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演技の良し悪しは準備で決まる。イントロダクション的、自己紹介。

初めまして。大西貴志と申します。
このページを見て頂き、ありがとうございます。
僕は、アカウント名でもある「ぽんず」と言う芸名で俳優をやったり、本名の大西貴志名義で脚本を書いたり、演出をしたりしています。
今から6年ほど前、どういう巡り合わせか、専門学校で演技講師の仕事をさせて頂くことになり、今現在「台本の読み方講座」「演技プランの作り方」という授業を担当しています。
また、芸能プロダクションでレッスンの講師をする機会も頂き、今まで延べ400人程度の学生、俳優の方に向けて、授業やレッスンをしてきました。
その中で僕が強く感じていることは、

・芝居をする前にしておく準備作業に対する知識が足りていない。
・もしくはその準備方法を学ぶ機会がなかった。
・準備作業の重要性をきちんと理解できていない。
・芝居をする前の準備作業の手順が確立されていない。
・とにかく芝居をやっていればそのうち出来るようになると思っている。

上記のいずれか、もしくは複数該当する俳優が想像以上に多いのでは、と言うことです。
もちろん専門学校に通う生徒たちは、これからお芝居の勉強を始める子たちなので、分からなくて当たり前なのですが、芝居をする前にしておく準備作業が出来るようになるための土台作り、そしてホンが読める役者になり、演技プランが立てられるようになる。という事を授業の到達目標にカリキュラムを作り続けてきました。
その授業の中で確立してきた自分の演技論、台本の読み方と準備の方法論、思考術は、学生だけでなく

・今、思うように芝居ができない。
・自分の芝居に自信がない。
・台本の読み方、台本から何を読み取ればいいのかが分からない。
・役作りをどうやればいいのかが曖昧。
・オーディションなど、ホンを読む時間が限られた状況で、どういうアプローチをすればいいのかが分からない。
・演技プランを作るってどういう事?
・役作りという作業を具体的に説明できない。

といった悩みを抱えている人にも有効なのでは、と言う思いと、台本の読み方、捉え方、役作りに必要な情報を読み取って演技プランを立ち上げるまでのプロセスを具体的に提示して学ぶ場所って意外にないのかも知れない。じゃあ、僕が作り上げてきたカリキュラムはそういった機会のなかった人たちにとって有益なものになるんじゃないか、一定の需要があるんじゃないか、と言う思いが合わさって、この記事を書いています。
あと、教え子たちの授業の復習や補足のツールになればいいなとも思っています。

「芝居のやり方」ではなく「芝居の準備方法」を学ぶ。

芝居を作る作業は、準備の手順、方法論が分かれば必ず面白くなります。僕の提示する演劇思考術は、初心者〜中級者には、かなり効果的な方法論、思考術だという自負があります。この記事を通じて、若い俳優に生き生きと芝居を楽しんでもらえるようになってほしい。
このnoteでは、俳優目線の台本の読み方、そして演技プランを作るまでの準備作業の全てを具体的に提示する。ということと、学生たちが芝居の勉強をするにあたって、どんな壁にぶち当たることが多いのか、その事例と解決策の考察。この二つを柱として記事を作成し、誰もが演技プランを持って芝居に臨める状態を作れる手助けになればと思っています。

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