見出し画像

生理について知って欲しい①【基礎知識、身体・心の不調編】





こんにちは。


最近YouTubeで性的マイノリティの人を見るのにハマっているポンサオです。




LGBTQという言葉が出てきたり、
それに該当するタレントさんやYouTuberの方も活躍する時代になって、
性に対するコンテンツが昔と比べて話しやすい時代になってきた。




わたし自身もパンセクシュアルだったりと結構マイノリティに足突っ込んでいる立場なので、
オープンになれる事は自分にも自信が持てるのでありがたい。


(※パンセクシュアル…恋愛対象が性別関係なく「その人だから好き」というセクシュアリティを持つ人)




そういった中で結構タブー視されてきた、
「生理」という話題も割と最近では語られることも増えてきたように思う。


それでもまだまだ認識が行き届いてない事も感じるけれど。

この記事を書いている私も今ちょうど生理中。
この辛さや独特の感覚が男女問わず色んな人に共有出来たら良いなぁと感じる。







女性同士でも
「私は生理の時こんな感じだけど、あなたはちょっと違うよね」 
ということも結構多い。
元々の体質によって個人差もある。



皆がちゃんとお互いのことを共有できる環境になると、楽になるのかなぁなんて思った。




なので私なりの経験や主観がかなり入るが、
生理について知ってもらえる機会になると嬉しいなぁと思って語らせてもらう。


かなり実体験なども詳しく書きたいので、3部作という長編になりそうだ。

良かったらお付き合い下さい。







①生理についての基礎知識





生理というものは、だいたい28日周期でやってくるもの。

(※人によっては違う周期だったり、何らかの理由で突然リズムが崩れることもある)


月に1回はある、と覚えておいて欲しい。




妊娠する準備として胎盤が分厚くなり、
そして妊娠しなかったらその胎盤がリセットされて剥がれ落ちる。
その時に生理として血液と共に胎盤がお股から出てくるのだ。


だいたい5〜7日間くらい出血し続けるが、
終わりに近づくに連れて出血量も少なくなっていく。

その具合によって使うナプキンを変えていくと経済的なのである。


人によるが、
およそ10歳前後で初潮(初めて生理が始まる事)
を迎えて、50〜60歳付近で閉経(生理が終わる事)
になる。
 


40年〜50年くらい向き合わなくちゃいけない体の現象だったりする。



(余談だが、何故か初潮を迎えると赤飯を炊いてお祝いするという風習もある)



また「生理」とは言わず、「月経」と呼ぶこともある。





…以上が簡単な基礎知識だけども、


これだけ見ると生理を知らない人からすると
「なんだか凄いなぁ」で終わると思うので、
実際日常生活の中でどんな事が起こるのかを説明していこう。






②生理の辛さ-身体・メンタル不調編-






生理による体の辛さは大きく2種類に分けることが出来る。



ひとつは、身体的な負担。

もうひとつは、精神的な負担だ。






まずは身体的な負担。

これは想像つくと思うが、5〜7日間ほどを通して常に血液が体から出続けている。



そりゃ体の大切な成分が出続けてるから、
不調になるのも想像が着くだろう。



出血だけでなく子宮が肥大化したり骨盤が動いたりするので
便秘になったり、
逆に下痢になったり排泄に問題が起きることがある。

また、下腹部の鈍くて重い痛み。


表現が伝わるかわからないが、
わたしの酷い時の痛みは「下腹部に重い鉄球を入れられてる感じ」だった。



重くてしんどいだけではなく、
皮膚も臓器も引っ張られた感じで常にキリキリと痛む。


そんな時に立ちっぱなしになったり、
体を激しく動かさなくてはならないタイミングが来ると、もうそれはそれは苦痛なのだ。





あと眠気と倦怠感が凄まじくなる。


生理中はとにかく眠い。

これは子宮からのプロゲステロンという分泌が盛んになることが原因らしい。
それに加えて体温が通常より少し上がるのでボーーっとする。



こんな時の勉強やデスクワークは辛くて仕方がない。



また眠気と並行して、
倦怠感も起こりやすい。


こちらも子宮からプロスタグランディンという分泌が盛んになることが原因。



子宮から色々分泌し過ぎなんだよな…(文句)



