- 運営しているクリエイター
#犬
夢の話(ひとりごと)
冷たいフローリングの上で
横になって涼むきみがいた。
きみに気づいて欲しくて、
きみの鼻先に顔を当てるように
私は寝転んだ。
いつもの息に触れて、
目を閉じて、
きみが私に反応してにおいを嗅ぐ音。
一瞬にして懐かしさを覚えた。
懐かしさが仇となり、
空間が、時間が、間も無く
崩壊してしまいそうな不安が過ぎる。
すぐにでもきみの姿を
永遠に収めるべく
目を開けば、
そこは既に現であった。
懐
冷たいフローリングの上で
横になって涼むきみがいた。
きみに気づいて欲しくて、
きみの鼻先に顔を当てるように
私は寝転んだ。
いつもの息に触れて、
目を閉じて、
きみが私に反応してにおいを嗅ぐ音。
一瞬にして懐かしさを覚えた。
懐かしさが仇となり、
空間が、時間が、間も無く
崩壊してしまいそうな不安が過ぎる。
すぐにでもきみの姿を
永遠に収めるべく
目を開けば、
そこは既に現であった。
懐