ポップインサイト創業記(27)〜家族・親族向け説明会を実施
今回は、私がポップインサイト創業初期の頃に行っていた、オリジナルでちょっと面白い取り組みの「家族・親族向け報告会」を紹介します。
家族・親族向けの説明会を実施
もともと私は、独立起業するにあたって、「1年以内に単月黒字を実現出来なかったらやめる」と宣言してスタートしていました。
そして、前にも紹介したように、出資金として自分の持ち出し以外に、両親から200万円、妻から100万円を借りていました。同じく喜多君も、おばあちゃんから借りて用意していました。
勿論、家族や親族は優しく貸してくれています。しかし、やっぱり本音では心配している所もあったと思います。
そう考えた私は、創業して1年間の間、四半期に1回のペースで「家族・親族向け説明会」というものを開催しました。
事業ビジョンを伝えていく
私は説明会を行うに当たって、「どうせやるなら本気で力を入れてやろう」と、プレゼン資料も力を入れた作り込みを行いました。
(▼家族・親族向け説明会「極秘資料」)
説明会ではまず、「どういう風な会社にしていきたいか」というのを、お互いの両親や親族に理解してもらうのが重要だと思い、「事業ビジョン」を伝えました。
当時の事業ビジョンの、「圧倒的に手軽なユーザビリティテストを全国展開します。その結果、自分の仕事における課題・機会に簡単に気づき、日々の業務が楽しくなる世界を目指します。」という内容を紹介したのです。
手軽なユーザーテストをどんどん展開することによって、クライアントに入り込んでコンサルタントをやっていくというよりは、テストを量産できる体制を構築して行き、結果として課題とすることが分かって、業務が楽しくなるという世界観を目指したいと意思表示しました。
(▼当時の事業ビジョン資料ページ)
次に、当時一番の柱で力を入れていたOEM戦略について説明しました。
OEM戦略は当時の事業の柱でしたので、独立して時間を取り、力を入れて説明しました。
(▼OEM戦略説明ページ)
そして、どのように営業努力をしているか伝えたほうが良いと思い、どのように顧客開拓しているのか「開拓プロセス」を実例を挙げて説明しました。
(▼顧客開拓説明ページ)
実績や今後の考えも公開する
さらに、本来1番気になる所であろう、売上の推移に関しても説明しました。
この資料を元に、順調に成長していることは伝えられたと思います。
(▼売上説明ページ)
そして、最後に今後どのように展開することを考えているのかを伝えました。
(▼今後の展開説明ページ)
現在のサービスにさらにプラスオンでサービスをブラッシュアップすることを考えていること。そして、OEM展開で数社を相手に事業を拡大する計画であること。直販のターゲットも想定していること。
さらに新規事業として、Web制作会社向けの講師サービススタートを開始し、助成金を活用した定着支援の研修サービスを考えていることを紹介しました。
つまり、「今後、こんな熱い打ち手を考えていますよ」と。
これから、ますますガンガンにやっていきますよということを伝えたのです。
安心してもらえたのと同時に、自分達の良き振り返りになった
今回紹介した資料は第1回目の家族・親族向け説明会の資料ですが、この説明会を、創業後の、3ヶ月目、6ヶ月目、9ヶ月目、1年目と行いました。
イメージとしては、株主総会のような感じでした。出資者への説明会だから当然同じイメージになったと言えるでしょうか。でも、正式な株主総会位の真剣味を持って臨んだのも事実です。
結果、周りに安心感を持ってもらえて、より温かい応援を得ることができたと思います。情報を共有することで、格段に信頼してもらえた手応えがありました。
自分自身の内省、振り返りとしてもとても有益でした。人に伝えようと思うと、かなり頭の中で情報を整理することが必要になるので、これを行うことによってかなり思考を整理整頓することができました。
こんな他に聞いたことないような、オリジナルな「家族・親族向け報告会」ですが、開催したことは、ポップインサイトにとっても、周りの応援してくれている人たちにとっても、また私自身にとっても、大いにプラスだったと思います。
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