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カウンセリングの日

※性虐待被害、性犯罪被害によるトラウマ症状やフラッシュバックの不安のある方はお控えください。





今日は2週間ぶりのカウンセリング。
再開してからは、3度目です。
今回の伝えたいことメモ。

①なんだかあの頃のように絶え間ないフラッシュバック
②わたしは当時、どう診断がついていたのか。先生からみて、わたしはどうでしたか
③夫に、性被害やトラウマケアというものは時間を要することや、落ち着いてる時期と症状が悪化する時期があることや、それらを繰り返すこともあることを、どう伝えたら良いかわからない

いま苦しいことです。直近で苦しいこと。
これらを重点的に話したくて、お伝えしました。

①ここのところ、虐待のニュースやジャニーズや歌舞伎界の性被害報道などを目にします(周知されるのは良い事と思っています。これまで表面化して見えていなかっただけで、虐待も性被害も、もっともっとあると思っています。告発までの長い道のりや勇気や、事件化してから声をあげられている方への勇気も、心から尊重しています)。
わたしもまた、幼少期の記憶が蘇りました。友達のおうちのネグレクトや、性虐待、中2か中3の頃に親に日記や手紙を読まれたり追求された後に泣きながら「あんなに頑張って産んだのに」と言われて抱きしめられたこと、なぜか謝ったこと、もう二度と母親を傷つけないぞ!!と思った、などなどです。辛い過去の、追記の追記。みたいな感じで、なんか増えた感じです。またか。まだあるのか。傍観している自分がいます。離人感たっぷりに。
娘には絶対やりたくない。絶対絶対しない。
娘が誰かのそれを見たり傷ついてしまった時は守る。その子も、絶対絶対絶対、わたしが守る。
先生に話す時も笑って話してて、誰?何?って思いながら話していました。

②気が狂って、妹に東京に連れ出してもらって、おおきな病院の神経科に連れて行ってもらって、新患は予約しないと見て貰えないはずなのに、緊急で見ていただきました。ごめんなさい。1週間眠れず、アルコール依存もあり、幻覚幻聴がいちばんひどかったときです。もっとひどく、くるしかった人も居たかもしれないのに。申し訳なくて消えたくなる。その初診の日にもらったベルソムラという眠る薬を飲んで、まずは指示通り1週間寝ました。
何度か通ううちに眠れるようになってきて、落ち着きを取り戻した感じになってきたのですが(大丈夫なつもりになってた本当に)、神経科の先生の前で、突然トラウマの蓋が開いて、性虐待や性被害のトラウマ反応からの発作になりました。人生初!のこと。
そして、「あなたには専門のケアが必要です。時間はかかりますが、ご紹介いたしますね。それまでもう少し、眠ること、がんばりましょうね。」と言ってくださいました。性被害とか、そういうことばは使わずに。いまでも、感謝しています。男性の先生だったけど、名前以外、顔も思い出せないけど、思い出すと胸が苦しくなって涙が溢れて来るけども、あのときの私を助けてくれて、ありがとうございました。カウンセラーの先生に繋いでくださって、私を生かしてくださって、ありがとうございました。
そして今の先生とのトラウマカウンセリングがスタートしました。
1年半ほど。その後、わたしの環境的自立や私生活の変化からカウンセリングの無期限のおやすみをしました。
結婚と出産をして、子育てをしながらの数年を経て、また苦しくなり再発。
今の私を見て先生はどう思いますか?
そう聞きたいけど、その前に。
「当時のわたしは、どんな印象でしたか。神経科の先生からは、どんな紹介状だったんですか。PTSDなんですか。解離や健忘はどうですか。」
過去のわたしを、気が狂ったあの当時の当時のわたしを、客観的に知りたい。
そう伝えた。
答えはまた次回になりました。

③普段は家族と過ごして夫と一緒に子育てして仕事して生活しています。たまに辛い時は、夫の手を握ったり、ただ触れます。あまり言葉にしません。伝わらないこともわかっているし(諦め)、巻き込みたくない気持ちもあるから。毎日毎日、性犯罪や性虐待について考えたり見たりしているなんて、きっと理解できないでしょうと思うきっかけも、以前にあったから。
性被害の苦しみ、カウンセリングの必要性、二次加害への理解、ジェンダーについて、子どもへの連鎖的被害、トラウマ付与、不安や恐怖、たくさんたくさん、伝えたいことがあります。でも、上手くできない。それどころか、わたしのトリガーになり解離してしまいます。
そこらへんを、今日のカウンセリングでは吐き出させていただきました。

𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 
先生が話してくださったこと

「ちむさんは本当に、幼少期に、大人と子供、他人と自分、それらの境界が守られなかったんだね」
「旦那さんと、トラウマや子どもへの性教育を通して性被害のことに関してどのように関わりあっていくか、伝えていくか、判断するにはもう少し、ゆっくりじっくりお話していきましょう」
「初めてお会いした頃は、とにかく止まらないで話し続けて、トラウマ反応からの過覚醒なのか発達障害からの反応なのか判断がむずかしい感じでした。だいぶ混乱されていましたよね。」

こんな感じのことを話してくださいました。
知れて嬉しい。気が狂っても覚えていることはたくさんあります。だけど、覚えてないこともたくさんあります。
先生と出会ってからカウンセリングに通うようになって、昔住んでいた町の駅のホームで、外の広場で、佇んでた自分を傍観してた自分を、いまも眺めています。
大切な時間だった。それだけは、言える。
夫と娘を、苦しめたくない(きっともう既に苦しめているかもしれない)。
あのとき、支えてくれたひとたちを、これ以上傷つけたくない。と、終盤の方は話しながら脳内ではぼんやりと考えていました。

最後に通話をきる時に、「次回までの間、苦しいときは現実に戻ってくるように意識を戻してみてくださいね。しっかりと地面に足を付けることに集中したり、ものを触ったり、からだをトントンしたり、意識を過去に持っていかれないように。」と言ってもらい、すっかりそれらを忘れてる自分に気付きました。
カウンセリング終了時は動悸が収まらず酷かったけど、太ももをトントンして深呼吸してから、なんとか夫と娘のところに戻れました。
また次回まで時間が空くので、ゆっくり考えたいです。