不器用さんでもOK! 工作本の編集者が担当した本で全力であそんでみた。
外に出るのも憚られるほど、暑い日が続いていますね。おうちで過ごす時間が増えたからか、夏に入ってぐぐーっと売れ始めた本を発見! それは…
『あなたの誕生石がつくれる ジュエルせっけんキット』、『おって! きって! かざろうきりがみ』の2冊です! どちらもおうちで工作がたのしめる本ですが、実際のところどんなものが作れるのでしょうか? パッケージでは伝えきれなかった本の魅力を、担当編集者がご紹介します。
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大人も大満足の仕上がり!
『あなたの誕生石がつくれる ジュエルせっけんキット』
この本はその名の通り、誕生石を模した「ジュエルせっけん」が作れちゃうキットです。まずは見てください! この「映え」なジュエルせっけん達を!!
本物の宝石のようですよね。白い紙にせっけんを載せて撮っただけでこんなに素敵な写真になりました!!
この写真で使用しているのは、監修者の木下和美先生が作ったせっけんなのですが、気になるのは「本当にこんなに上手につくれるの?」ということではないでしょうか?
その点は、ご安心ください。この本を担当した編集者(私)は、かなりの不器用です。編集した時に最も気を付けたのは、「不器用な人でもジュエルと呼べるせっけんになること」です。
簡単で完成度の高いジュエルせっけんのレシピを、木下先生に開発していただきました!
このキットのお手軽さをご紹介するため、今回は私が特にお気に入りの「オパール」(10月の誕生石)を作ってみます!
まずは、この本をあけてみます。中身はこんな感じです。
まずは、透明なグリセリンソープに、着色用のせっけんをひとかけら入れます。青・赤・黄・着色用せっけん無しの4種類を用意します。
電子レンジで加熱! 5~10秒で液体に。
ひたすら混ぜると…
固まりました! ほかの3つも同様に用意します。
せっけんだけ取り出すとこんな感じです!
これを手で丸めていきます。
全色まるめるとこうなりました! すでに可愛いですが、もうひと手間加えます。
丸めたせっけんに、溶かした透明のせっけんを流し込み……
冷蔵庫で5~10分固めると、こうなりました! あとはこれをカットすれば……
完成です!! ジュエルっぽくできた気がします~!
ラップでくるむと、更につやつやに。空気に触れないので長期保存をするときにもオススメです。
ちなみに余ったせっけんを、どばーっとランダムにシリコンモールドに入れて固めるだけでも、十分ジュエルっぽいせっけんが作れました! 低年齢のお子さんと一緒に遊ぶなら、この作り方がおすすめです♪
器用な人にも、そうじゃない人にも、自信を持ってオススメできるキットです! おうち時間のおともにいかがでしょうか?
(文・富山なつき)
必要なのは 紙・はさみ・えんぴつ、それだけ!!
『おって!きって!かざろうきりがみ』
「きりがみ」とは…そう、紙を折って切るだけで、びっくりするくらいきれいな形があらわれる、あれです!
子どもの頃におうちや幼稚園でやったことがある! という方も多いのではないでしょうか?
スイーツから乗り物、どうぶつ、季節の飾りまで、いろ~んなアイディアをたっぷり100作品掲載。それがなんと、500円(税別)で楽しめるという…
2014年の刊行以来、根強い人気を誇っている本です。
そんな本書を使い、担当編集が今回挑戦するのは……
きりがみで、南国気分を味わっちゃおう作戦!
折り紙とえんぴつ、はさみを用意して、いざ、はじめます。
さあ、どれをつくろうかな~
南国と言えばやっぱりこれでしょ! ということで、パイナップルに挑戦。
よくみたら難しいと書いてあるぞ。折り紙を縦に半分に折ったら、慎重に、原寸大の型紙をなぞり……
切ります。切るときは、はさみではなく紙を動かすのがポイントだそうです!
できた! うん、いい感じ。切り紙は開くときが一番うれしいですね~!
おつぎは、ひまわりにします!
折り方がちょっと複雑(10おり)なので、「きほんのおりかた」を見ながら折ります。
よし折れた。今度は、重ねて写すのは難しいので、コピーした型紙をあてて切ることにしまーす。
これなら間違えないですね。できました~!
さて開くと…? おお、きれいー!! これは変化が大きくて、一層うれしい!
という感じで、折って書いて切って、黙々と進めます。
びろ~んと広がる作品や……
サイズ違い、色ちがいや……
模様が入った紙でも、つくってみました。
そうしてつくりあげたマイ南国が、こちらです!
ふう。どうでしょうか? 南国感のポイントは、おさるの親子です!
これだけつくっても2時間ちょっとでした。
暇なときにすぐに! どんな場所でも気軽に!
できるのが、きりがみのいいところ。
ぜひ、みなさんもやってみてください~!
☆作者のいしかわ☆まりこさんによる、作り方動画もご覧ください♪
(文・上野萌)