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教室運営で大切なこと〜授業編②〜

読んでいただいてありがとうございます。

私は大手の個別指導学習塾で働いていました。

フランチャイズ契約をしている会社でしたが、そこの社長は本社の顧問をしている会社でした。

そんな社長の元で5年間働いた経験を元に、教室運営で大切だと思うことを書いていきたいと思います。

今回は授業について書いていきたいと思います。
長くなりそうなので、いくつかのパートに分けて書いていきたいと思います。
今回はパート②です!
 
パート①がまだの方はこちら!

生徒に興味を持つ!

塾講師は教えるのが仕事だと思っていませんか?

難関校受験を軸に置いている塾に籍を置いたことがないので、その点はわかりませんが、少なくとも、「少しでも、成績を上げたい!」
「勉強する習慣を身につけさせたい!」
「公立高校へ進学させたい!」
などの目的で通っていただいている生徒相手に勉強だけではダメだと私は思います。

いや、やはり、進学メインの学習塾でもこれから話す内容は大事です。

それは、生徒に興味を持つこと。
具体的には

部活・習い事・好きなこと
家でいつも何してる?
学校での出来事
YouTubeで何見てるの?
どこに住んでるの?

などです。
もし、家族構成や両親のお仕事などを聞く場合は、教室長に一声かけて、話題にしていいか確認してからにしてくださいね。

さて、なぜ生徒のことをこんなに聞いて欲しいのか。それは、生徒と良い関係性を持って欲しいという目的もありますが、しっかりと業務にも影響してきます。

例えば、
数学の授業で1週間分の宿題を出すとします。
この時生徒の習い事を知っているかいないかで状況は変わります。
・習い事は週一回の月曜日の塾だけのA君
・全ての曜日に習い事があるB君
この2人に同じ量の宿題を出すでしょうか?

実力が同じで、やらなければいけないことを考えれば同じ量を出したくなるかもしれませんが
そこは、先生として達成出来る量の宿題を
毎日コツコツ頑張れば達成出来る宿題の量を考えるべきです。

他にも
忘れ物をしたC君に
「家に取りに帰りなさい!」
と言いたいところですが、
・塾から家への距離
・徒歩で来てるのか、自転車なのか、送り迎えなのか
取りに返すのか、それとも返さないのか
判断が変わりますよね?

もし、教えている内容が上手く伝わらない時
生徒の好きなアーティストの曲や所属している部活、好きなゲームなどに例えられたら簡単に理解してくれるかも知れませんよね?

生徒の状態というのは大事です。
ただし、友達になってはいけません。
舐められてはいけません。
あくまで、生徒と先生です。
学校の先生より距離は近いかもしれません。
しかし、タメ口を許したり、わがままを許容するのは違います。

生徒の様子を伝える!

もうひとつ!勉強を教える以外にして欲しいことがあります。

それは生徒のいつもと違う様子を伝えることです。

学習塾、特に個別指導塾では教室長よりも担当の先生の方が圧倒的に関わる時間が長くなります。

いつもと少し様子が違うな。と思ったら
勘違いでもいい、教室長へ一言かけてください。

学校で嫌なことがあったかもしれない。
友達に仲間外れにされたかもしれないし、ケンカしたかもしれない。家で親と言い合いになったのかもしれない。

「いつもよりも元気がないな」
「いつもよりよく話すな」
と変化を見つけたら
どんな小さな変化でも良いので教室長へ。

上でも話した成績を少しでも上げたい!という生徒達には日頃の生活面や習慣を変えてあげなければいけません。
そのために、生徒へは深く関わってあげたい。
まるで、道徳のような授業の日があってもいいと思うのです。

以前、数学の授業だったのですが、生徒から友人関係の相談をされ、その日は1秒も数学に触れることなく授業を終えたのですが、次の日にその生徒のお母様からお礼の電話をいただきました。

これはあくまでも一例で、怒る保護者の方もいらっしゃるかもしれませんが、子どもが喜んでいるのに怒る親はあまりいないです。
あくまでも、子どもたちのために。
塾なので、勉強が基本ですが、あいさつや礼儀、態度なども教えることが大事です。

「あそこの塾は勉強だけじゃなくて、礼儀正しくなるってウワサですって!」

となれば嬉しいですよね。
実際に、学校内で私の塾がとてもいいらしいと噂になり、近くの塾から移ってくる生徒も多くいましたし。


さて、今回はこの辺で終わります。
次回はやっと授業の教え方を書きます。
教え方に関しては、みなさんいろいろこだわりがあるかと思いますが、込み入った内容というよりもルールみたいなものを書こうかと思ってます。
こんな考えの人もいるんだなぁと気軽に読んでください。

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