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ポルトガルに花粉ってあるの?ポルトガルの花粉症事情について

いつもありがとうございます。ポルトピです。

『ポルトガルって花粉症あるの?』

っていう質問をいただいたので今回は花粉症についてのNoteを書こうということで今回の記事を書くに至りました。

ちなみに筆者は高レベルの花粉症持ちで日本の花粉症の時期はめちゃくちゃ嫌でした。もう沖縄か北海道か海外に逃げたいくらい嫌でした。

花粉症ってめちゃくちゃ嫌ですよね…。ほんと目が痛いし辛いし花粉症ウェルカムな人っていないと思います。そんな私はポルトガルに移住してから花粉症には悩まされなくなりました。

『花粉症なくなった!さいこー!』

って思っているのがポルトガルに移住してからの私なんですが、「そもそも花粉症って日本だけのものだったっけ?」って思ったこと、ちょうどご質問をいただいたことが重なり、今回ポルトガルの花粉症事情について調べてみました。海外に移住したい人が増えていくと予想される中で、移住先の環境が気になるのはごもっともな話ですよね。

私は自分が総理大臣になることがあれば「日本中からスギとヒノキを切り倒してティッシュにして鼻かんでやる」って思うくらいのレベルで花粉がにくいです。ポルトガルの花粉症事情ってどうなんでしょうか?

今回はそれらをまとめてみました。


1.世界の花粉症事情について

花粉症についてはこちらの資料がわかりやすくまとまっていたので私は省エネ志向ですから引用でゴリゴリ進めていきたいと思っています。

この記事の中で海外の花粉症事情について以下のようにまとめられています。

世界アレルギー機構(World Allergy Organization)のWorld Allergy Week 2016の報告資料3によると、13~14歳の小児における花粉症の有病率は、世界全体で22.1%だった。地域別にみると、アフリカ29.5%、アジア23.9%、東地中海20.1%、インド亜大陸15.8%、中南米23.7%、北米33.3%、北欧・東欧12.3%、オセアニア39.8%、西ヨーロッパで21.2%だった。過去15年間を平均すると年間平均0.3%増加しているという。また、同報告資料によると、気候変動によって、花粉の飛散期間の長期化や、飛散量の増加が指摘されている。例えば、二酸化炭素(CO2)の増加と気温の上昇は、ブタクサ等の花粉生産量を大幅に増加させるほか、シラカバ、ヨモギ、イネ科、スギなどのアレルギー誘発植物を対象とした研究でも、花粉飛散開始時期の早期化が確認されているという

「花粉症は海外でも増加」より引用

そういえば、「ヨーロッパは世界最古の花粉症発症エリア」だったこともあって花粉症ってあるんですよね。ヨーロッパはイネとかが多いんですよね。

ちなみに日本の花粉症については下記内容を記事から確認することが出来ます。

全国の耳鼻咽喉科医本人とその家族を対象に、1998年から約10年おきに実施されている「鼻アレルギーの全国疫学調査1」によると、2019年に花粉症の有病者は、スギ花粉症が38.8%、スギ以外の花粉症が25.1%で、花粉症全体では42.5%だった(図表1)。いずれも1998年から増加し続けており、もっとも増加が著しいスギ花粉症についてみると、1998年に16.2%、2008年に26.5%、2019年に38.8%の有病率であり、10年で10ポイント以上増加している。

「花粉症は海外でも増加」より引用

日本はスギ・ヒノキで、しかもスギって日本特有らしいですね。フランスには一部ヒノキがあるようですが、世界的に花粉症は問題視されています。

対策については世界各国で対策がされているようですのでリンクでご紹介した記事を参考にしていただけるといいかと思います。

2.ポルトガルの花粉症事情について

では、私が移住したポルトガルの花粉症はどうなっているのでしょうか?ということでポルトガルの事情をまとめた記事を発見しました。どうやらポルトガルでの花粉シーズンは5月から7月が花粉の濃度が濃いみたいです。

ちょっと英語なので僕のほうで翻訳と意訳をさせていただくと

ポルトガルアレルギー・臨床免疫学会(SPAIC)によると、大陸の北部と中部では、少なくとも木曜日までは、大気中の花粉の濃度が高く、非常に高い状態になるとのことです。

SPAICが発表した花粉情報では、6月30日まで、大陸南部では低〜中程度の濃度が予想されています。

マデイラ諸島では低レベル、アゾレス諸島では高レベルの花粉が予想されています。

SPAICによると、全国的にイネ科とパリエタリア科のハーブの花粉粒が優勢で、これらは高いアレルゲン性を持っているとのことです。

リスボンとセトゥーバル地方では、花粉は中程度のレベルで、イネ科とパリエタリア科のハーブ、およびユーカリの木が優勢であるという。

ポルトでは、花粉は非常に高いレベルにあり、特に草本類とパリエタリア草本類、そして栗の木が多く見られます。

ドウロの地域では、草、パリエタリア、オオバコ、そしてオリーブと栗の木からの花粉も非常に高いレベルとなっています。

コインブラ(ベイラ・リトラル地域)でもレベルが非常に高く、イネ科とパリエタリア科の草からの花粉が優勢である。

ベイラ内陸部(カステロ・ブランコ地方)では、イネ科とパリエタリア科の草花とオリーブ、オーク、栗の木の花粉が多く目立ちます。

エヴォラ (アレンテージョ地方) では、大気中に適度なレベルの花粉が存在し、イネ科とパリエタリア属の草の花粉が優勢です。

アルガルヴェ地方では、中程度のレベルで、イネ科とパリエタリア属の草花の花粉が優勢である。

SPAICによると、花粉の濃度が高いときは屋外での活動を控えた方がよいとのことです。

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というような記事がありますが、ポルトガルではイネ科とパリエタリア科などによる花粉症が多いようです。

私はまったく影響がないため、花粉が強かったとしてもスギがしんどすぎる私にとってはノーダメージな状態です。

これに伴いポルトガルの推奨する花粉症対策は4点あるそうです。

1.目を守る(サングラスとかメガネ)
2.ワークアウトの強化
3.低ヒスタミン食品を食べる
4.鼻の下にワセリンを塗る

みたいなことを書いてありますが全部私から言わせると

「はあ?」

って感じです。鍛えたら花粉に勝てるなら日本人もスギに勝ってるわ!って感じですが、結局世界どこでも対策は変わりませんね。

3.まとめ

さて、ここまでを見ていくと花粉症はやはり世界的にもあるわけですが
花粉症って「バケツの容量をマキシマムにしてこぼれたら発症」ということですから、海外に移住して花粉がないわけではなく

「今までの生活に対象の花粉がなかっただけ」

ということが今回わかりましたね。
つまり欧州人が日本に来ればスギ花粉と縁がないわけなのできっと元気なのと一緒の原理ですよね。

ですので、20年とか住み続けるとやっぱりご当地ならではの花粉症にかかるリスクはあるということで、これ寒いとこいけばなんとかなるわけではないんですよね。

北欧でも18%くらい花粉症があるので、対象植物がいると花粉症はアウトだということですね。

島暮らしでもするか?みたいな状況ですが花粉症にならないように気をつけつつ生活することが1番だということですね。

これ、知らなきゃよかったみたいな話ありますかね?😂
でも、知らないよりは知って対策できればより有意義な移住ライフを送ることが出来ると思いますので、花粉症には気をつけつつ楽しく移住ライフを送りましょう。

今回の話が面白かった方はNoteに「スキ」をいただけると嬉しいです。ここまで読んでくださりありがとうございました。


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