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【マインドセット】 最速で失敗しよう

前編の振り返り

※本投稿は後編になります。


2ヶ月の育休期間中、何気なく見た
中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITYの動画をきっかけに、
 ・お金について真剣に勉強する
 ・将来のライフプランを考える
 ・夢に向かって行動する
と180度方針が変わった。

また、両学長 リベラルアーツ大学 が提唱する
「お金にまつわる5つの力」の存在を知り、
 ・貯める力
 ・稼ぐ力
 ・増やす力
 ・守る力
 ・使う力
それぞれに対して、すぐに行動に移した。

その中でも「稼ぐ力」が難題で、
会社員である私が自ら事業を立ち上げ、
収益化する必要があった。

ビジネスの知識が全くない私には
「学長がおすすめする副業をとにかくやってみよう」
という発想に。

そこで、下記動画で紹介されている
 ・プログラミング
 ・Webデザイン
に挑戦してみるが、収益化できずに挫折したのであった。


前編の詳細はこちら↓↓



信頼のない初心者がやるべき事


時間をかけてWebデザインのスキルを学んだにも関わらず、
案件を獲得するためには、1日何十件と地道に営業をかける必要がある。

それもそのはず。
受注実績のない初心者には「信頼」がないのだ。

仮に仕事を依頼したとしても
 ・途中で投げ出されて連絡が途絶えるかもしれない
 ・こちらが求めていたクオリティに到達しないかもしれない
 ・問い合わせが多く、こちらの時間が奪われるかもしれない
のように、不安要素を挙げればキリがない。

同じお金を払うなら実績のある人に依頼するし、
現にランサーズでは、約6割の人たちには一度も仕事が来ていない。
(下図の"レギュラー"は受注実績がない人を指す)

図 HTMLコーダー ランク別の人数

逆に言えば、
一度実績を作ってしまい、信頼関係を構築できれば
継続して案件を受注できる可能性が高くなる。

「0 → 1 にするのは非常に難しく、
 1 → 10 にするのは比較的簡単である」

と言われているのも納得できる。

では、どうやって 0 → 1 にするのか?
私が出した答えは「SNS運用」であった。

Twitter、InstagramのようなSNSにおいて、
有益な情報を発信しているインフルエンサーはたくさんいる。

そして、フォロワーの多い人には
それだけフォロワーを増やせるだけのスキル、魅力があるのだ

そうでなければ、赤の他人のアカウントはフォローしないし、
わざわざ「いいね」や「コメント」もしないはず。

実際に、フォロワー数が多いことによって
 ・仕事が受注しやすくなる
 ・転職が有利になる
 ・自社の商品をPRできる
といったメリットがある。

SNSのフォロワー数は単なる数字ではなく、
現代における信頼の証なのである。


その当時、私はSNSのアカウントすら作成しておらず、
一度も利用したことがなかった。

正直なところ、
SNSを避けている部分があったのだ。

わざわざ、自分のプライベートな部分をさらけ出したくないし、
炎上や誹謗中傷が怖かったのだ。

でも、この先どんな副業をやろうとしても、
目に見える信頼の証が必要になってくるだろうと感じたため、
Instagram運用を始めたのである。


Instagram運用

1. アカウント設計


2021年9月。
初めてInstagramのアカウントを作成した。

どのようなジャンルを発信しようかと悩んだ末、
「育児」に関して発信することに決めた。

理由は、男性で育休取得する人は比較的少ないし、
ハッシュタグの規模から、需要があるジャンルであると感じたためである。

一方で、育児関連の男女比率を見てみると、
圧倒的に女性の方が多かった。

これは下記のように、
ハッシュタグを男女別に並べて比較すると、一目でわかる。
 例)男性を示す「パパ」、女性を示す「ママ」のハッシュタグを比較すると
  圧倒的に「ママ」の方が多い。

そこで、自分自身の育児体験を活かし、
子育てママに対して発信しようと決めた。


それからは、
育児ジャンルのアカウントを20~30件調べ、
 ・フォロワー数
 ・投稿数
 ・投稿デザイン
を並べて、徹底的に研究した。

同じ育児ジャンルでも発信内容はそれぞれ違うし、
投稿デザインも全然違う。

1から投稿デザインを考えるのは無謀なので、
いいなと思ったデザインを組み合わせて使うことにした。

また、ハッシュタグについても、
 ・投稿に関係するものだけを使用する
 ・ハッシュタグは規模が小さいものを多く使用する(100~1万)
を意識して使用していた。

これらの分析結果は以下にまとめてある。


2. 投稿のストック作り


実際に投稿を作成してみてわかるが、
とにかく時間がかかる作業だ。

・投稿に使えそうなネタを考える
・相手に伝わりやすいようなストーリーを考える
・投稿の原稿を書き出す
・原稿を元に投稿データを作成する
・ハッシュタグ、キャプションを考える
・Instagramに投稿する
パッと思いつくだけでも、これだけの作業が挙げられる。

