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プラーナヤーマ(調気法)とプラティヤハーラ(制感)

おはようございます。今日は朝から「ヨーガスートラ」を学んでいたので、そのお話を書きたいと思います。

ヨーガの哲学で八支則というものがあります。ご存じの方も多くいらっしゃると思います。個人的には哲学にものすごく興味があるわけではありませんが、ヨガ講師の資格を取得するのに必須です。

始めは宗教的に思えて、少し引き気味で学んでいましたが、学ぶうちに「あれれ?現代でも通用する話」と考えが変わりました。
哲学なので、どうとらえるかは人それぞれで良いと思います。

今日、学んだのは八支則の中の4番目・5番目にあたる「プラーナヤーマ」と「プラティヤハーラ」です。
プラーナヤーマは調気法(じょうきほう)でプラティヤハーラは制感(感覚器官を内側に向ける)ことです。

八支則とはヨガのプロセスを八段階にしたもので、マット上のヨガ(ポーズ)は3番目にあたります。上に行くほど難しくなり、最終的には解脱(悟りを開く)という事を目指して修行(学ぶ)をします。

上に行くほど難解でスピリチュアルな世界へ近くなるので、そこまで極めなくても十分生活に良いものが得られます。

プラーナヤーマはいわゆる呼吸法で呼吸を使って『気』(※気分とか元気の気)を調整するので調気法(じょうきほう)といいます。
嫌な事があった時は荒くなる、仕事に追われているときは止まっている、など呼吸と心は繋がっています。

感情をコントロールするのは難しいので『呼吸をコントロールしていくことで感情をコントロールしましょう。』という事です。
これは、取り入れやすいと思うので、思い出したら意識してみてください。

そしてプラティヤハーラですが『五感を外界(周りの環境)の対象から切り離して、内側にひっこめる事。』です。
感覚が自分の周りの環境に向けすぎると、心がざわつく事がありますよね。それを内側(自分)に向けて心を落ち着けることを言います。

『人間馬車説』という人間のしくみを馬車に例えたものがあります。
5頭の馬(五感)を運転手(知性)がたずなでコントロールして心を落ち着かせる事を表しています。後方にはもう一人いてそれが『真我(しんが)』本当の自分が見ている。というものです。

このように呼吸をして意識を内側に向ける事を繰り返していくと、瞑想もしやすくなります。
※瞑想で無になるのは至難の業なので、私は無にはならず、そのまま”なんでこんな事思い出すのかな~とか、こんなこと思いついた!”とかその時の感覚に任せています。

そして呼吸は運動です。なのでご高齢のかたでも無理のない範囲で深呼吸や呼吸をすることに意識をむけると、血液循環も良くなって活性化されますので、キツイ呼吸法はせずに、ゆっくり・落ち着いた・深い呼吸を取り入れてみてください。(※キツイ呼吸は血圧が上がるので、注意です。)

それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございます。
深呼吸して、今日も良い日となりますように。


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