見出し画像

(漫画) 英国におけるポテチの立ち位置。


娘が通っていたナーサリーでは給食は出なかった。お弁当だ。入園したその日、ナーサリーからこんな注意書きのプリントをもらった。

-----------------
保護者の皆様にお願い
お弁当にクリスプスを持たせないでください。
ヘルシーなものを持たせてください。
-----------------

日本人には「え?」という感じだが、イギリスでは…在住の方や旅行で来られた方はご存知の通り、まあそういう事もあるかもしれないと思わされる話である。ポテチお弁当に持って来ちゃうの。というのも、例えばカフェのランチメニューなんかで「サンドイッチとクリスプス」というのは非常にポピュラーなメニューだから。日本の喫茶店でもたまにあるね。

どうも彼ら(と一括りにするのは良くないが)は、クリスプスを「おやつ」とか「デザート」とかそういうカテゴリに入れていない…?という気がするんですけどどうでしょう?
林望先生の名エッセイ『イギリスはおいしい』のなかで、イギリス人は食事を「主食」や「おかず」と分ける概念がなくぼんやり捉えている…というような話が書かれていて、それを鑑みても、このクリスプスも特段線引きされていない感じがしたんです。

日本人がよく好んで言い合いをする、
「バナナはおやつに含まれますか?」
「お好み焼きをおかずにご飯を食べるのはおかしい」

みたいな話はもしかしたらイギリス人にはナンセンスに聞こえるのかな?

で、私のブログとSNSの方でも聞いてみたら、「クリスプスは芋で炭水化物だからおやつじゃなくて食事の主食」という方や「crispsはsnack(スナック)。でもその前にランチ(昼食)そのものがそもそもsnack」という方もいるようで捉え方は三者三様。まあでも、何はともあれ、ポテチが日本人が考える以上に重要なポジションにあることは間違いなさそうです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?