【ゆったりしたお金持ち】㉒損して得取れ(“人生貯金箱”の話)
世の中には恵まれている人がいるものです。私が思うに、ゆったりしたお金持ちのところには何かしらの幸運が舞い込むことがあり、恵まれている人が多いという印象です。
実際に話を聞いてみると、自分は恵まれているという人も多いのですが、そこにはカラクリがあるようにも思います。
例えば、人生には山あり谷ありで、どんなに幸せそうに見える人でも大きな悩みを抱えていたり心の葛藤に苦しんでいたりすることはあります。また、何も悪いことをしていないのに、突然他人からひどい目にあわされるといったこともあります。
しかし、急な災難が降りかかってきた際の対応の仕方によって、その後の行いも変わってくると思います。
私の知り合いは、嫌なことが起きたり自分ではどうしようもないような悪い事に巻き込まれたりした場合に、その出来事や相手を責めないようにしていると言っていました。
人生は色々なことが起きるものだから、自分が想定していないことが起きても不思議ではない。だからといって、誰かを責めても、どこかに責任を追及しようとしても仕方がないこともある。そのような場合は、なるべく冷静に受け入れるしかない、と。
もしも、そのときに怒りや悲しみの感情が強く出てしまったら、「今回は貸しね。」と思うようにしているそうです。受け流したり我慢したりして、負の感情をあまり表に出さないようにすることができたら、人生貯金箱の中に「貸し」としてチャリーンと入れておくのだそうです。
自己中心的な行いをしてしまったり、誰かを悲しませてしまったりした場合は「借りを作る」ことになるそうで、「貸し」「借り」のバランスが「貸し」に大きく傾いたときに幸運が訪れるシステムになっていると教えてくれました。
嫌なことがあったときに、愚痴ってしまったり弱音を吐いてしまったりすることは悪いことではないけれど、少し我慢できそうなら「貸し」が増えるし受け流してみようかなと考えることで、なんとなくやり過ごせるようになったのだそうです。
自分のプライドを守ろうとすると悔しい気持ちが湧いてきたり、負けたようで損した気分になったりしてしまいますが、「今回は貸しね」と譲る気持ちを持てるようになることこそ、損して得取れの精神なのかもしれませんね。
負の感情をうまくコントロールできるようになると人間関係もうまくいき、仕事や家庭環境が良好で結果としてご褒美が舞い込むようになる。知らないうちに幸運が重なって金運もアップするのだから不思議だと話してくれました。
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