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直感力は、こう磨く。

我が家の長男と彼女は二人とも今22歳。
どちらも本当なら今年大学を卒業の年だけど、長男の大学の学部は6年のプログラム、そして彼女は大学に入ってから専攻を2度変えたため卒業が少し遅れていて、二人ともまだ大学生。

その二人が、今日テキサスからカリフォルニアまでの長距離ロードトリップに出かけていきました。

二人を見送る時に、なぜかふと、「ID(運転免許証)を持った?」っていう質問が頭の中に浮かんだのです。

でもね、まさかねーー。

いくらなんでも、1週間以上の長距離ドライブ旅行に行くのに、免許証(ID)を忘れる人はいないでしょう!

他の何を忘れたとしても、IDだけは持ってるよね。

そう思ったから、わたしはその質問を頭の中で打ち消しました。

「そんなバカな質問、しなくていい、いい!アハハハ。」


そうしたらね、なんと!

息子は1時間後に家に戻ってきて、
「彼女がIDを忘れたから、取りに戻った。」と。


あぁ、あのわたしの頭に浮かんだあの質問は、
きっと直感だったんだ。

それなのにわたしはそれを頭の中で勝手に打ち消して、
「IDは持った?」という質問を
しなかった。
質問なんて数秒だし、質問したからってなんの損もないのに。

わたしの直感はとても冴えていたのに、それに耳を傾けることができなかった。


今日そんなことがあって、あらためて直感に従うことの大切さについて、考えました。

今回は直感を、すごくわかりやすい形で見せられたけれど、本当は直感は全ての人に頻繁に来ていて、でも気が付かないままスルーしていることが、ほとんどなのだと思うのです。


例えば、ある直感に従えば素晴らしいことが起こるというシナリオがあったのに、それをスルーしたとします。(ふと頭に浮かんだのに、いやいや、面倒だしー、とか、そんなの上手くいくわけないよー、という声にかき消されて無視しちゃうこと)

だけど、その後の人生は何事もなく、普通に過ぎていく…
さっきのが直感であったことも、直感に従っていれば最高の出来事が起こっていただろうことも、知らないまま日々は過ぎていくのです。


まずは直感に気づくことが大事。
そして、その直感に従って動いてみたことのある人だけが、奇跡を見ることができるのでしょう。

でもそれにはまず、「直感力」を磨くことも大切。

本当の直感を見極められるように、そして直感に従って動いても特にいいことが起こらないからって、すぐに「なーんだ、違ったじゃん」って諦めたりしないように。

直感だと思っても、実はただ他の人に影響されていただけだったり、今の状況から逃げたいだけだったりすると、上手くいきません。

また、一般的に良くないと思われるようなことが起こっても、それはその人にとってあとあと必要になる人生のステップだったということもあります。


なんでも上手になるためにはそうであるように、直感力を磨くためには、トレーニングが必要です。

直感だと思ったら動いてみる。それで上手くいかなかったら、それは本当に直感だったのか、それとも見栄やエゴから来たものではなかったか… 自分自身を見つめて考えてみる。自分に問いかけてみる。

あまり良くないことが起こったとしても、そこから何を学べるか、この経験をどう未来に生かしていけるかを考えてみる。

そんなことを繰り返していくうちに初めて、本当の直感力は磨かれていく。

最初は失敗もあるはず。
でも人は失敗なしには成長できないのだから
失敗したら、一歩前進!って思えばいい。

どんどん試して、どんどん失敗する。
そして、失敗から学ぶ。
そんな経験を積み重ねていこう。

もっともっと、直感に敏感になろう。

そう思った出来事でした。








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