同じテーマが流れている――というような構成を実現すべく、死に物狂いで執筆したので、多くの方にお手に取っていただきたいと思っている。


 ……ということで、通販のお知らせである。

 この度、boothにてこの『椿海』をご購入いただくことが可能となった。手数料・送料の都合上、イベントでの頒布価格よりも高くなってしまうのだが、その分おまけとして、文学フリマ東京35にて頒布したコピー本を同梱する予定である。

 発送が11月末以降になると思われるため、現状は「予約受付」という状況になっている。
 匿名発送・ポストにお届けとなるので、受け取り時のストレスもない。booth様々である。

 もし興味を持っていただけたら、ついでにご購入いただけたならば、望外の喜びである。
 通販以外でも、今後のイベント等での頒布も考えているので、その際にはぜひ、「港屋」のブースをよろしくお願い申し上げる。

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