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【ゆったりしたお金持ち】㊿お姫さまの生活を求めない

 立派なお城に住んで、身の回りのことは全て侍女たちがやってくれて、毎日豪勢な料理を食べることができて何不自由がないお姫さまのような生活ができたとしたら…。

 私だったら夢のようで憧れてしまいます。

 しかし、ゆったりしたお金持ちは、「それって面白いの?」を基準にものごとを判断することが多いので、立派なお城やきらびやかな洋服、不自由なく物が揃っている環境自体には興味を持たない人もいます。

 立派な住まいに豪華な食事、ブランド品の数々を所有し遊びに興じる暮らしなんて、成功者の証だと思いませんか。

 例えそれが成功者の証だったとしても、ゆったりしたお金持ちは、そこに面白みがなければその生活を求めることはないようです。


 お姫さまは、生まれながらにして裕福を手に入れているか、王子様に見初められたかのパターンにほとんど分類されます。

 お城の中にいる限り、安全で安心な暮らしを送ることができるというのは、裏を返せば退屈でもあると考えるのだそうです。

 生まれながらにして裕福なお姫さまは、一般人からしたらたくさんのものを持っていて羨ましい限りなのですが、自分自身で何かを成し得るという楽しみを取り上げられているようなものだともいいます。

 ゆったりしたお金持ちは、自分の力を試してみたいと思う人が多いです。チャレンジしてみて、失敗したり成功したりすることが人生の醍醐味だと思っているようです。

 しかも、それをとことん楽しみたいと思っているので、ある意味苦労を苦労とも思わないのかもしれません。

 結果として仕事がうまくいったり、お金が巡ってきたりするということなのかもしれません。

 何もしなくても手に入れることができてしまうと、苦労して手にしたときほどは感動が薄いということに気付いているのです。

 そのため、たくさんの計画を練ったり努力をしたりして成功を引き寄せようとします。自分で自分を感動させたいがために、苦労は当たり前に承知しています。

 その覚悟も中途半端なものではありません。失敗しても、簡単には諦めません。何がいけなかったかを分析し、すぐにまたチャレンジをします。

 ずっとこんな感じでワクワクしているので、周囲も放っておけなくなるのかもしれません。

 つい、周りが巻き込まれていくという光景を目にしたことがありますが、やはりそこには楽しさがあるからなのでしょうね。

 ゆったりしたお金持ちには人生を楽しんでいる人が俄然多いのです。

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