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僕がピボットした理由と今やっている事業について

「TikTokのUIでホテル予約できるサービス」
今まではこれで伝わっていました
ですがピボットしてからは観光、旅行業界を少しわかっていないと
説明しづらいサービスになりましたのでこのnoteにまとめたいと思います
その前に!
元々の事業の説明となぜ僕がピボットしたのか?を説明していきます

元々の事業内容について

一言で言うと「TikTokのUIでホテル予約できるサービス」です

成果報酬でホテルからマージンをもらうビジネスになります
楽天トラベルやbooking.comなどが競合に当たります


オンラインの旅行会社

どんな課題を解決するのか?
→ホテル体験がイメージしづらい

20代後半~30代前半の楽天トラベルなどだけでなく
SNSなどを使ってホテルを探す人がターゲットです

ホテル体験とは?
→そこで人間が感じる感情の振れ幅

ホテルで五感を使って体験する全てを総合したものです
例えば
ロビーの匂い、接客、ベットの柔らかさなどあらゆる要素が含まれます
私は「そこで人間が感じる感情の振れ幅」と定義しています
良いホテルだった、悪いホテルだったというのは言い換えると
想像していたよりも良いホテル体験だった
想像していたよりも悪いホテル体験だった
と言い換えることができます

ホテル体験の要素を細分化したもの
暇な人は見てください(笑)

なぜその課題を解決する必要があるのか?
→イメージ出来なければ残念なホテル体験になる

ほとんどの旅行者はホテルを予約しているときに
「大体これぐらいのホテル体験が得られるんだろうな」
とイメージして予約します
現状はイメージするための要素が様々なところに散らばっています


朝食バイキング50種類!←具体的にどんな料理があるのだろう?

YouTubeで朝食会場を映している動画を見る←大好物がたくさん!

このように要素をそれぞれの場所から集めてきて
自分の頭の中で統合していイメージするのが大変なのです

だからショート動画でわかりやすく受動的に
伝えることでイメージする必要があります


僕がピボットした理由

2つ理由があります
・旅行業法の問題
・ホテル側のニーズを満たせない

旅行業法の問題

ホテル予約を代行する行為は旅行業法で規制されています
旅行業登録番号というのを取得した事業者のみが
ホテル予約を代行することができます

取得するには?
・400万ほどの初期費用(国に治めるお金100万、資産として300万)
・旅行業取扱管理者という国家資格

観光庁HPより引用

まずはお金に関して
表のように4種類の区分に分かれています
私が申請しようとしていたのは第3種になります
これを申請するためには400万円のお金が必要です
上位の区分になるほど海外ツアーなどの高度な業務をすることができます
第1種を取得するのは初期費用で1億円かかります(笑)

国家資格に関して
宅建と同じレベルの国家資格で頑張れば取得することはできます
ですがこの試験は年に1回しかなく、毎年9月に試験があります
つまり、、、
12月にピボット 9か月
承認期間 3か月ほど
ざっと事業をスタートさせるまでに1年の時間が必要でした

さすがにそこまでの長期間を待つことができないというのが僕の結論でした

ホテル側のニーズを満たせない

この半年で大手ホテルチェーンを始めとして
数多くのホテル様とMTGさせていただきました
結果的に現状のサービスでは
ホテル側が導入するメリットが無いことがわかりました

ただそれは数多くのホテル様が
撮影に協力していただき、現場でヒアリングできたおかげです

撮影協力いただいたホテル様
営業めっちゃ大変でした(笑)

以上がピボットした理由になります
・旅行業法の問題
・ホテル側のニーズを満たせない


今やっている事業について

今やっている事業は「ホテル予約エンジン」です

多分この時点で何それ?となっている方が多いと思います

ホテル予約エンジンとは?
→公式HPから予約する際に必要になるシステム

公式HPの「予約ボタン」を押してみてください
別のページに行くホテルがあるはずです
それがホテル予約エンジンになります


公式HPから予約する際によくある感じの画面

これを使うことによって楽天トラベルなどの直販以外からの予約と
直販の予約を同時に管理することができます
これが無ければフロントは
予約管理画面を直販以外と直販の画面それぞれを見る必要があります

何が他社と違うのか?
→自社でメディアを運用している

チルンというサービスをほぼ丸パクりしています

この予約エンジンの特徴は自社でメディアを運用しているというところです
チルンを導入している宿をストーリーを持たせて紹介しています
この紹介の仕方は
楽天トラベルやbooking.comがやっていないことですし恐らくできません

自社メディアの何がすごいのか?
→まるで楽天トラベルのように予約できる

メディアに飛んでいただければわかりますが「予約するボタン」があります

このボタンを押すとまるで
楽天トラベルのようにすぐに予約することができます

これがすごい点!

自社のホテル予約エンジンなので直販という扱いで
ホテルを予約することが可能です
つまり旅行業登録番号の申請が不要になります!!!

