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子どもの自主性を育む保育とは

保育の仕事をしていていつも思うことがあります。
それは、子どもたちには

自分で考える力をもっと養ってほしいということ。

もちろん周りの大人の意見を聞いたり
頼ったりすることは必要ですが、

周りの大人の言葉を素直に聞いて
そのまま行動するのではなく、
自分で意味を考えたり、
本当にそうなのかな?と斜めから見てみたり。

先生や親の言うことを素直に聞く子は、
小さい頃や学生時代は
大人に好かれて順調に育っていくと思いますが、

社会に出た時や、
いざ自分の意見を求められたときに
うまく表現できなかったり
自分に自信がなかったりします。

そして私たち大人は、
やはり素直に言うことを聞いてくれる子は
楽で育てやすいと思ってしまうので、

知らず知らずのうちに
子どもに対してそのような影響を与える
声かけをしているかもしれないのです。

「〇〇ちゃんはいつも良い子にしてるから大好きだよ」

と言われたら、その子は
言うことを聞いて良い子にしているから
自分に価値があるんだと思い、
良い子にするという呪縛から逃れられません。

「それやって良いって言ってないよ」

と、ことあるごとに注意されたら、
また怒られるかもしれないと思い
自分で自分の行動を決めることが怖くて仕方なくなります。

その結果

「〇〇しても良い?」

と確認ばかりして
自分の責任で動けない子どもになってしまうのです。

全てに対してしても良いかどうか親や先生に確認してから動けば、
もし注意されたとしても

「良いって言われたからやった」

と言い訳ができます。

自分ではなく
許可を出した人のせいにできるのです。

そしていつも確認ばかりしている子どもは、いざ

「自分で考えてごらん、どう思う?」

と問われたときに迷ってしまいます。
そして、自分の行動に責任を取ることが怖くて、
やりたかったことを諦める道を選ぶのです。

自分の子どもには、自分の生徒たちには、
どう生きていってほしいですか?

やりたいことや自分の進む道を他人に選ばせて操り人形のような人生か、
自分のやりたいことを全部やってみて、
失敗も挫折も乗り越えて自信に満ちた人生か、

私たち大人の態度、行動、言葉かけ、
全てが目の前にいる子どもたちの未来につながっていると思います。

私たちは、もっと子どもの考える力を信じて、
ルールにはめようとせずに
もっと伸び伸び考えさせてあげるべきだ。
と、いつも思います。

そして、私はそんな大人になりたいです。

なろうと頑張ってはいますが、
きっと今は自分自身がルールを強いられていたり、
自由に動ける立場でないことも問題で、

自分がもっと自由に自分自身の考えを形にできたり、
変えたいことを変えられたりする力を持てれば、
きっとその時、
私は私の理想の先生に近づくはず。

そう思います。

自分の理想の場所を作りたい、

日々この気持ちが大きくなっています。

そのためにお仕事、頑張るぞー!

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