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TOEIC のハイスコアが必要な理由を明確にできない人たちへ

「TOEIC でハイスコアが取りたい」
「TOEIC のスコアで差をつけたい」

TOEIC のハイスコアを目指す方は多くいらっしゃいます。目標を持つのは大事です。日々のモチベーションを保つ上でも立ち返る場所があるのは心強いことです。しかし、本当にそのスコアが必要ですか? 目標スコアは即答できる方が多いものの、この質問に答えられない人が非常に多い。「目標を立てた」と満足してしまうからではないでしょうか。でも、今まで TOEIC 対策を10年以上行い、指導も行ってきた身からすると、スコアが必要な理由が答えられない人は弱い。スコアへの想いが弱くなってしまう傾向にあります。

「なぜそのスコアが必要ですか?」

この質問に即答できない人に、この note はお役に立てるはずです。note をお読みいただきながら、ご自身と向き合っていただきたいと思います。

👓 この note を書いているぽるぽるのプロフィール 👓
・講師(東京海洋大学/市進予備校/天狼院書店)
・著書(TOEIC TEST 戦略特急/毎日の英単語)
・国内独学・留学なしで TOEIC 990点満点・英検1級

👓 多くの日本人に「切羽詰まった理由」がない

日本にいると、日本語で生活することができる分、TOEIC はもちろん、英語を学ぶ理由がありません。TOEIC のスコアを持っていないと、ご飯が食べられないなんてことはない。TOEIC のスコアを持っていないと、仕事が見つからないこともめったにありません。

もちろん、「TOEIC のスコアを持っているほうが有利」ということはよく知られていることなので、TOEIC 対策や英語学習に力を入れる方は多いです。それ自体は素晴らしいことではありますが、日々の学習を加速させる理由としては弱いです。もし「有利である」という理由だけで、皆が英語学習をして、スコアが出せているならば、TOEIC がこれほどもてはやされている現状はないはずです。(実際のところ、この情報を知っても勉強していない人が多いとも考えていますが、それはまた別の機会に。)

日本人として、TOEIC はさほど必要ではない現状があるとわかります。必要がないというのは、切羽詰まったものではないということ。切羽詰まった理由がないと、「いつか取れればいいか」という甘えが出てしまうわけです。どこかで甘えがないか、自分に問いかけてみてください。

👓 600点を取得しないと進級できない大学生たち

切羽詰まった理由と聞いても、具体性に乏しいですね。実際の具体例を挙げましょう。

ぼくが講師として出講している東京海洋大学。規則として、3年生から4年生になるためには「600点以上」の取得が必要になります。裏を返せば、3年生終了時に600点以上を取得していないと、留年が決定します。大学生にとって、とんでもなく「切羽詰まった理由」だと言えるでしょう。1年生の時はのほほんとしている学生も、3年生になると「あと1年しかない」と焦るわけです。TOEIC によって自分の人生が左右されると思うと、TOEIC や自分と向き合わざるを得ません。

講師として全力を尽くしますが、最後は自分が「やるかやらないか」を決めることになります。ただ、多くの学生が講師の教えを追い風にして、自分で道を切り開いていきます。言葉は悪いですが、追い詰められてこそ、人は火事場の馬鹿力を発揮することがよくわかります。

👓 自分で「切羽詰まった理由」を作り出す

要は、本当に目標スコアを取得したいのであれば、「切羽詰まった理由」を設定する必要があるのです。「900点を取得したら、海外駐在の権利を得られる」とか「730点を取得しないと、昇進できない」とか、ちょっと嫌ではありますが、何かに追われるような感覚で勉強することで、ダラダラとした学習から卒業することができます。

例えば、会社で海外駐在の申請が出せるとします。普通は規定のスコアを取ってから出願するものです。そこで、もし可能ならば、先に出願するわけです。自分を「切羽詰まった」状況に追い込むわけです。そうすると、嫌でも取らないといけなくなります。相当なプレッシャーではありますが、勉強への集中度は格段に上がります。スコアもぐんぐんと伸びていくはずです。

自分で「切羽詰まった理由」を設定しましょう。

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今日も読んでくださって、ありがとうございます!

ここから先の有料部分では、「ぼくの学習日記」や「公では言えない質問回答」などをシェアします。ぼくの思考の原材料を公開していきます。今回は、ぼくの具体例をお話していきます。この note は満点を目指している方もお読みいただいているかと思うので、詳細に語っていきます。

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それでは、ぼくが自分をどのように追い詰めていったかを参考にしてください。

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