買ってよかったもの「中津箒」
今日はお題に合わせて。
”買ってよかったもの”についての話。
最近の話になりますが、
「中津箒(なかつほうき)」
というものに出合いました。
お掃除に使うあの”ほうき”です。
きっかけ
それは先日。
初めて東京蚤の市に行った時のこと。
東京蚤の市とは？
編集チーム手紙社が主催するイベント。
古道具や北欧雑貨など様々なお店が出店しています（超ざっくり）
東京蚤の市2019公式サイト
↑見ていただいたら分かると思いますが、
めちゃくちゃ楽しそう！なイベントです。（超ざっくり）
このイベントについても語りたいことが色々あるのですがまた機会があればお伝えしたいです。
そんな素敵なイベントに初めて行くことになりわくわくしながら色々と情報収集をしていたところ、気になったのが
「中津箒」さんでした。
なぜ、惹かれたか？というと、
ちょうどその時
「玄関掃除にちょうどいいほうき」を探していたのです。（マジで）
いろいろ探してみてもなかなかピンとこなくて。たかが箒だけど、なんとなく、ちゃんと探そうと思っていたのです。
あと、ワークショップがあるのも
気になりました。
わー、なんかたのしそう！
一期一会
とりあえずどんなものなのか、あまり知らないまま会場へ。
ふわっとしかリサーチしないわたしです。
とりあえず、行ってみました。
こちらがワークショップでつくったミニ箒。
の、お手本のやつです。
営業妨害になるといけないのでメイドインわたしのは自粛します。
なかなか難しかったですが、楽しく職人気分を味わえました。
実際に作っている職人さんから色々お話を伺えたのもよかったです。
人との出会いがあるのもイベントならではですね。
中津箒について
神奈川県愛甲郡愛川町中津で、
大正期～昭和20年頃にかけて
発展していた箒産業。
しかし、戦後以降、
海外製の安価な箒が入ってきたことにより
中津の箒産業は衰退していったそうです。
→中津箒の歴史
そんな状況から中津箒を復活させよう！と
ホウキモロコシという箒の原料を
無農薬でつくることからはじめて。
職人を集めて、少しづつ復活して。
今はこうやって各地のイベントに参加しているんです。
と、お話してくださった若い職人さん。
（職人としてはベテランさんです）
材料から手作りのあたたかい箒。
これもご縁だ。
ちょうど良い大きさの箒を1本、
家に持ち帰りました。
色が少し良くないという理由でアウトレット価格になっていたのを目ざとく見つけ、即決。
※イベント出店時などにたまにそういうものを出すことがあるそうです。
”買ってよかった”理由
思ったよりもやわらかな箒。
使い続けるうちにどんどん短く、固くなっていくとのこと。
使う場所も固さに合わせて変えていくと良いそうです。
値段以上の満足感はある？
そういわれても正直まだ分かりません。
ですが、”買ってよかった”確かにそう、思っています。
役立ったから、お得だったから、というよりも
これを買うことができる自分になってよかった。
とでもいいましょうか。
大人になったなあ、と思う感覚に近いかも。
選択肢は量販店に並べられているものだけじゃない。
ネットの人気ランキングに入っているものだけじゃない。
東急ハンズで買う箒の方が優れた機能があるかもしれない。
けれど、「長く大切に使いたい」と思える箒は断然こっちだと思ったんです。
今まで見てきた世界から一歩踏み出して、
自分から歩いていって出合って、
そして選んだものを買えた。
それが自己満足でも、うれしくて。
初めて、憧れのブランドで買い物をしたとき。
その時の高揚感とはまた違う安心感のような気持ちになりました。
まだまだ使い込んではいないので、
数年後、いや、もっと。できるだけ長い間をあけて。
改めて”買ってよかったもの”として紹介できればいいなと思います。
お買い物ってやっぱり楽しい！
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