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note_12【ポートフォリオ/デモリールのデータサイズ】
ポートフォリオ/デモリールは、あなたのスキルや作品を効果的にアピールするための重要なツールですが、その提出方法やデータサイズの最適化も同様に重要です。本記事では、ポートフォリオ/デモリールの提出方法について解説します。
1. ポートフォリオ/デモリールの提出方法を確認!
ポートフォリオの提出方法は、企業や募集要項によって様々です。事前に企業の指示をよく確認し、それに従った形式で提出することが重要です。ここでは、一般的な提出方法について詳しく説明します。
PDF形式は、多くの企業が好む提出形式です。PDFは閲覧が簡単で、異なるデバイスやOS間でもレイアウトが崩れない利点があります。しかし、PDFは容量が大きくなりがちなので注意が必要です。大容量のPDFファイルは、メールでの送信が難しくなることがあります。以下のポイントに注意しましょう。
【ファイルサイズ】
可能な限り小さくするために、圧縮ツールを使用します。Adobe AcrobatなどのPDF編集ソフトウェアを使えば、画質を大幅に落とさずにファイルサイズを減少させることができます。
【ページ数】
必要最低限のページ数に抑え、重要な作品を優先して掲載します。
▶印刷物
一部の企業では、印刷物としてのポートフォリオを求めることがあります。紙の種類や印刷方法、製本の仕方によって、作品の印象をガラリと変えられます。
【印刷品質】
高品質の印刷が求められるため、解像度の高い画像を使用し、印刷用に最適化されたファイルを準備します。
▶デモリール
アニメーターやエフェクトアーティスト、コンポジター志望の方は動画作品をメインとする職種の場合、デモリールの提出が必要となります。動画ファイルの提出形式は、企業の指示に従うようにしましょう。指示がない場合は、事前に問い合わせて確認しておくと安心です。
【ファイル共有サービス】
Google Drive、Dropbox、YouTube(限定公開設定)、vimeoなどのサービスを利用して、動画ファイルへのリンクをポートフォリオに記載します。
【DVDやUSBメモリに保存して提出する】
企業によっては、物理的なメディアでの提出を求められる場合があります。
高画質の動画を提出したい場合や、インターネット環境が整っていない場合に有効です。
2. ポートフォリオのデータサイズの最適化
どんなに素晴らしい作品でも、ポートフォリオのデータサイズが大きすぎると閲覧者に負担をかけ、十分に評価してもらえない可能性があります。ここでも見る人の立場になって考えることが大切です。データサイズが大きいと、ポートフォリオをダウンロードする際に時間がかかってしまいますし、描画するための読み込みにも時間がかかり、相手にストレスをかけてしまいます。採用担当者は様々で、スペックの高くないノートPCで閲覧する可能性も十分ありますので、できるだけ軽快に動作するようにデータサイズを小さくなるように心がけましょう!データサイズを適切に管理し、最適化する方法を紹介します。
▶PDFファイルの圧縮
PDFにしたポートフォリオを圧縮することで、ファイルサイズを大幅に削減できます。画質をあまり落とさずに圧縮できるツールやWebサービスを活用しましょう。
【Adobe Acrobat】
高機能なPDF編集ツールで、圧縮機能も充実しています。圧縮設定を細かく調整できるため、画質とファイルサイズのバランスを取ることができます。
【iLovePDF】
オンラインでPDFを圧縮できる無料サービスです。シンプルな操作で迅速に圧縮できます。
▶画像の最適化
ポートフォリオに使用する画像の最適化も重要です。以下のポイントに注意しましょう。
【ファイル形式】
PNG、TIFFなど、適切なファイル形式を選びます。
【圧縮率】
画像編集ソフトを使って、適切な圧縮率に設定します。
Photoshopなどのツールで、画質を確認しながら圧縮を行います。
【TinyPNG】
主にPNG画像の圧縮に特化したサービスですが、PDF内の画像圧縮にも利用できます。画質を維持しながらファイルサイズを減らせます。
下記の画像は、私の指導した生徒たちのポートフォリオのデータサイズです。ページ数によってファイルサイズは異なりますが、参考値として考えてください。これぐらいのサイズだと、ダウンロードにも時間がかからないですし、直ぐに表示もされます!
![](https://assets.st-note.com/img/1720542518494-F475enBgyC.png)
3. デモリールのデータサイズの最適化
動画ファイルの圧縮は、画質とファイルサイズのバランスが重要です。
▶ 動画ファイルの圧縮
デモリールは、ファイルサイズが大きくなりやすいので注意が必要です。動画編集ソフトを使って適切なサイズに圧縮しましょう。
【動画の解像度】
フルHD(1920x1080)あれば十分な場合が多いです。4K動画は高画質ですが、ファイルサイズが非常に大きくなるため、注意が必要です。
【フレームレート】
動画の内容にもよりますが、30fps程度あれば滑らかに見えます。
【動画形式】
H.264などの圧縮効率の高いコーデックを使用しましょう。ファイルサイズを抑えつつ高画質を維持できます。
ポートフォリオ/デモリールのサイズや容量は、提出方法や企業の規定によって異なります。事前にしっかりと確認し、最適なサイズで提出することで、あなたの作品を最大限にアピールしましょう!
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