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彼シリーズ

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彼との思い出、心情などを綴ったものたち
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2024年8月の記事一覧

乙女は特別がほしいだけだった

乙女は特別がほしいだけだった

毎日あなたのことを想って泣くの。泣いて翌日腫らした眼をなんとか誤魔化すためにいっぱい寝ちゃったって言うの。

その時の私、苦虫を噛んだような顔してると思うんだけど、バレてないみたいでよかった。

私はあなたじゃないとダメなのに、あなたは私じゃなくてもいいことにたま〜に気づいて我に返るの。

危なかった。また勘違いしちゃうところだった。

恋人みたいなことをしたいし、乙女みたいに扱ってほしいんだけど

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終わっても終わらなくても

終わっても終わらなくても

甘い甘い夢のような時間をいつしか苦しく虚しい時間だと思うことが増えた。

今はもはや何も感じない領域にまで到達してしまって、自分という人間が怖い。

いずれ終わる短いスイートタイム、だと思ってしまえば前と比べて幾分か楽になった。

あなたとの甘いラストは見据えていないと言えば私が悪く映るかもしれないが、ひと夏の恋と言ってしまえばマシに聞こえるだろう。

結婚願望があるかないか。どういう人生設計を描

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大号泣で大事故

大号泣で大事故

つい先程までずーっと、計3時間は泣いていました。いい大人が、えんえん声を出して泣いていました。

私が些細なことで不安に思ってしまうのも、こうして夜な夜な涙が止まらないのも、全てあなたがあの子のことをまだ愛しているからですよ。

私のことを好きだと言ってくれるあなたは、いつもどこか自信なさげにその言葉を呟きます。

私の「だいすき」に、あなたは「すきだよ、」と。

もう私が1番じゃない恋愛には飽き

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