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やりたいことはなくてもいい

先日、書店で本を探していた時の話。やりたいことを見つけるためのHOWTO本が書店でたくさん平積みされてるのを横目に、やりたいこと探しをしていた自分をふと思い出しました。当時は、周りの影響でやりたいことを見つけて仕事にすること、若いうちからそれを見つけた方がいいという言葉に煽られ、一生懸命やりたいことを探していました。でも、その時は自分のやりたいことなんて見つけられませんでした。

振り返ると、やりたいことを見つけるのではなく、”答え”を探していたように思います。その"答え"というのは、やりたいこと=お金を稼ぐ手段、やりたいことを見つけて職業としてはたらくイメージでした。例えば、料理家、映画評論家、イラストレーター、絵本作家など。でも、料理は好きだけど人生を料理に捧げる自信もなく、趣味で映画を観る程度、小さい頃お絵描きがすきだったなど、どれもこれも中途半端。自分の中で勝手にやりたいことのハードルを高く設定してしまい、やりたいことの本質を見失っていました。

では、そこから脱却するためにどうしたらいいか。それは、自分がワクワクを感じて、気付いたらそればかり考えている状態をつくることだと思います。がしかし、人によってはその状態をつくること自体、すごく難しいと思う人もいます。私自身そうでした。恋愛で例えるなら、しばらく恋愛から遠ざかってた子が急にめちゃくちゃ好きな人を見つけるくらい難しいです。たぶん、恋愛体質の子なら自然とできちゃうことも、ブランクがあればあるほど探すのが面倒で大変でした。

そして、私自身悩みに悩んでたどり着いたのは、やりたいことがない人は無理してやりたいことを探す必要はないということです。これも恋愛と同じ。もちろん、やりたいことを見つけたいと思うのであれば、その気持ちは大切にした方がいいと思いますが、その想いが強すぎると焦ってしまい、結局続かないというのが現実です。

なので、まずはやりたいことはなくてもいいや、というスタンスでいいと思います。気が向いたら自分の身の周りのことに少しでも興味を持って、好きになる努力をすること。下手にやりたいことのHOWTOを他人の本から学ぶより、身の回りに興味を持つことの方が大事だと思います。

私自身、こんなに悩んで何も出てこないくらいやりたいことなんてない人です。できれば休みの日は家でゴロゴロして、漫画や映画を観るだけで幸せな人間です。そんな中、だんだん会社にも慣れてきて新しいことを始めたいなと思い、noteと出会いました。はじめ自分の考えを言葉にすることは照れくさい部分もありましたが、単純に今は書くことが楽しくなってきています。でも、いつまでに読者を何人まで増やしたいとか、明確な目標などは特にありません。やりたいことはなくてもいいやと思ってるからこそ、気楽に楽しめるのかなと思います。

みんな全員やりたいことを明確に持ってなきゃダメな世の中はたぶん生きづらいと思います。ちょっと肩の力を抜いた考えもあってもいいかな〜と今日もツラツラとnoteに書き綴ってしまいました。

最後まで読んでくださりありがとうございました!

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