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大塚国際美術館【陶板名画の世界】             【エッセイ】おでかけ倶楽部#6

クリスマス、年末、年始、、、
師走からの慌ただしさがようやく終わって
『さぁ、お出かけだぁ』
と胸高鳴る1月に
10年に一度の大寒波が襲来ーーー
おでかけ倶楽部活動日の早朝に
想像を上回る大雪で活動が中止になりましたーーー

「なんて日だぁーー」と叫んで
なんとか気持ちを立て直したけれど、、

その後も二回連続、私用で活動に参加できず
ようやく
よーやく
お出かけできましたぁ

今回は、車で約3時間
徳島にある『大塚国際美術館』へ
弾丸日帰り『名画鑑賞旅行』に行ってきました


世界26カ国の西洋名画を陶板で原寸大に再現

古代壁画から現代絵画まで世界の名画 1,000余点
音声ガイドやスタッフによる概要説明もある
見応えたっぷりの美術館です


絵画の知識が乏しい私は
美術館を訪れ絵画を鑑賞することも少なく
ましてや陶板の上の絵画など一度も見たことがありませんが
『大塚国際美術館』には一度訪れてみたいと思っていました

美術館内の鑑賞ルートは約4キロ
一日では観尽くせない規模だと聞いていたので
気合を入れて朝早い出発です

空は快晴!
久しぶりのおでかけに
気分は絶好調!


地下3階地上2階の大塚国際美術館入ってすぐにあるのが
ヴァチカンのシスティーナ礼拝堂の天井画と正面壁画
ミケランジェロによる「天地創造」「最後の審判」です

システィーナ・ホール
「天地創造」「最後の審判」

圧巻です
グワーッと迫りくるものがありました

これは、浮きたつ気持ちを鎮めて
一点一点真摯に向き合わなければいけない
そう思わせる空間でした

襟を正してじっくり宗教画を観ていると
時代や背景、作者の思い、そう言ったものを深く知りたいような
知れるような気持になってきます
手が触れるほどの距離に展示されているからでしょうか

「最後の晩餐」レオナルド・ダ・ヴィンチ

修復前と修復後の「最後の晩餐」が向かい合わせに展示されています
修復作業により消失点が発見されたそうです(こめかみあたり)

ゴッホやピカソの絵画を観ていると

オリジナル作品が見たい!

という気持ちが湧いてきました


油絵特有のゴツゴツ、デコボコした感じ
それによってできる陰影
その陰に潜む心の闇

そんな油絵に対する私の独りよがりな思い込みで
当時に思いを馳せたいと強く感じたのです


陶板の絵画には陶器特有の硬さや光沢がありました
その質感が
宗教画をより超現実的で神聖なものにしているように感じられ
私は好きです

一方、バロック絵画や近代絵画のように
人間味あふれる絵画を観た時には
その質感が冷たく感じられ少し違和感を覚えました
それでゴッホやピカソの絵画を前にした時に
油絵のデコボコとした陰影のある
オリジナル作品を観たいという気持ちになったのかもしれません


常々、芸術作品は好きなように楽しみたいな
と思っている私にとって
一日では観きれないほどの陶板名画に出会える
今回の『大塚国際美術館 名画鑑賞旅行』は
最高に素敵な一日でした



マーメイドカレー 美味しかった♪

お昼は館内にあるレストランで美味しいカレー♪
テラスから見える瀬戸内海
綺麗でした






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