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数字に表せない価値とは?|LAP8期コンピュータサイエンス単元の予習


<課題図書>

シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成 (NewsPicksパブリッシング)/著・安宅和人

<課題1>

作中に出てくる、数字に表せない価値という部分で例としてスターバックスと喫茶店の対比があります。具体的にどういう違いがあるのか検討してください。

出題:浜崎 陽一郎 氏

1)スターバックス

<特徴>
①お店も、お客様も、スタイリッシュなイメージ
②店舗が沢山あり、どこでも均質なサービス提供を受けられる
③用途は、待ち合わせ、打合せ、仕事その他の作業に訪れる人が多い?
④季節性のメニューや、地域性のあるのグッズもあり、商品そのものを楽しみに来るお客様もいる

<数字に表せない価値>
・特徴①から、スターバックスを利用する自分自身もスタイリッシュな印象を与えられる。
・特徴②から、希望する用途に適うサービスが必ず得られることがわかり、そこにアクセスもしやすいので、経済的・肉体的・精神的に余計な機会費用を払う必要がなくなる。(これは数値化できてしまうだろうか)

2)喫茶店

<特徴>
①お店ごとに異なる外観、内装、BGM、商品、サービス、品質、価格
②必ずしも交通の便が良いとは限らない立地
③用途は、飲食やそこで過ごす時間を目的とする人が多い?
④立地や席数によっては、少人数での打合せ等で使われることもある

<数字に表せない価値>
・特徴①~③から、訪問することのそのものに驚きや喜びが伴う。(但し、ハズレをひく可能性もある)

<課題2>

スターバックスのように数字で表せない価値を持つと思うお店や施設を一つ設定して、それがどのような価値なのかを説明してください。

出題:浜崎 陽一郎 氏

「価値を持つと思うかどうか」と、その価値が「数字で表せるかどうか」は別の次元で考えなければいけないけれど、いずれにしてもパッとは思いつかない。個人的な思い出や、訪問の背景に思い入れのある場所、人生の転機に関わる出逢いや出来事が起きた場所はいくつもあるけれど、「お店」や「施設」そのものとなると、、寝ぼけて生きてきてしまったのだろうか。

しばらく考えてみた結果、「日本科学未来館」を挙げてみたいと思う。

エントランスから入場してすぐに、5階まで吹き抜けの天井から吊り下げられた球体モニター「ジオ・コスモス」が出迎えてくれる。そこには、宇宙から見た地球の姿が映像で映し出されている。

初めて訪れたのは大学生の頃。友人と話題の特別展を観に行ったのだが、ジオ・コスモスのあまりの美しさに、目的を忘れて一日中そこで眺めていたいと思った。(当時は、ジオ・コスモスの下に靴を脱いで寝ころべるスペースがあり、クッションまで設置されていた。)

自然豊かな田舎町で生まれ育ち、海山には慣れ親しんできたが、東京はお台場、シティ・オブ・ザ・シティの科学館で、この星の美しさに開眼するとは夢にも思わなかった。

あれからもう10年近く経つが、今も私の心を捉えて離さない。「東京で行きたいところは?」と問われたら、必ず思い浮かべる場所のひとつだ。

日本科学未来館

<特徴>
・最新テクノロジーから日々の素朴な疑問、地球環境、宇宙の探求、生命の不思議まで、さまざまなスケールで現在進行形の科学技術を体験いただけます。(公式サイトより)
・常設展・企画展・特別展などの展示に加え、トークセッションやワークショップなども充実している。

<数字に表せない価値>
・科学の知識だけでなく、宇宙・自然・命の壮大さ、そして美しさを体験できること。

地球ディスプレイ「ジオ・コスモス」 日本科学未来館より

以上

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