毎朝4時に起きて、仕事前に2~3時間ほど作業できるが、
それだと1週間ぐらいかかってしまうのだ。

そこで、悟った訳である。
「毎日投稿なんて無理だ」

仕事、家事、育児をやりながら、
Instagramを毎日投稿していたら、必ず崩壊する。

一方で、投稿頻度が少ないと、
Instagramのアルゴリズム的にも良くないらしい。

これらの状況から、
初投稿する前に投稿をストックすることにした。

投稿をある程度ストックしておけば、
投稿作成に1週間かかったとしても、
2~3ヶ月は高頻度で投稿できると考えた。

実際にメリットがあった一方で、
デメリットもあるため、以下にまとめる。

■メリット
・高頻度で投稿できるため、認知されやすい。
・初投稿の品質が向上する。
 (ストックが増えていくと当然品質が上がり、序盤の投稿も修正できる)
・投稿の統一感を確認できる。
 (「グリッド」というアプリがおすすめ)
・初投稿がスタートすると、やる事が多すぎて投稿作成に時間が割けない。
  - 慣れないインスタ操作
  - いいね回り
  - コメント回り
  - ストーリー投稿

■デメリット
・初投稿までに時間がかかる。
 (20投稿ストックするまでに約半年かかった)
・初投稿前に挫ける可能性がある。
・「投稿前に想像していたペルソナ」と「投稿後のフォロワー」が違う
 (ペルソナ:旦那が家事育児に協力的ではない。旦那が嫌いなワンオペ妻)
 (フォロワー:旦那が激務で家事育児できないだけ。むしろ尊敬してる)
・上記に伴って方向性が変わってくるが、ストックした投稿は変えられない


3. フォロワーとの交流


前述した通り、SNSに対して苦手意識があった私は、
積極的にフォロワーさんと交流するのができなかった。

顔出しをしている訳ではないが、
「住所を特定されたらどうしよう」
「誹謗中傷されたらどうしよう」
とネガティブな気持ちが先行していた。

しかし、実際にフォロワーさんと交流してみると、
本当に温かい人達が多かった。

こんな私の投稿でも、
 ・とてもわかりやすくて参考になった
 ・今度試してみようと思った
 ・共感してもらえて嬉しい
のように言ってくれる。

投稿に関係なく仲良くしてくれる方達も増えて、
本当にやり始めて良かったなと思うし、
もっとフォロワーさんに還元したいと思い始めた。


それからはDMやアンケート等で積極的に交流し、
フォロワーさんの悩みに寄り添えるようなアカウントを目指した。

ただ、フォロワー数がイマイチ伸びない。
ちゃんと見てくれる人達がいてくれるのはわかっているが、
どうしても数字が気になってしまう。

同じ時期に始めたアカウントはどんどん伸びているし、
焦る気持ちもあった。

何より、
アカウント作成してから1年経った今でも、収益化できていない。

お金を払ってコンサルを受けたりもした。
たくさんアドバイスをいただいて有難い反面、
修正点が多くて、改善にかなりのエネルギーを使う。

ただでさえ時間が足りないのに、
「日頃の運用」+「アカウントの修正」がかなり負担となっていた。
正直、辛かった。

そんな時に、
YouTuberヒカルの著書「心配すんな。全部上手くいく」に出会い、
ヒカルの言葉に、生き様に心を揺らされ、
また新しい挑戦を始めた。

新しい挑戦の詳細はこちら↓↓



"失敗"をポジティブに変える言葉


生まれてから30年間、
"失敗"をしないように生きてきた。

「失敗は成功のもと」
とよく言うが、失敗して嬉しい気持ちにはならない。
最初から成功した方が嬉しいに決まっている。

父親は昭和の厳格な性格だったため、
失敗したらよく怒られたものだ。

だからこそ、
失敗しないように緻密に計画を立て、
成功確率をとことん上げた上で行動する。

これが私のスタイルだったし、
成功確率を上げるために努力は惜しまない。
時間をとにかくかけるのだ。

それを30年間続けてきた。


でも、
ここ最近は考え方が変わってきていて、
「新しい挑戦は失敗がつきものだ」
と思うようになってきた。

そして、
その挑戦が自分に合っていないから失敗している」
とも思っている。

プログラミング、Webデザイン、Instagram運用、
どれも自分に合っていなかった。

自分に合っていないから、時間を忘れるほど努力ができない。
夢中になれないのだと思う。

天才発明家であるトーマス・エジソンの名言。
私は失敗したことがない。
 ただ一万通りのうまく行かない方法を見つけただけだ

そう、私は失敗していない。
自分に合わない副業を見つけることができただけだ。

やはり、副業で 0 → 1 にするためには
自分の「好き / 得意」を仕事にする必要があると思う。
でないと、根気よく続けられないからだ。


リベ大の学長も
「ビジネスなんて10回やって、1回当たればいい方だ」
「最速で成功する方法は、最速で失敗すること」
と言っていた。

GACKTさんも
「モノゴトは成功と失敗に分岐なんかしていない」
「失敗、失敗、失敗・・・成功。成功するまで一本道が続いているだけ」

と言っていた。


今まで30年間で培ってきた常識を捨てよう。
まだ結果が出ていないだけ。
ビジネスとは、そういう世界なのだ。



おわりに


こうやって1年半を振り返ると、
いろんな事に挑戦していることが改めてわかった。

副業でまだ収益化できていないが、
夢を諦めた訳ではない。

私の夢は
「FIREして、妻と旅行しながら生活すること」

そんな生活、テレビの中だけの世界だと思い込んでいた。
有名人やお金持ちだけが実現できる、自分とはかけ離れた世界だと。

でも、その認識は間違っていた。

お金持ちになる方法を知らなかっただけ。
単純に知識不足で、勝手に諦めていただけだった。

"今"行動すれば、未来は変わる。
自分の人生は、自分で変えていく。


最後は私の好きな言葉で終わりたい。
「今日が人生で一番若い日」
       両@リベ大学長


ぽん太
(4,376文字)

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