ひとり映画に、ふたりで。
観たい映画があるんだけど、一緒に行く人いなくて、感想言い合いたいからひとりでは行けない。
なんて友人が言うもんだから、
その映画私も気になってた!一緒観に行こ!
と、当たり前のようにお誘い。
彼女は九州在住。 私は岡山在住。
その距離、400キロメートル超え。
私は、新幹線に乗って九州へ行くつもりで一緒に映画行こうと言ったのではありません。
「遠距離映画デート」を提案したのです。
同じ日の近い時間にある上映をそれぞれ観に行って、感想はその後電話で話そう!と告げると、最高!と返信がきました。
ふたりで日にちを決めて、時間を決めて。
映画館のチケット予約はそれぞれ、ひとりで。
休日のお昼間、ひとり映画。
予約画面を開けばちらほら埋まっている席は、どれもふたつずつ並んでる。
私はどこに座る?端っこ??すみっこ??
ド真ん中を陣取りました。
空いてたんです、ド真ん中が。
周りの目にはひとり映画の私に映るかもしれないけど、私は友人とふたり映画です。
…考えてみれば、ひとりでひとり映画に行った時も、ド真ん中の席にした気がします。
何はともあれ。
当日、友人がチケットを取った回の方が少しだけ早く始まるタイムスケジュールだったのですが、開始時間前に、「もうすぐ!」と連絡がありました。
「いってらっしゃい!」と返信し、程なくして私も映画の世界へ。
上映が終了し、シアターを出てスマフォの電源を入れると、メッセージが。「見終わった!!」
実はその後色々と発生してタイミングが合わず…上映後から数時間時間を空けて電話で話しました。
感想を伝え合い、共有しました。
お互い同じところで吹き出して笑っていたことにも笑ったりして。
そして話題は関係のない話へと移り、気付けば2時間程話していました。
ちなみに観た映画は、
「きのう何食べた?」です。
ひとりで観てても、堪えきれず吹き出して笑っちゃうし、涙しちゃうし、にこにこしちゃうし、ジーンとしちゃうし、本当に良い映画でした。
感想文みたいなものも書こうかなと思っていましたが、頭で考えないで心で感じ過ぎたので、細かく説明が出来ないです…
敢えてひと言で感想を述べるなら、
連れ添うって、こういうことなんだなあ。
と思いました。もう、それがすべてです。
友人関係にも恋愛関係にも、
「遠距離映画デート」
楽しいので結構おススメです。
じっくり読んでいただけて、何か感じるものがあったのなら嬉しいです^^