私のやっている事業はこのメディアを動画ベースにします!


チルンと違う点

・チルンがターゲットにしていないホテル
・システムとセットになったマーケティングコンサル
・メディアが動画ベース

チルンがターゲットにしていないホテル

チルンがターゲットにしているホテルは
「圧倒的におしゃれなホテル」に限られます
それは創業者のアメリカを旅した時に
どこも同じような宿に飽き飽きした経験から来ているそうです

私たちがターゲットにしているホテル
・良いホテルだけどマーケが上手くいってない10件前後のチェーンホテル
・体験を売りにしているが旅行者に伝わっていないホテル


この2つです

良いホテルだけどマーケティングが
上手くいっていないホテルはたくさんあります

まさに私がお話したあるマーケティング担当者は
現場のことを知らないことが多く、施策もジャストアイデアでした

そして体験を売りにしているが
旅行者に伝わっていないホテルもたくさんあります

招待していただいて宿泊させていただいたホテル様は
お部屋は老朽化が酷く写真では泊まる気が起きませんが
実際に泊まるとまた来たいと思うようになりました
それはご飯のおいしさ、接客、体験がすごく良かったからです


最高の体験を経験させていただいたホテル様

そこのホテル様は完全に理解されておりうまく運営されていますが
全国にはうまく魅力を伝えられていないホテルがたくさんあります
なぜならご飯のおいしさも接客も体験も
写真と文章だとイメージしづらいからです

システムとセットになったマーケティングコンサル

システムの提供だけでなく
マーケティングコンサルをセットにして販売します
それはホテル側の「直販率を上げたい」というニーズを満たすためです
最終的にコンサルをしなくても直販率が高い状態を維持してもらうことを
ゴールとしています
直販率が上がると従量課金ですので
コンサルをしなくても十分弊社も収益を上げることができます

メディアが動画ベース

チルンは文字と写真がベースでした
私たちは動画ベースのメディアを作っていきます
そうすることで五感情報をより分かりやすく
伝えることができると思っています
例えば料理も文字で書くと「おいしい!!!」ぐらいの表現しかできません
ただ動画ですと食べている人のリアクションによって
美味しさの度合いをイメージしやすくなります


事業のまとめ

・ホテル向けのSaaSを提供します
・チルンをベンチマークしています
・旅行者側の「ホテル体験がイメージしづらい」という課題を解決し
ホテル側の「直販率を上げたい」というニーズを満たします
・自社でメディアを運用します
・マーケティングコンサルをセットで提供します
・旅行業登録番号を取得する必要がありません


今後について

今後はBooking.comを超えるためにまずは
キャッシュエンジンを作ることを目指します
年商20億を目指しています

だけどスタートアップはやめた

この事業は完全にスタートアップではありません
ベンチャー企業です
Booking.comを超える時価総額15兆円の会社を
作るためには大きな投資をする必要があります
そのためにはまずはベンチャー企業で成功し
その資金を投入することでBooking.comを超えることができると思いました
桁違いの投資をしてくれるVCなどは日本にはいません
日本の会社として時価総額15兆円を超える企業を作るためには
まずは数百億の種銭を作る必要があります

この事業はそのためのベンチャー企業です

なぜ日本の会社にこだわるのか?

私が子供の頃に「こんな日本を残しやがって」とずっと思っていたからです
完全にオワコンなこの日本を残して老人達は逃げ切ると思っていました

次の世代にそんな考えを持ってほしく無いのです
私の孫世代に「こんな日本にしてくれてありがとう」そう思われたい
だから日本の会社にこだわります

そのためにラストフロンティアである旅行、観光業界を選びました
日本が大きく伸びる業界はここしか無いからです

あとは単純に高校生バックパッカーだったというところもあり、旅行が大好きということもあります笑

高校生バックパッカー時代の写真


私の生い立ちが知りたいという変人はこちらを御覧ください笑

ビジョン

「旅行がより楽しくなりみんなが笑顔であふれる世界」
これが弊社のビジョンです

小中学生の頃の私は生きづらさを抱えていました
なぜ生きづらかったのか?
同調圧力が凄かったからです
そして大人が楽しくなさそう、辛そうな顔をしていると思っていました

だから私がいつも思っていたのは
「大人になりたくない」

ただ私も大人になってしまいました笑
この頃の私を救うためにはどうすればいいか?
それはみんなが笑顔であふれる世界を創ればいいと思いました
そうすれば様々なことに寛容になれると思いました

私は旅行が大好きです
だから旅行をより楽しくすることで
みんなが笑顔であふれる世界を創れると信じています

絶対に創れます

そしてBooking.comを超えることで
旅行をより楽しくすることができると信じています

やれるぞ俺なら!!!!
楽しんでいこう

今後の旅の資金として使わせていただきます ちなみに自分より他人にお金使ったほうが幸せになるらしいよ