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過去に囚われすぎてはいけない「雨を告げる漂流団地」
過去の美しくて儚い思い出に追い続けて、壊される団地と離れたくないという少女の物語でした。
団地の思い出の集合体、いわば団地の日記であるのっぽの回想、本当に寂しさが込み上げてきました。
夏芽は特に団地に思い入れがあり、何があっても団地と別れたくないという気持ちがあり、心の拠り所として団地があったのでした。
それでも主人公である夏芽は過去に縋ることとお別れし、これからを生きていくことを決意しました。
その心境の変化の支えには皓祐がいて、信頼できる関係性って本当に大切なんだなと感じました。
過去に縋るのもいいけど、前を見て、未来に向かって進むことも大切だ、ってことをこの作品から伝わってきました。
これで感想は終わりです。
ご拝読ありがとうございました。