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いも焼酎を愛する理由


いも焼酎を愛飲するきっかけは、じつに個人的で自然なものであるために、それをを明確に示すのはとても難儀なことです。気づいたら、いつの間にか、欠かせないものになっていました。

1杯目にビールを飲んで。2杯目以降はウイスキーあるいはいも焼酎のソーダ割。

料理やその日の気分に合わせて選択します。

お店で飲食するときは、なるべくその店や、一緒に食事する人の雰囲気にあわせて、飲むお酒を選ぶようにはしています。

それは、心遣いの一環として、おこなっていることではありますが、全然素晴らしいことをしているわけではないのです。何かに対して心を遣うことによって、自分の存在が保たれるという局面は大いにあるものです。

一方で、わざわざ、ふだん家で愛飲しているものをオーダーすることもあります。飲み慣れているものを飲むと、気分が落ち着くからです。

そのように、日常のなかで慣れ親しんだものは、その人にとって、次第に大切で欠かせない存在になっていくものです。



いも焼酎やウイスキー、それからコーヒーを僕が愛飲していることを、多くの方は知ってくださっていて、時折それらをプレゼントとして頂くことがあります。

「XX晴耕雨読」は、昨年の頂き物ですが、時間をかけて、大切に飲みきりました。

口当たりは軽やかで、水のようにさらりとしているにも関わらず、いものかおりは案外強い。しかし、「いもの無骨な臭さ」というよりは華やかで、フルーティーな感じもある。りんごのようなかおり。けれども、鼻に抜けるのはしっかりとしたいものかおりだから美味い。

軽やかなんだけど、しっかりと余韻にも浸れる、ひじょうに上品で心地良い一本だと思います。



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