38度くらいの熱がある時の倦怠感があると思っていい。
厳密に言うとそういう「現在、白血球!戦ってます!」みたいなボロボロのピンチ感はないけれど、
でもそれくらい体が動かない。



これらも、
体を温めたりなるべく冷やさない心がけや、
あとファーストフード、砂糖を控えたり
しっかり寝ると多少は改善する。


わたしもサプリメントの摂取や、
栄養を考えてご飯食べてたりするとだいぶマシにはなった。


それでも完全に無くなる事は無いのでそちらも理解があると助かる。

  


他にも頭痛や腹痛、気分の悪さなど人によって種類が増えたり、程度もマチマチだったりする。


酷い人は入院する事態にまで発展するので注意。



それくらい重大な事なのだから、
多少の居眠りやこまめな休憩は許して欲しい〜〜!と世間に訴えたいこの頃。
こちとら別に飲んだくれてるわけじゃないのに常に二日酔いみたいな辛さと戦ってンだよ…


なので世間の優しい紳士の皆様は、
パートナーや身近な女性がダラダラしていても
「だらしないな!」とか言わないでください。


むしろ「無理せずゆっくり休んでね」の一言をお願い致します。
 




長くなったが、
お次は精神的な負担だ。




先程子宮からプロゲステロンだのプロスタグランジンだの色々分泌されると説明したが、
そのせいでホルモンバランスが崩れて情緒不安定になる事もある。



イライラしたり、
泣きたくなったり
寂しくなったり。



これも分泌成分のせいだから仕方がない。




しんどいけれど女性の諸君は他人に当たったり1人で抱え込むよりも、
自分なりに解消していくコツを見つけていくと多少は楽になる、という事をお伝えしたい。


月に1回は来るし、
4〜50年は解放されんからね…



イライラする時はわたしはこうしてブログを書いて不満を言語化したりする(もちろん内容がやばすぎて公開しないブログもある)。


イライラを紐解いて、
「何に原因があるの?」「もしどうだったらこのイライラがなくなる?」と考えてみるのもアリだと感じる。



場合によっては勇気を出して人に相談したり、
改善したいことがあれは改善にトライしてみたりと冷静に解決に務める時もある。





悲しい時の対象法。


わたしは幼少期に親に「もっとわかって欲しかった」という気持ちや、不自由さを無意識に抱えてしまっていたからそれが溜まって悲しい気持ちは特に出やすい。


この辺は過去の経験や家庭環境に影響するかもしれない。



だがそこで「仕方がない」と抱え込んでもしんどいので、
とにかく自分に泣かせてあげまくる。


自分の体を優しくさすったり、「辛かったよなぁ」と自分に共感してあげるのだ。



上手い具合に支えてくれる人がいる場合、ここら辺を他人にお願いするのもアリ。



でもそういう人がいなくても自分でセルフケア出来るようになると、すごく楽になるし自己肯定感も安定するのでオススメだ。

アロマやセルフマッサージ、
あとは好きな人やキャラクターの妄想なども上手く使って吐き出させてあげよう。(オタクならではの意見)




以上は生理中のマインドケアだが、
生理前のホルモンバランスの崩れでも同様の負担が起こることがあるので気をつけたい。

(生理前の不調を「月経前症候群=PMS」と言う)



PMSについて話すと更に長くなるので割愛するが、
上記のイライラや悲しみなどに加えて
わたしはパニック障害とか起こりやすくなって電車に乗れなくなったり
食に走って過食症になったりとしんどい傾向にあったから生理中だけでなく生理前もきついと言うことをご理解頂きたい。

ここら辺も人によってマチマチだったりする。





以上が体の不調編だ。



女性のパートナーがいる人や、
身近に女性がいる人は是非その人に何が起きているかを知っといてあげて欲しい。


本当は支えてくれると尚有難いが、
まずは「辛いんだな」と共感してあげる事が寄り添いの第1歩だ。




より良い人間関係は、相互理解から始まる

お互い違う体だからこその違いをきちんと知ってあげよう。


次回はナプキンの種類や使い方の詳細
そして世間で起きている無理解による苦しみなどもお伝え出来たら良いなと思う。


つづく





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?