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メンタルが潰れて看護師辞めたら自分らしく働けるようになった話

今回は7年半看護師をした私のメンタルが潰れて無職になった結果、最高の職場環境に巡り合えた話です。

これまで4か所の病院やクリニックに勤めてきましたが、新人時代のトラウマがフラッシュバックしてメンタルが潰れてしまいました。

看護師をしなければならないという考えから抜け出せませんでしたが、アルバイトをしたり自問自答を繰り返すことで、今ではのびのびと保健師とWebライターをするに至ったお話です。

私は今めっちゃ元気ですし、看護師として医療機関に戻るつもりはありません。
今回のお話が仕事で悩む人や、苦痛を感じている看護師さんの参考になればいいなと思います。


即戦力になれずメンタルが潰れて看護師を辞める

家庭を優先しながらも未経験の科でスキルアップをするため、私はクリニックでパートの面接を受けました。

過去の経験や急性期が苦手なこと、だからこそ勉強をしたいのだと伝えると、とても歓迎されましたが、実際の現場で求められていたのは圧倒的な即戦力でした。
急性期病棟での経験が乏しい私は、知識もスキルも期待値以下なのです。

患者さんやスタッフの前で怒られる日々に、とうとう新人看護師時代のいじめやパワハラがフラッシュバックし始めました。
不眠、食欲不振、手の震え、動悸などの症状がでてきた頃から、どうやって仕事をしていたのかはあまり覚えていません。

私は初めて心療内科を受診、診断書をもらって逃げるように退職しました。
失ったものは自信と健康と仕事、残ったものはトラウマと病歴と借金です。

看護師の呪縛から抜け出せずにもがき苦しむ

職場から逃げることを優先したので、次の仕事なんて当然決まっていません。
夫は休んだら?と言ってくれましたが、家計的にも働かないという選択肢はありませんでした。

すぐに次の仕事を探しましたが、検索には必ず「看護師」を入れていました。
アルバイトだとしても一般の仕事より稼げるのが看護師です。

医療処置は完全にトラウマなので、高齢者施設や訪問入浴などを考えていました。
でも、そういった職場は看護師の人数が少なく、もしもの時は自分一人で対応することもあります。

看護師として働くことに抵抗はあるけど、看護師しか自分には道がないと思っていました。

収入ゼロから抜け出すためにWebライターと飲食のアルバイトを始める

クリニックを辞める直前、私は夫の勧めでWebライターを始めました。
今後仕事ができるか分からない状況で、在宅で仕事ができてメッセージ以外で人と関わることがないのはとても魅力的でした。

Webライターが何かも分かっていなかったけど、なりふり構っていられずがむしゃらに仕事をした初月の収入は1,000円程度。
自分の力でお金を稼ぐことに感動はしましたが、家族で生きていくにはゼロと同じです。

考えに考えて辛い方はどっち?と心に聞いてみると、収入がゼロ<看護師でした。
とにかく看護師をすることが辛くてしょうがないのです。

それでも葛藤しましたがやっと看護師以外の仕事をする決意をし、飲食店でのアルバイトが無事に決まりました。

シフトは保育園を継続できるギリギリの時間を入れ、月の収入は看護師時代の3分の1程度でしたが、「ゼロじゃない」という現実だけで気持ちは凄く楽でしたね。

とうとう私は看護師ではない人生の一歩を踏み出しました。

こんな平和な世界があるのかと思った

面接の時、看護師を辞めた理由は「疲れたから」と言っていたので、誰も私の過去を知りません。

アルバイトをしても常に家計はマイナスだし、社会不適合者となった自分に働くことができるのだろうかと不安でいっぱいでしたが、身体的にも精神的にもとっても良い環境でした。

接客も学生アルバイトの経験から問題はありません。

さらに年下の若い女性スタッフが多いのに女性特有のいや〜な人間関係はなく、雰囲気も和気あいあいとしています。
多少の愚痴はありますが、私が見ていた世界に比べれば可愛いもんです。笑

