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長所を輝かせる自己プロデュースメイク



ふいに撮られた自分の写真を見てはその容姿に落ち込んでしまうことはよーくあって。昔から見た目にはコンプレックスを抱えていました。


ここで朗報、わたしたちにはメイクという手法がある。魔法とも呼べるそれで、このコンプレックスも解消できるはず。

けれど、わたしはメイクがよく分からないままここまで来てしまっていました。失敗したくないから無難な色しか選んでこなかったけれど、果たして本当にわたしに似合うアイシャドウは何色なのか、肌の質感は、アイブロウは、リップは、チークは、、、?


引き算が大切なお年頃。とはいえ引き過ぎたナチュラルメイクでは、学生さん?と間違われ。それならばと少し思いきって色を足してみると全然好みではない仕上がりに。

何となくもう手探りではダメな気がしていたのです。知らないまま突っ走るより、一度ちゃんと知っておいた方が良いのかも。悩んでいるということは即ち、解決できるチャンス。


ということで、メイクレッスンを受けてみることにしました。

わたしの場合、メイクのテクニックを知りたいだけではなく自分に似合うメイクアイテムも購入したかったので、RMKのメイクアップレッスンを申し込んでみました。百貨店などのRMKショップで同社のコスメを使用してアーティストの方にメイクをしてもらうものです。ちなみにこれまでRMKのコスメを購入したことはありませんでした。


コンプレックスを解消できるメイクを聞こうと思っていたけれど、それよりも、どんな自分になりたいかを重視してメイクを考えてくれました。

大人っぽく見せたい?可愛く見せたい?というのは美容院でもよく聞かれる質問です。ただ、わたしはこの狭間で永遠に迷っています。なんかこう、どちらにも振りきれない。服装に関してもそうですが、どちらかに振りきったものはわたしらしくないような気がするし、好みでもないのです。

この時も同様に、決められず。何かやってみたいイメージとかないですか?と聞かれて浮かんできたのが、女性らしいメイク、でした。女性らしさは敢えて自分で強調させてこなかった部分。そんなメイクをしたら自分がどうなるのか、興味がありました。


いいですね!女性らしく!と、アーティストの方は張り切ってアイシャドウをチョイスしてくれました。開かれたパレットに並ぶのは、ローズピンク系のブラウン。わたしには似合わないと避けてきたローズピンク。

そんな濃い色似合うかしらと不安気なわたしに、見た目より明るく発色するんですよーとひと言。パレットの中でキラめく色が順番に瞼へのせられていきます。

はいどーぞ、と渡された手鏡で目元を見ると、なんと上品なキラキラ感。そして、果たしてこれはわたしなのかと疑いたくなる目元。え、アイシャドウだけでこんなに印象変わるの?って驚きです。


わたしの目元は二重だけど腫れぼったい瞼のおかげで目を開けると奥二重に見えるので、アイラインは映えません。ということで今回もアイラインはなし。代わりに睫毛で印象づける作戦だそうです。

直毛気味なので上がりにくいですね〜と言いながら、ビューラーを使って見事にくるん睫毛にしてくれました。睫毛の長さを褒められたので、ケアしていこうと心に決めました。確かに、ちゃんとビューラーするとわたしの睫毛ってこんなに長さあったんだ、と驚き。誤った使い方でまとめてどばっと睫毛が抜けて以来ビューラー恐怖症でしたが、ビューラーって画期的だなと今更ながらに思いました。



そしてリップメイクに移ると、チョイスされたのはこれまたローズピンク系。しかしさりげなくイエロー味も混ぜられている絶妙ローズピンク。

ブラシで取ったそのリップをわたしの唇に載せていきながら、今度は唇を褒めてくれます。曰く、パーフェクトリップ、らしい。これは生かさないとバチが当たりますよ、らしい。

ぽてっとした自分の唇が気に入らなかった思春期時代。その多感な時期を過ぎるとやがてぽってりリップの流行がやって来たものの、総じてコンプレックスなわたしの顔の中にパーフェクトがあったなんて、またまた驚き。

自分では絶対に唇にはのせなかったであろうローズピンクが置かれた口元に違和感はなく、アイシャドウと相まってなんだか少し大人で女性っぽい。ローズピンク、良きです。



アイブロウとチークの重要性も凄い。アイブロウが重要だとは聞いていたけれど、実際に眉山を1ミリ作るだけでここまで顔が変わるのかと仰天しました。チークもほわっと入れるだけで雰囲気の演出が可能。このほわっと感が自分ではなかなか難しいけれど、フルメイクを総合演出とするなら仕上げに欠かせないアイテムだなと感じました。

そうして、まさに新しいわたしこんにちは!な気分でメイクレッスンを終えました。楽しく、そして為になる時間でした。


メイク効果は勿論ですが、なにかと褒められ高まる自顔肯定感。終始、長所を生かそうという方向でメイクを施してくれたアーティストの方には感謝です。

大人っぽいにも可愛いにも振れるお得なお顔をしているので色々楽しんでみてくださいね、とも言っていただきました。そうか、そんなお得な顔だったのかわたし。単純にも、ちょっと好きになれそうだなこのお顔を。

レッスンの条件として一定額以上のアイテムを購入する必要があるのですが、わたしは特に自分に似合う色を探していたので、アイシャドウとリップを購入しました。そして睫毛をあげて生きていこう、ということでビューラーも。




不思議なことに、容姿も性格もなんでも、自分のことになると短所に目がいきがちです。でもそれって本当にもったいないこと。

メイクのみならず、短所をどうしようかと悩み続けるより、せっかくの長所を輝かせて光を放っていく方が、うんと魅力的な気がします。そうすれば短所だって気にならなくなるどころか、ひとつの面白さになるのかも。

これは完全なる自己プロデュース。マイナスをゼロにしたいと考えるより、100点を120点にしちゃいまーす!くらいの気持ちでいきたいですね。

なりたい自分をイメージして、見せたい自分になるメイク。教えてもらった自分の長所を輝かせるイメージで、初めて知った自分に似合う色で、気持ち新たに自分をプロデュースしてみようと思います。



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