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【ゆったりしたお金持ち-73】値上げを自分なりに分析する

 最近は、物価上昇について話題になることが多いですね。そんな中、先日知り合いのキャリアウーマン(ゆったりしたお金持ちです)と話をしたところ、「値上げ」「物価上昇」の解釈がしっかりしていることに気付き、だからこそ彼女はゆとりのある生活をすることができているのかなと感心しました。

 彼女曰く、食料品でもガソリン代でも値上げを実感しているし、マスコミの報道などからも値上げに関してかなり意識をする機会が増えたそうです。

 しかし、ふと考えてみるとそれだけ低価格の情勢がこれまでは続いていたのだなと感じるそうです。裏を返せば、品質が良い物や上等なサービスを、実に安価で提供してもらえていたということなので、これからは恩返しとして消費者もある程度の値上げを受け入れていく必要があるのではないか、と。

 また、「値上げ」というワードが溢れすぎているが、そもそも住宅ローンなどのローン金利はかなり低いし、携帯電話の通信料なども安く抑えられるようになったので、全体像をしっかり把握することも大事だと言っていました。

 私もこの意見には同感で、子ども手当や高校の授業料無償化など、以前は無かった恩恵を受けることができるようになっている点も忘れてはいけないと思いました。

 テレビや冷蔵庫などの売れ筋家電も高性能の物が以前よりも安い価格設定になっていることもあります。

 円安になると、これまで海外から輸入していた安い材料が高騰するため、輸入材料に頼っていた産業では値上げが顕著になっています。

 一方で、国内産の食材などが見直され消費に回ることで国内産業の活性化に繋がるともいえます。

 ローンを抱えていない人からすると、金利を上げた方が預貯金の金利が上がったり、円高傾向に向かったりするので好感されるかもしれませんが、借金がある人にとっては低金利が幸いしているわけです。

 どちらか一方だけに注目するのではなく、全体像を把握した上で、自分の生活に関する部分の影響を冷静に判断することも大切かもしれませんね。

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