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突如、中学受験。④

我が家の末っ子兼長女(小6)の中学受験顛末記です。
世間一般でいうところの「中学受験」とは全く別のものなので、S〇PIXとか四△大塚とかは一切出てきませんw

二次選考の結果は。

子どもが実際に学園へ集まっての面接的なアクティビティを終えて一週間後、Webサイト上で合格発表が行われました。



結果は「合格」。



面接であんなにはっきり「地元中学へ行きたい」って言った長女がよく合格したなぁ。なんだかやっぱりおもしろい学校だなぁ…と思いました。面接当日に同じ学年の子たちが募集定員より少なかったのを見て「明確な基準を持って既に選考し終えている」ようにも感じたこともあながち外れではなかったのだな、とも。(※さらに、現段階では当日集まった全員が合格しているのかは未確認です。)

帰宅した長女に合格した旨を伝えると、
「Σ(゚Д゚)!そうなんだ⁈…でもね自信過剰って言われるかもだけど、私受かると思ってたよ。」
とちょっぴり頬を緩ませていました。…なんだか笑える。
そのくせまだ「やっぱり地元中学に行く選択肢を捨てがたい。」とか言ってる長女と最終討論会を開催することに。

自分の思いを展開し、気づきを得る。

恐らく人生で初めて、自分の進路を選ぶというイベントに直面した長女。
彼女なりに「なぜ自分は地元中学へ行きたいのか」自問自答し、数日間かけて拙いながらも自分の言葉で語り、私の問いかけにも答えてくれました。
お互いが冷静に相手の意見も咀嚼しながら、ということを長女と体感できた、それは驚くべきことでもありました。

小学校では所謂『学級崩壊』が起き、そのクラスでは年齢に相応しい「討論」がなかなか出来ず、それが原因となるトラブルも学校では多々起きていたと聞いています。
長女も「自分を優先したい」という感情だけが先に立ち、家の中でもただただ我を通そうとする幼いコミュニケーションの取り方をしていたように思いますが、もはやすっかりそんな姿は影を潜めていました。

こ、これが成長ってやつか…‼
結局、人は「自らの手で切り拓く」感覚を体験すればするほど自信を深めて成長していくのだなぁ、というのがこの討論というか受験での最大の獲得物。そしてそれは「誰かに教えられるのではなく、自ら気付く」感覚を体験することでもあります。
本来は学校で、教室で、友達とこういう体験を日々重ねてこれたら良かったのにな…。あぁ、もったいない。

そんなわけで。

来春から軽井沢風越学園へ通うことになりました。
この討論が功を奏して…と言いたいところですが、進路決定のきっかけは友達とのやり取りでした。

『みんなとは違う中学へ行くかも…』という長女の一世一代の告白?に対する友達(いつメン)の反応が意外にあっさりとしていたことに拍子抜け。何人かに話をしてみて、「地元中学と今の友達へのこだわりは自分だけの思い込みだった」と感じたことが大きかったようで。
まるで憑き物が落ちたように前向きになり、日々学園のホームページをすみずみまで読み込んで、「入学前にもう一度見学に行けないの?」とまで言っています。
…ま、そんなもんですよね。

3年後のこと。

中学課程が終わる3年後、ふたたび進路について決断をしなければいけないのですが、今はまったくもってイメージがありません。
地元の公立高校へ行くのか、どこかの私立高校へ行くのか、N高のようなオンライン学校へ行くのか、はたまた留学するのか、進学以外の道を行くのか。どうなるんでしょうね。
良く言えば無限の選択肢があり、悪く言えば何一つ確実なものがない、という状況です。まぁいずれにせよ、人生あまり綿密に計画したところでその通りにはいかないのだからと今のところは深く考えないでいます。
だって、今年の初めにはこの年末の状況、新型コロナウィルスのことも風越学園のことも、何一つ予想出来てなかったしw

ただ、一つだけ。
風越学園へ通う3年間は他の学校へ行くのとは全く違う経験が出来る。ということだけは確か。これはもう間違いない。
そうした3年を経た後の長女の姿が楽しみなので、またnoteに書きたいな~とぼんやり考えています。

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