世の中捨てたもんじゃないし、自分が認めてもらえる環境ってちゃんとあるんだなと思えましたね。

人のためになる仕事をしたいと思う

人間関係が良い環境に身を置いたことで、次のステップを考えられるくらいにはメンタルが回復してきました。

次のステップとは単純に次の仕事についてです。
飲食店のアルバイトは確かに人間関係や仕事の内容も申し分ありませんでしたが、今のお給料では家計的にはマイナスのまま、とはいえフルタイムでの仕事はできません。

そこで、自分がやりたいことやできそうなことを考えてみました。
挫折をした直後の今の私には、苦手なことに挑戦しよう!とかスキルアップだ!といった向上心を考える段階ではありません。

看護師の可能性もこの時は少し考えていました。
回復期リハビリテーション病棟なら…という気持ちもありましたが、イメージするだけで涙が出そうになるほど怖くなります。

看護師の仕事にやりがいはあります。
急性期病棟ではなく、リハビリ病棟では楽しいと感じる瞬間もありました。
そこで「看護の仕事の中で、楽しかったりワクワクすることは何だろう」と考えるようになりました。

導き出した答えは「誰かの未来が良くなるサポートがしたい」です。
この結論に至るまでたくさんたくさん考えて、自分を見つめ続ける日々でした。

私が自分を振り返った軌跡は下の記事で見れますので、気になる方は読んでみてください。

保健師募集の求人をみてビビッとくる

自分のやりたいことが見つかったとき、偶然にも行政で新型コロナウイルス業務に関する保健師募集の求人を見つけてビビッときました。
これぞ天職じゃん!というよりも、「あぁ、こういう仕事があるのか」という小さな衝撃ですよ。

1ヶ月近く悩んだ結果、嫌なら辞めちゃえと思い切って応募してみました。
面接の時に、看護師を辞めた理由や医療処置ができないことを正直に伝え、業務内容や配慮していただけることなどを丁寧に話していただき、無事採用されました。

この瞬間まで、まさか自分が保健師として働く日が来るなんて思ってもみなかったです。
人生ってホント分からないですね。

自分にとって居心地の良い環境に身を置けた

人間関係は大丈夫かなあ?
患者さんと向き合えるかなあ?
仕事できるかなあ?

緊張と不安でいっぱいでしたが、今現在本当に良い環境で働かせていただいています。

人間関係なんて今まででダントツ良かったです。
ちゃんと相談に乗ってくれる上司と同僚がいて、自分のロールモデルとなる人と出会うこともできました。

電話がメインのコロナ業務でしたが、やりがいもしっかりありました。
看護師として医療機関にいる私じゃなくても、人の役に立ったりサポートできると気付けたことが一番良かったかもしれません。


看護師を辞めたことで得られたことはたくさんあります。

  • 看護師の自分を客観視できた

  • 自分を守るのは自分、会社は辞めた人間を守ってくれない

  • 自分に合う環境を見つめ直せた

  • 視野が広がった

  • 出会う人が変わった

  • 自分を認めてくれる環境があると知った

  • 居心地よくいられる環境があると知った

  • 精神的に落ち着いて家庭での笑顔が増えた

  • 本当にやりたいことが見つかった

  • 人に優しくなれた

2023年現在、保健師をしている私は自分史上で最も自分らしく働いています。
行政という機関で困っている人の未来のためのサポートができています。

数年前、仕事も健康もお金も自信も失って地獄を見てきた私には、到底こんな自分は想像できなかったでしょう。

次の私の目標は、私のように人生につまづいたり前に進めなくなった人たちを、未来に向けてサポートするコーチになることです。

あなたも今辛いことやこのままで良いのかなと思うことがあるかもしれませんが、一歩先には違う世界が広がっているかもしれませんよ。

今回は、メンタルが潰れて看護師辞めたら自分らしく働けるようになった話でした。

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