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リモートワークは燃え尽き症候群になりやすい!?|世界の最新テレワークニュース

テレワークに関する日本であまり知られていない世界中の最新ニュースについて、その要点&考察をお届けする「世界の最新テレワークニュース」。今回は、the ascent(英語版)による「在宅のリモートワークの方がオフィスで働くよりもバーンアウト(≒燃え尽き症候群)になってしまうリスクが高い」という記事について、その要点と今すぐできる施策を解説します。(元記事は英語サイトですが興味深い内容の記事です。ぜひご覧ください!)

今回の内容は以下の動画でもご覧頂けますので、ぜひご覧ください!

●調査結果:リモートワークを行う85%が強い疲労感を感じている

今回の記事は、近年頻繁に耳にする「パルスサーベイ」つまり従業員のエンゲージメントであったりとか、体調状況を定期的にアンケート調査するサービスを行うTINYpulseという会社のレポートです。世界40ヵ国から約800人のHR(=会社を支える人材)と呼ばれる企業のリーダークラスからレスポンスを得た調査結果になっています。

以下は「従業員のコンディションはどうですか?」といった質問に対しての回答結果です。

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結果は、オフィスなどで「対面」で働いている人がバーンアウト的な状況になっている割合が68%であるのに対して、リモート環境では85%と非常に高い結果になっています。かなり高い割合ですよね。記事も、この調査結果を受けて「リモートワークをする時には、より意識しないと燃え尽き症候群になりやすい」と結論付けています。

私はこれまで、自分自身や全面テレワーク化して経営していた自社での体感値的にも、リモートワークは「メリハリがつきにくい」という傾向があると考えていました。どこまでも仕事がずるずると続けられてしまう上に、仕事を終了して「ここからは休憩」という区切りが不明瞭になりやすいのです。

そして、メリハリがつかない中で長時間仕事をしているうちに、ある日プツンと集中の糸が切れてしまったりとか、意欲が低下してしまうというリスクはあり得ると思っていました。そのため、これまでも度々自身のセミナーや著作の中で、メリハリをつけてリモートワークを行うことを推奨してきました。

●テレワーカーの燃え尽き症候群化を防ぐ3つの対策ポイント

今回の記事の中に、調査結果を受けての「3つの対策方法」が紹介されていたのでお伝えしたいと思います。 

テレワークでの燃え尽き症候群への3つの対策 
1:明確なワークスケジュールをたてる
2:通知をオフにする
3:休憩する
The Ascent記事より


テレワーカーの燃え尽き症候群化を防ぐための対策ポイント、1つ目は「明確なワークスケジュールをたてる」。2つ目は「通知をオフにする」。3つ目は「休憩する」というものです。

記事全般で書かれているのは、ずっと仕事を続けるのではなくて、「仕事をしない時間」もきちんと作ることによって、メリハリをつけて、緊張の糸がプツンと切れてしまわないようにしましょうということです。

こういった事は個人でも意識することで充分対策ができると思いますし、会社や組織サイドでも、社員やメンバーひとり一人がピンと糸を張りすぎないことを促すような仕組化やルール化をして対応できると良いと思います。そうすることで、リモートワークの長所を大いに活用して、さらに良い仕事環境を作っていけることでしょう!


▼動画はこちら。参考になりそうであれば、ぜひチャンネル登録お願いします!


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