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[開発ストーリー]Vol3 一番使いやすいPCケースを目指して③

みなさま
Porta Lab.です

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Vol1,2では、素材として選んだ、本革について説明いたしました。
次は、この新しい2WayPCケースを生み出した背景について、少しお話させて頂きます。
そこそこの分量になってしまったので、数回に分けて掲載しようと思います。
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①はこちら⇒https://note.com/porta_lab/n/n1671c758c8f5
②はこちら⇒https://note.com/porta_lab/n/ne74f465e63c9

「サット必要最低限なものがまとめられて、使うときには邪魔にならない、しかもパッと使えるようなケースが欲しい」
と思い開発をする中で、どうしても、ファスナーを回しながら、「サット仕舞う」を同時に満たすことが難しかったです。

これを解決したブレークスルーは、偶然のミスからでした。
いくつものケースを研究しながら、スケッチを描いているときに、たまたま書く順番間違えて、うっかり線をつなげられなかった。
ファスナーを付ける面同士が分離したままになってしまったのです。
「あ、しまった!」と思い線を後から足したとき、ふと「ここ離れてるということはここから中身取り出しできるのでは?そうだ、磁石で留めて蓋にしよう。」とフラップの蓋が生まれたんです。

ただ、フラップ蓋とファスナーの2Wayとしたとき、もう一つ別の問題も発生しました
開け方によってどちらも上下になってしまうため、マウスなどを入れるポケットの入口の向きもそれに対応する必要があったのです。
これも解決は偶然の「気付き」でした。
素材を革にしようとして他の製品を色々研究しているとき、ある2つ折りの財布を見ていてふと気づいたもの。
偶然、内側の曲がる部分を入口にした隠しポケットがついてる財布を見つけて、なんとか解決にいたりました。


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