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小さい子供を預けて働くことに、罪悪感は必要ないよ♡

これ、ずーっと以前から伝えたかったことでした。

だけどわたし自身が育児の真っ只中の時には、ただの自己防衛に聞こえてしまわないかな?って。なかなか勇気が出なかった。

うちの子供たちが大人の年齢になり、今ようやく自信を持って話せる気がしています。

小さいお子さんを預けて仕事をすることに申し訳なさや罪悪感を感じていらっしゃる方の気持ちが、少しでも楽になるといいなぁ、と思いつつ、書いてみようと思います。



わたしはアメリカで、生後12週間の時から子供たちを預けてフルタイムで働いていました。そしてアメリカではそれは至って普通のことで、何も特別なことではありません。

特別なことではないから、周りから
「そんな小さい子供を預けて働くなんて、かわいそう。」
なんていう言葉が聞こえてくることはないし、
子供たち自身も、自分がかわいそうだなんて思ったことは一度もないと思います。

まず、お母さん自身が罪悪感を持つのをきっぱりとやめること!
「一緒にいてあげられなくてごめんね。」
ではなくて、
「今日も園で楽しんできてね!たくさんいろんなことを学んできてね!」
って元気に送り出してあげることが、とっても大切。

「ごめんね。」
なんて言われると、子供は被害者意識を持ってしまう。
だから、保育園に通わせてあげられる力があることを誇りに思って、胸を張っていればいいのです。

実際、子供は他の子供や大人たちと過ごすことで、たくさん脳に刺激を受け、多くを学びます。もしかしたらお友達と喧嘩をして悲しくて泣いてしまうこともあるかもしれませんが、それも大切な学びのひとつ。

ずっとお子さんと一緒にいても、1日のほとんどの時間を家でテレビを見て過ごしているようなら、園に行ったほうがずっと子供の発達に役立ちます。



ただ一つだけ断固として守らなければならないのは、子供の安全と安心感です。

少しでも不安を感じたら、すぐに保育園側と話し合う、園を変えるなどの手段をとるべきです。子供を守ってあげられるのは親だけですから。子供が安心して通える園を選んであげることは、親の勤めであり、責任です。

けれど安全な場所で、愛情をかけてくれる先生がいる園に通わせることができているなら、それを可哀想だと思うのではなくて、誇りに思いましょう。😄

決して周りの人に、「かわいそう」だなんて言わせないでください。

万が一言われても、自分の選択に自信を持って、そんな言葉はピシッと跳ね除けていいのです。


わたしは特に子供好きなタイプでもなく、子供と遊ぶのが上手なタイプでもなかったので、もし家にずっと子供といたらきっとかなりのストレスをため、子供や夫に当たっていただろうと思います。

そして毎日せっせと子供たちをあちこちに連れて行ってあげる気力もなかったから、きっと彼らは退屈していたに違いありません。


そんなわけなので、今振り返っても、子供たちを小さい時からデイケアに入れて仕事をしていたことは、わたしにとってはベストな選択だったと思っています。

二人とも親以上に(笑)賢い子に育ちましたし、健康で、そしてなにより人生を楽しんでいるようです。これが一番大事。


そしてこれはまたちょっと別の話になりますが...  金銭的なことも働いていてよかったと思う理由の一つです。

子供が小さい時からしっかり働いて将来のための蓄えを作るのと、子供とずっと一緒にいたい(またはいるべきだという思い込み)のために仕事をせず、キャリアを築くことを諦めて老後のお金に困り将来子供に心配をかけるか... 
子供にとってはどちらが幸せでしょう?

将来的には親が経済的、精神的に自立をしているほど、子供にとってありがたいことはないのです。


仕事を持つことに罪悪感を感じるのはやめましょう。
しっかりと仕事をして、その分経済的なゆとりを持ち人生を楽しんでいる母親を見て育てば、子供もきっと自分の将来に希望を持ちます。

もちろん、一緒に過ごせる時間が少ない分、一緒に過ごせる時間には愛情をたっぷりとかけてあげることを忘れずに。♡


一つだけお伝えしておきたいのは、わたしは決して「仕事をするべき」だとか、「仕事をしている母親のほうが優れている」と言いたいわけではありません。

人それぞれ環境も違いますし、仕事をしてもしなくても、自分自身が自信を持って子育てができているかどうか、それが一番大切。

「なんとなく」で道を選ぶのではなく、「わたしがこう決めた!」と言える状態であること。自分の選択に責任を持てること。


間違っても、子が親離れをしようとする際に、「わたしはあなたのために自分を犠牲にしてきたのに... 」なんて言わなくて済むように。
「そんなこと、頼んでないし!」が子供の本音です。

育児が終了した時に、抜け殻にならなくて済むようにしましょう。

自分が決めた道、自分が選んだ道なら、それに見返りを求めないこと。それがお互い幸せに生きていくために、とっても大切なことになります。子供のためだけではなく、お母さん自身のためでもあるのです。



働かなくても経済的に余裕があるならば、子供を色々なところに連れて行ってあげることができるでしょう。お金があまりなくても、工夫して色々な体験をさせてあげることだってできるでしょう。どちらも素敵なこと。
肝心なのは、お母さん自身が本当にそれで納得ができているかどうか。



そして、専業主婦ならばたまの息抜きもとっても大切ですよね。
日本ではタブー視されるようなことかもしれませんが、1週間くらい子供を置いて(あくまでも安心して預けられる人に託すという前提で)お母さんが旅行を楽しんできたって、子供は大丈夫!

その時は寂しくて泣くかもしれません。
でも、「あーーたのしかったぁー!」って幸せな顔で帰ってくる母親を見て、子供は「大人ってずるい。大人って楽しそう!」と感じ、自分が大人になることに希望を持つようになる。
逆に毎日育児で疲れ切った顔をして、お金がないお金がないって言っているようでは、子供は大人になることへの希望を失ってしまいます。

たまに子供を置いて親が楽しむことに、罪悪感を持つ必要はないのです。
子供を安心できる環境に預けられる環境を、ありがたく、誇りに思い、存分に楽しみましょう。



お母さんはいつもにこにこ、幸せでいましょう。♡
自分自身が幸せでなければ、周りを幸せにすることなんてできません。
まずは自分自身に優しくありましょう。たまにはたっぷりと自分を甘やかしてあげましょう。

お母さんが幸せであることが子供の幸せでもあり、パートナーやまわりのみんなの幸せでもあり、さらに社会全体の幸せにもつながっていくのです。


自分自身に甘くすることは、周りの人の幸せにもつながる。
そう思えば罪悪感なんて飛んでいくはず!

人はみんな、幸せに生きる価値があるのです。
まずは自分自身を満たしてあげて、溢れる幸せを周りにどんどん分け与えていきましょう。♡

幸せなお母さん、幸せな子供が一人でも増えますように。♡





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