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以前在籍していた会社では、世界ラリー選手権の現場に行かせてくれることがあり、最初に派遣されたラリーは幸運にもアフリカだった。1995年のことだ。

その頃はコピーライターであったが、英語が飛び交う現場では役立たずだったので、せめてもと思いカメラを持っていった。当時はまだ世の中の主流はフィルムカメラだったので、大量のフィルムを持っていかなくてはいけなかった。

当時すでにAppleがQuickTakeというデジカメを発表しており、やがてフィルムに変わってデジタルカメラの時代になるだろうというころだ。まだまだデジカメの性能は低かったし、枚数も撮ることができなかったが、もしいまのデジカメがあったらだいぶ楽だっただろうし、もっといろいろな写真を撮れていただろうなぁと思う。なにしろフィルム一本36枚しかとれなかったのだから。

で、時を同じくして1995年にカシオが画期的なデジタルカメラを発表した。「カシオQV10」おそらくは個人で購入できる一番最初のリーズナブルなデジタルカメラではないかと思う。実際、ここから一気にデジタルカメラは世の中に普及していった。

1年後にマイナーチェンジされたQV10Aが発表となり、これが自分にとって一番最初のデジカメとなった。

AppleのQuickTakeの最初のモデルにはファインダーだけで液晶モニタは付いていなかった。ところがこのQV10にはしっかりと液晶が付いていて、撮影した画像を確認することができた。本当に写ったかどうかの確認くらいしか出来なかったけど(笑)。

画質はといえば、25 万画素とショボショボだったけど、それでも嬉しくって撮りまくった記憶が……といっても電池の持ちも悪かったように記憶しているけど( ̄m ̄)ププッ!

いまのデジカメと違う大きな特徴は、レンズ部分が独立していてレンズを180 °回転させることができた。つまり自撮りができるデジカメだったのだ。いまこの手のボディはないと思うけど、SNS全盛のいまだったら売れるんじゃないのかなぁ?

当時のことを良く覚えてないんだけど、調べるとWindowsにしか対応していないように書いてある。あの頃どうやってオイラは画像を保存していたのかなぁ? Windows持っていたかなぁ?

なにはともあれ、ここからオイラとデジカメの関係は始まったのであった。


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