CG制作やデザインのプロジェクトにおいて、リファレンス画像の整理は欠かせない作業の一つです。そんな時に大いに役立つツールが「PureRef」です。PureRefは、アーティストやデザイナーがリファレンス画像を効率的に整理し、作業中に簡単にアクセスできるようにするためのツールです。この記事では、PureRefの基本的な使い方から、ダウンロード・インストール方法、便利なショートカット、そして効率的な使い方まで詳しく解説します。
1. PureRefって何?
PureRefは、アーティストやデザイナーがリファレンス画像を整理し、作業中に簡単にアクセスできるようにするためのツールです。リファレンスボードとして機能し、さまざまな画像を一つの画面上で自由に配置・整理することができます。特に、イラストレーション、コンセプトアート、3Dモデリングなど、ビジュアルを重視するプロジェクトで大いに役立ちます。
このnoteを書いている時点で、バージョンはv2.0.0です。
料金はドネーション(寄付)ですが、個人利用は無料で使用できます!
対応OSは、「Windows」「Mac」「Linux」です。
PureRefの主な特徴は以下の通りです
2. ダウンロード&インストール
・PureRefの公式サイトにアクセスします。
・Get PureRef> をクリック
・使用するバージョンの選択
・使用するライセンス
個人使用であればPersonalで問題ありません。
・使用するプラットフォームを選択
・金額
無料で使用する場合は、「Custom Amount」をクリックして、$0を入力
・ダウンロードします。
・exeファイルがダウンロードされるので、インストールします。
・インストール完了後、起動
3. 使い方
1.PureRefを起動
ウィンドウが開きます。
2.画像の追加
このウィンドウに画像を追加していきます。追加方法は下記などです。
・中央の「Browse」から画像を指定(新規作成の場合のみ)
・ドラッグ&ドロップ
・コピー&ペースト
3.追加した画像を整頓する
画像はドラッグで移動可能です。
必要に応じて、テキストや手書きも追加可能です。
4.保存
Ctrl + S で保存します。
4. ショートカット
ショートカットはたくさんあるので、良く使用するショートカットを紹介します。
▶基本操作
▶キャンバス
▶整列
▶反転
▶重なり/回転/透明度
▶クロップ(画像の一部分を切り出す)
▶ヒエラルキー/グループ
※ヒエラルキーはMayaのアウトライナーのようなものです。
▶描画ツール
▶書き出し(画像)
5. 便利な使い方
読み込んだ画像サイズがバラバラな時に、大きさを統一して整列する便利な手順です。
1.画像を選択
2.「Ctrl + Alt + ⇦(縦の長さ)」もしくは「Ctrl + Alt + ⇨(横の長さ)」で大きさを揃える
3.「Ctrl + P」で選択した画像を自動整列
PureRefは、制作効率向上に寄与するソフトウェアです。併せて、デュアルモニター環境を構築し、一方にCGソフト、もう一方にPureRefを表示させることで、更なる効率化が期待できます。